2024-11-07 映画 さよなら渓谷 (2013) 映画 この映画が芸術映画らしく見えるのは、前振り、説明が一切なく始まることと、心象風景のような薄暗い映像、センスのいい構図、創造性のあるオリジナル音楽がかぶさるといった作り手の工夫が表れているからだろう。 監督の父親が麿赤兒というのも何か暗示的である。真木よう子の演技は然程優れているとは言えないが、ルックスの良さが海外での評価につながっているし、ATGの映画の系譜を受け継いでいると感じられる。