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映画 グランドホテル (1932)

  自称男爵のガイゲルンは人気バレリーナグルシンスカヤの宝石を狙っている。グランドホテルに泊まり込み盗み出すチャンスを窺っている。今夜決行するらしい。会社社長のブライシングは合併の案件を進める為同ホテルに宿泊し美人タイピストのフレムへェンを今日から雇っている。ガイゲルンはホテルの通路でフレムへェンと知り合い翌日会う約束をする。

  その夜ガイゲルンがグルシンスカヤの部屋に忍び込むと予定より早くグルシンスカヤが帰ってきた。舞台のプレッシャーから踊らずに帰ってきたのだ。これで契約は解除され引退する覚悟を決める。カーテンの陰で聞いていたガイゲルンは泥棒であるのに姿を現しグルシンスカヤを慰めようとする。ガイゲルンが告白すると気位の高いグルシンスカヤは数分居ても良いと言う。

  ブライシングの会社の社員だったクリンゲラインは余命を宣告されておりこのホテルで財産を使い果たそうとしている。今日からスイートルームに変えてもらった。その日はしこたま飲んで上機嫌で部屋に帰って来た。

  グルシンスカヤが自分の昔話をしガイゲルンが素性を告白する。自分は放蕩息子のギャンブラーで泥棒だという。グルシンスカヤは真珠は持って行けと言いガイゲルンはもう泥棒はできないと言う。結局二人は結ばれてしまう。急に元気になったグルシンスカヤは明日公演が終わったらウィーンに二人で行こうという。

  合併の交渉は不調に終わり契約が白紙になるがあらぬ事にブライシングが嘘をついて契約に漕ぎ付ける。この嘘の為にブライシングは追い詰められる。気晴らしにイエロールームに飲みに行くと社員のクリンゲラインが秘書のフレムへェンと踊っている。ガイゲルンが取り持ったのだ。ブライシングはクリンゲラインに嫌味を言い罵倒する。ブライシングも猛然と言い返すが首を言い渡される。

  この後はガイゲルンが賭博をし窃盗をしブライシングに殺されるという結末が待っている。やや作為的すぎるようだがちょっとカサブランカのような後味が残った。