ラブクラフト全集 第3巻

 引き続きラブクラフトを読んでゆく。第三巻からとりあえず3編。

 ダゴン、家の中の絵、無名都市どれも短編で、それぞれ太平洋、ニューイングランド、アラブの砂漠地帯が舞台になっている奇譚である。相変わらずこの作者らしく史実のような、そうでないような微妙な線を行っている。すべて手記の形式で書かれているが、最後に本人が(多分)死んでいるので、話が残っているのがおかしいことになる。回想手記なら辻褄が合うのだが。

  どれも映像化すれば面白いと思うが、「家の中の絵」についてはこれに状況が似た映画を最近見たような気がする。調べると悪魔のいけにえ(1974)だった。