映画 パニッシャー (2004)

マニアックな犯罪アクション映画であり、主人公の活躍も目には目には目をという構図であり、あまり褒められたものではないものがある。FBIの潜入捜査官フランクは武器の密輸団を逮捕する際に、マフィアのボスの息子を巻き添えにして死なせてしまった。ボスのハワード(ジョン・トラボルタ)は静かな怒りをフランクに向けるが、妻のリヴィアの一言によって家族皆殺しを決意する。折しもフランク一家は、親戚とともにプエルトリコの海岸でバカンスを楽しんでいる最中だった。 武装集団が急襲しハワード以外は皆死亡する。目の前で妻子を殺されたハワードは復讐の鬼となるのである。

という発端だが、このままフランクが勝ってしまうとそれほど面白くないので、ハワードが向けた刺客との闘いがいくつかあって、フランクは瀕死の状態となる。そこから盛り返してハワード一味を全滅させるという話になる。元軍人だったフランクは兵器の扱いにも長けており、巧妙な作戦でハワードを嵌めてから、最後に仕留めるのである。この復讐劇はもろに犯罪であるから、警官だったフランクは自殺しようとするが、何とか思いとどまって新たな生き方を模索するのである。