一週間聴いて実像が掴めてきた。このカートリッジは周波数特性を別にすればべらぼうに高性能でハイファイであると思う。ごく一部のレコードでは周波数特性が気になるが、それ以外のレコードでは気になることはない。
試聴開始前に時間があったので従来のカートリッジを聴いてみたが、MC最高峰とされるMC~L1000は流石に繊細な高域と力感のある低域が両立しており、音量を上げると広大な音場が出現するという他のカートリッジでは不可能な事をやってのける。このカートリッジの難点はレコードを選ぶということに尽きるが、光電型カートリッジの場合はどんなレコードでも鳴らしてしまうという特技がある。クラシックもジャズもポピュラーもこのカートリッジで聴いて、たまにMCカートリッジを楽しむという生活でよいと思う。
光電式イコライザーIVで試聴を開始したが、8日目で発振のような症状が出てきたので、VIに載せ替えた。これはフォトダイオードのバイアスを簡略化したもので、音はちゃんと出たがツーというノイズが聞こえるのでIVと同じにしようと思う。次にオペアンプ式のIIIを試すことにする。
DCアンプなので念のためにローカットのCを入れておいた。クリアーな音でとても良いと思う。
追記 IIIは電源にリプルフィルターが入っていないので急遽入れようと思う。やっぱりノイズが聴こえている。