映画 ハロー・ドーリー! (1969)

トニー賞授賞作のハロー・ドーリー!(1964)はブロードウェイミュージカルの筆頭格であり、バーブラ・ストライザンド主演で1969年に映画化された。冒頭の街のスチール写真が動き出すところや、通行人のステップが音楽に合わさるところは芸術レベルまで洗練されている。仲人のおばさんドーリー役のバーブラ・ストライザンドのパフォーマンスは素晴らしく、名曲揃いなので映画にしてくれて有難うという感じである。

ストーリーは陳腐なものではあるが、バンドを指揮するルイ・アームストロングがハロー・ドリーを歌っている貴重なシーンもある。ミュージカルはヒットし海外でも公演されたが日本には来なかった。この頃のブロードウェイミュージカルは大概そうである。