映画 ジェイン・オースティンの「説得」 (2007)

ジェイン・オースティン原作の小説を映像化したもので96分のテレビ映画である。監督はエイドリアン・シェアゴールド、アンの役をサリー・ホーキンスが演じている。

描かれているのはイギリス貴族社会のありふれた日常に過ぎないが、舞台となる邸宅や広い敷地は本物が使用されており、よくできた19世紀の再現ドラマとなっている。ウェントワース大佐と、アンの恋物語であり、俗物がわんさか出てくる話である。アンが19の時二人は婚約したが、両親などの反対で婚約は解消となる。やがてアンが27になるが、いろいろな騒動と共にウェントワース大佐が現れるのである。最後までどうなるかわからない感じで進んで行くが、ウェントワース大佐があっさり告白してハッピーエンドとなった。

この映画はシネフィルイマジカで放映されたもので、今では観ることが困難かもしれない。調べてみるとBBC videoとして販売されていたようである。