売れっ子の作家ポール・シェルダンは新作の小説を書き上げると原稿をカバンに入れコロラドの山中から車で町へ向かう。折しも吹雪が吹き荒れポールの車は崖から転落する。もし後続車が無ければこのまま凍死していた筈だが、ポールの後をつけていた熱烈なファンによって救助され自宅へと連れ込まれる。
ここまではアクシデントとちょっとした美談という感じだが、このファンの女性がポールの看護をしながらだんだん本性を現すのである。1980年の映画シャイニングの再来かと期待させる。
まあ結局、原作がスティーブン・キングの小説だけに、アイデアと展開、念の入れようが良くできていて、怖いけど終わりまで観てしまった。現実においても暴力で支配されるのは何としても避けたいというのが感想である。