映画 二人の銀座 (1967)

 主演の和泉雅子はもう活発な女子大生という雰囲気で、若大将シリーズに出てくるマドンナより全然良いのである。ベンチャーズ作の『二人の銀座』がこのようなデュエットになった経緯は面白い。予定通りだと若大将が歌っていたかもしれないのである。

 姉と作曲家の恋愛に絡む音楽業界の暗部が主題となっていて、これは少々手が込んでいるが、結局のところ当時流行した学生グループサウンズのストーリーとなっている。登場するのは架空のバンドで、ちょうどワイルドワンズみたいな感じである。のちの世代がこれを実行し、そのまま成功しているのがサザンオールスターズだが、彼らもこれを見たか、或いはその頃全盛だったグループサウンズをテレビで見ていたのだろう。