パワーアンプ III
パワーアンプIII の中身を替えて音を楽しむ。基板とGaNの石は和菓子の箱に入っている。 ビス落下防止ドライバーを今日から使用する。今まで随分と苦しめられたがもうその苦労の必要はない。 いつもの出力ショートピンを作っておく。 これがあると出力段を外…
このようなSITとMOS FETの複合素子を作る。パート2でやったやつである。 半導体アナライザDCA75でテストするとJーFETと認識される。 R=100Ω R=220Ω これをこのままK180シングルアンプに入れて音を確認する。 R=220Ω なかなか良い結果が得られている…
UnitedSiC社のPower JーFETが入手できたのでパワーアンプIIIに組み込んだ。 K180の替わりにそのまま入れることができる。 このような特性になった。 エージングを兼ねて音を確認している。
1.3Aも流してるとたちまちにして熱々となるので小型ファンを導入した。 このアンプで聴くとしたらまずリストのVia Crucis、ビルエヴァンスのパリコンサートだろう。
このアンプはアイドリング自動調整機能があるのでSiC MOSなども温度補償無しで使えると思う。 このようなのを作って挿すだけである。CREEのCMF10120Dを使用した。 アイドリングは無調整で安定している。 特性はこのようになった。 前回のSITシングル どちら…
電流容量をアップしたのでアイドリングを増やして歪率を測定した。 このようにダイオードを増やす。 Io = 1.7A 位になる。 ずいぶん低歪になる。 参考 測定後両chを1.2A位に調整した。
過電流保護回路がよく作動するのは2.5Aで作動する定数で作ってしまったからなので、定数を変更して3.5Aで作動するようにした。 シャットオフのテストは合格した。本当に3.5Aになったかどうかは運用して確かめることになる。 回路図
昨日からメインシステムに入れて音を確認している。 音の滑らかさ、交じり気のなさはダントツ一位、低域は改良の余地ありという結果となった。下のBー1のようなアンプも凄いし、もうこれはCongratulations!と自分で言っておこう。DIYの分野なので仕方がない…
問題点の解決に一日かかったがやっと音が聴けるところまで来た。 問題点とはアドリングとオフセットが安定して動作するところまで来ていながら音楽信号を入力するとオフセットが2V位になり保護回路が作動することである。発振のような気がするが何とか止めな…
ファーストワットのSIT 3がJoshinなどで60万出せば買えるという現状である。今製作中のSITシングルアンプは5万円くらいで作れると思う。この辺まで進捗した。
この回路にはオフセット調節のVRが無いがその理由は多分こうである。 青丸のところの電位が定まらない回路になっていて、NFBをかけると定まるようになっている。入力の電位が0Vなので出力の電位も0Vに近いところに落ち着くはずである。実際にはどうだろうか…
ネルソン・パス風のアンプは1998年の完全アンプがあるが、いよいよSITシングルアンプを製作する。 回路は上條信一氏のホームページにあるものを試みる。 一部明示的でないところがあったが自分の考えで補っている。 パワー・アンプ III をベースにここまで進…
あれから毎日メインシステムで朝夕1時間づつ鳴らしてみた。特にトラブルらしきものは見られなかった。音も大体わかったので測定した。 電流を絞ってあるので差がついているが壊れるとまずいのでこのまま聴くことにする。
パワーアンプIIIにGaN FET アンプを登場させる。いわば真打のようなものである。まずSiC MOSで電流値を調整しておく。 以前作っておいたこのような回路である。 意外とソフトな音がする。間接音が多い印象だ。 1日聴いたら特性を調べておく。 このようになっ…
このような回路になった。HCAアンプと比べて入力インピーダンスが高いのでプリアンプが楽である。 測定する。 結果 二次歪みが最小になるよう調整した。その分オフセットが悪化する。 シミュレーターの結果と比べてみる。非常に似通っている。二次歪みの打ち…
テスト用スピーカーでトラブルが出ないか見る。 トラブルの少なそうなアンプである。 メインシステムに入れて試聴する。ゲインが1に近いアンプなのでDCプリアンプ直結とする。あるいは電解コンデンサーを入力に入れても良いだろう。 ふわっとした柔らかさ、S…
HCAアンプは電流入力の反転アンプだが、入力抵抗が低い方が電流を取り込みやすい。だが低いほどプリアンプに負担がかかることになる。出力が取れる最適な値があると思うが昔の実験では330Ωくらいだった。帰還抵抗をニクロム線で構成したアンプの音をパワーア…
最後にシミュレーターで歪みの生成を調べた。 フーリエ解析で各次の歪みを測定してグラフ化する。 実物のアンプと比べるとよく似ている。 シミュレーターではノイズが現れないので実物のアンプのノイズをグラフに書き込んでいる。
メインシステムに入れて音を確認した。 これまで聴いてきた完全アンプの音だった。甘口でフォーカスが微細という特徴がある。 最終回路
さらに実験を続ける。 差動アンプに2N7000を採用する。これで直線性が随分良くなるだろう。 三次歪みがこのくらい改善する。 5Vカスコードの実験も行った。 アイドリングが250mAに激減し、歪みも大きいようだ。これは良くなかった。
やっと実験にたどり着いた。今回はこの様な回路で終段に400mA流している。 するとこのような特性になった。 ○印のところを見ると、終段が発生する歪みはやはりわずかだという事がわかる。 盛大に出ている三次歪みは初段差動アンプを目一杯使って終段をドライ…
そもそもの完全アンプの由来はPNPトランジスタのhFEの直線性の良さに着目して作ってみたというものである。 だが作ってみると特性は普通だった。なので今回は東芝の2SA1943をカスコードにして5Vで動作させてみる。 2SA1943
次に作るのは1998年に登場した完全アンプである。完全対称アンプに対し名前だけは勝っているというパロディのようなアンプだったが、かと言って音で負けているわけでもない。 今回はパワーアンプIIIがそのまま使えるのでずいぶん楽である。
測定した。 最大出力付近では保護回路が働いてしまうのでここまでにした。
電源投入時のポップノイズが大きいのでミューティング回路を挿入する。 これでいつでも気軽に楽しめるようになった。 音質は切れ味があって柔らかく深みと音の伸びが感じられる。バイポーラ最高峰と言ってもいいかもしれない。
バイアスのチェックは合格した。 アイドリングとオフセットを見る。 大体完成 メインシステムでちょっと聴いてみる。小型アンプとは言えLAPTの2パラは侮れない。
これはなかなかのものだ。 この辺まで進展した。
ボチボチと始めてみた。 実物と合わせて大きさを見る。 本当に入るのか確かめる。 この後ポンチを打つことになる。
連休前に荷物が到着した。 これだけで2万円するがまあ安い方である。 連休に工作し首尾よく完成すれば、後半にはゆっくりと音楽が聴けるという特典が見えているので若干モチベーションが高くなるのである。
オルタネート型LED付きプッシュスイッチ 点灯テスト これを付ける予定。パワーアンプ III は次の連休マターになっているので完成させて音を楽しむつもり。