YouTubeのおすすめに出てきた無料映画なので見た。成程70mmフィルム、オールスターキャスト、伊福部の音楽と大映の自信作であることは確かである。大掛かりなセットも迫力を出すことに成功していた。
企画、脚本の段階でこうなってしまったのだろうが、これは豪華なセットで演じられる戯曲という感じがした。演者の役割、セリフが型にはまっていて、真実味が感じられないのである。ブッダの話はもっと哲学的で、勧善懲悪の要素は出てこないと思う。悪人は理に従って自滅する。まあこの作品は過渡期のものであり、次の時代では映画はその特性を生かしてもっと進化してゆくのである。