2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

森敦 月山 (1973)

深沢七郎を一冊読んで、まあこれでいいかと思ったので次の本に行く。森敦『月山』を文春文庫の新品で入手した。『鳥海山』も併録されている。 昔僕が仙台から天童を通り銀山温泉までドライブした時に、左手の方向に月山はその姿を現していた。山形が舞台の映…

映画 砲艦サンパブロ (1966)

米国の軍艦サンパブロ号が長沙に停泊中に中国の情勢が悪化し、自国民を保護する任務につくという話である。情勢が悪化する前は水兵たちは酒場で女を買ったりしていたが、国民党軍がやってきて煽動された民衆による排斥運動が起こるのである。サンパブロ号も…

光電式カートリッジ専用イコライザーアンプ (5)

Lchも出来たので特性を調べておく。 続いてイコライザーカーブをシミュレーターでみる。 金田式実機の特性はこうなっている。 手持ちにはこの定数のものが無いので部品をもう少し調達して先へ進む。

光電式カートリッジ専用イコライザーアンプ (4)

Rchのアンプ部ができたので特性を調べた。 Io = 4mA これはなかなかいい。 回路で気になるのは、入力のRchとLchのコールド端子がつながっているとまずいということだ。アルミシャーシでつながっている可能性がある。今回採用したのは絶縁型端子だが念のため…

光電式カートリッジ専用イコライザーアンプ (3)

まずは終段に4mA流すのに成功した。終段石は入手しやすい東芝の3SK291である。 電源供給はモバイルバッテリーから行えるようにした。 ここに来るまでに無線と実験の2022年12月号と2023年1月号を電子版で購入し読んでみた。こつは大体つかめた様な気がする。…

光電式カートリッジ専用イコライザーアンプ (2)

電源周りが動作okとなったので、次はアンプ部を完成させる。 フラットアンプとして作った後、光電式対応部を慎重に完成させて、最後にフィルター部を付け加えるようにする。このように各段階毎にチェックしてゆけば、作ったけれど駄目だったという事態になり…

映画 パリ警視J (1983)

この映画は見終わった後に、〜という夢を見たという結語が来て、やっとしっくりくるのでは無いだろうか。それほどこの主人公Jの大暴れぶりは度を超えている。 無法地帯と言われるマルセイユとパリを舞台に、ジョルダン警視がフランス最大の麻薬組織のボス、…

光電式カートリッジ専用イコライザーアンプ (1)

DSオーディオ社の光電式カートリッジDSーE1 用のイコライザーアンプを作ってみる。DSーE1は11万円するものだが、 思い切って買うしか無いだろう。回路図と基板図は昨日書いてみたが、作りながら細部を詰めてゆく。手持ちの部品はこれだけ あった。 このケー…

映画 樹氷悲歌 (1971)

見たままの映画である。明日山へいくという話が持ち上がったとき、もしやこのタイトルの意味するところは遭難では?と思ったがその通りだった。愁いを含んだ貴公子篠田三郎と美人の関根恵子が主人公である。伴淳三郎のいつものお父さん役はぴったりで揺るが…

映画 バス停留所 (1956)

冒頭の寸劇で、モンタナの牧場での練習風景がでてきて、これから主人公のボーがロデオ大会に出場するのだという。育ての親のような男ヴァージルがボーに同行する。事の発端はヴァージルがボーに対してこの旅行で女を見つけろと言ったことである。 長距離バス…

深沢七郎  言わなければよかったのに日記 (1958)

中公文庫で見つかったので入手してみると、2017年改版発行とある。今でもファンが多いのか、新品でゆっくり読めるのはありがたい。ギター独奏のCDも出ているがこれは中古品でも入手は難しいだろう。他の方法で聴いてみたが名人芸というほどではなかった。僕…

映画 評決 (1982)

仕事の少ない酒浸りの弁護士を演じるのがポールニューマンで、彼がやりたいようにやるという話だった。まず仲間の弁護士のアドバイスを無視し、クライアントの意向も聞かず、相手側からの好条件の示談を蹴って、公判へと突き進んだのである。 勝算はあるよう…

映画 カクテル (1988)

これは主演のトム・クルーズも思い出したくない作品だろうと思う。セリフが全部説明的だし、特に女性のセリフに説得力がない。主人公が行く先々で、セックスする相手が現れるというのも、村上春樹の小説のようで嫌である。 これも1988年の映画で、お金と女性…

映画 ワーキング・ガール(1988)

80年代NYのウォール街で働く女性の物語で業務内容は証券、裁定取引、M&Aと時代の先端を行くものである。主題歌は聞き覚えがあると思ったら、カーリー・サイモンの「ステップ・バイ・ステップ」で、日本では島田歌穂がカバーで歌っていた。 主人公のテス(メ…