村田沙耶香著 コンビニ人間(2016)

 主人公の恵子はサイコパスとまではいかないが独特の感覚の持ち主であり、それを隠しながらコンビニ店員として働きながら社会に同化していた。 この人の思考過程は常に独白として垂れ流されている。次に重要な人物である白羽は思考過程をベラベラ喋りながら行動している。そのほかの一般人は言動から一般人とわかるだけで、本当はどうなのかはわからない。

 異常例を詳述する文学はなんか症例報告みたいで純文学とは違うような気がする。一般人の奥底にある人間性を描く方が文学だと思う。