映画 ハード・パニッシャー (2013)

今度はイギリスの話で、アフガニスタンで任務を行なっていた特殊部隊のジミーが帰国すると、両親が強盗団に惨殺されていた。理由は父親のモーガンが強盗現場に出くわして、被害者の女性を助けた時に、一味の男をハードパンチと棍棒の一撃で殺してしまったからである。現れた刑事は何とも公務員然としておりモーガンを逮捕、起訴するつもりである。一方野放し状態の強盗団は保釈中の父親の住居を突き止めて、夫婦共々拉致監禁して最後には焼き殺すのである。

移民のせいで治安が悪化し、警察も無力であるイギリスというのは映画で見たことがあるので、調べてみると『狼たちの処刑台(2009)』だった。こちらは面白かった記憶がある。

さて沈思黙考するジミーの元に現れたのは友人の刑事であり、犯人の情報を教えてくれる。ジミーはまず指令を出した男をあっという間に拉致監禁して、実行犯の4名の名前を吐かせてから焼き殺したのである。この後はその4名を猛獣狩りのように殺して行くというだけの話だが、ドラマ的展開もある。

移民→強盗団→治安の悪化を食い止めることは難しい。次に試されるのはメルケルが移民を増やしたドイツの警察だろう。