FM
吉田秀和はもういいと思う。大体分かったでしょう。さてNHK FMの世界の民俗音楽が終了して久しく後継番組も無い状況である。小泉文夫の神通力が失われているのではと危惧するこの頃であるが、この様な素晴らしい番組があった。今日からエアチェックを始める…
チーフプロデューサー西川彰一の言。云々、この番組の最大の魅力は何と言っても吉田秀和という唯一無二の音楽評論家の自由自在な語り口にありました。原稿があるとはいえ随所に入る吉田さんのアドリブの一言こそが重要で別の人間が原稿をそのまま読んだので…
時報 (女性アナの声で) 名曲のたのしみ。41年にわたって解説を担当された音楽評論家の吉田秀和さんが去る5月22日お亡くなりになりました。この時間は今年4月に収録したラフマニノフその音楽と生涯の最終回をお送りします。 名曲のたのしみ吉田秀和。云々、…
時報 (女性アナの声で) 名曲のたのしみ。41年にわたって解説を担当された音楽評論家の吉田秀和さんが去る5月22日お亡くなりになりました。この時間は今年4月に収録した私の試聴室をお送りします。 名曲のたのしみ吉田秀和。今日は試聴室の番ですけれども僕…
時報 (女性アナの声で) 名曲のたのしみ。41年にわたって解説を担当された音楽評論家の吉田秀和さんが去る5月22日お亡くなりになりました。この時間は今年4月に収録したラフマニノフその音楽と生涯の第25回をお送りします。 名曲のたのしみ吉田秀和。ラフマ…
時報 (女性アナの声で) 名曲のたのしみ。41年にわたって解説を担当された音楽評論家の吉田秀和さんが去る5月22日お亡くなりになりました。この時間は今年4月に収録したラフマニノフその音楽と生涯の第23回をお送りします。 名曲のたのしみ吉田秀和。先々週…
今日は試聴室。シューベルトのシンフォニー第1番と2番を聴いて見たいと思います。シューベルトは31歳と言う若さで死んでしまいましたけれども、その短い生涯の中でシンフォニーは8曲書きましたね。若い頃の1番2番といったものはほとんど演奏会には載り…
今日はラフマニノフの連続放送の22回目にあたります。ピアノ独奏曲を聴きましょう。ラフマニノフは練習曲というのを二つ残しています。それには音の絵という副題がついていますけれどもそれぞれ9曲からなるものですが 、第1集の第4曲は後で改訂版ができて…
今日はラフマニノフの連続放送の21回目の放送になりますね。ラフマニノフはピアノソナタとなると二曲しか書いていません。そのうち第一番は1907年という若い時のもので今ではほとんど演奏される機会のないものですねえ。それに対してもう一曲の第2番の方は…
今日は四月の試聴室の番ですがプロコフィエフのピアノコンチェルトを二曲聴こうと思います。ラフマニノフの作品1はピアノコンチェルトの第1番でした。でこれは彼がまだモスクワの音楽学校のピアノ科と作曲科の生徒だった頃に書かれた作品でした。ロシアから…
今日はラフマニノフの連続放送の20回目にあたります。まず合唱交響曲「鐘」作品35。これはエドガー・アラン・ポーの詩によるもの。1913年の作曲で彼がローマに滞在中に作曲されたものです。作者自身が後の1933年のインタビューであなたの最高の作品は何です…
今日はラフマニノフの連続放送の19回目にあたります。まず練習曲、又の名「音の絵」作品33、これから聴きましょう。ラフマニノフはピアノのための練習曲をそれぞれ9曲づつからなる二組書き残しています。それが作品33、および作品39として出版されてます。ラ…
今日はラフマニノフのピアノ協奏曲第三番ニ短調作品30これを聴きましょう。これはある意味彼の創造の頂点に立つ音楽ではないでしょうか。ラフマニノフはピアノの稀代の名手であると共に未曾有の発展を遂げた楽器としてのピアノ、これを使った名手としての大…
今日はラフマニノフの連続放送の17回目に当たります。ピアノ曲を聴くことになります。ラフマニノフは4曲のピアノコンチェルトを始め大作が代表的なものですけどしかしそれだけじゃなくて1分、2分、せいぜい4、5分くらいまでの小品もたくさん書きました。その…
今日はラフマニノフの連続放送の16回目に当たりますからまず交響詩「死の島」作品29、これから聴きましょう。ラフマニノフは1907年パリにいた頃セーヌ川の河岸に露店がずっと出てましてね、これは今でも出てますけど、そこで版画を売ってた。その店でもって…
今日は試聴室の番なのでアレクサンダー・ボロディンの音楽を聴きましょう。ボロディンは1833年の生まれで1887年に死にました。彼の頃のロシアの音楽は西洋(ドイツ)の音楽の作風を尊ぶ人たちとロシアの民族主義的な傾向を重視する人たちとの二つに分かれて…
今日はラフマニノフの連続放送の第15回目にあたります。ラフマニノフは並外れたピアノの名人で彼の手がけた作品の中でもピアノのための曲が圧倒的に多い。しかしその中でソナタということになると彼は二曲しか書いてません。いくらラフマニノフが保守的な作…
今日はラフマニノフの第13番目の放送の日になります。ラフマニノフはシンフォニー、3曲書きました。その第1番は1895年、22歳の時ですがその二年の後に初演がありました。そこでさんざん酷い声を浴びせられたので心に深い痛手をこうむってしまいまして暫くは…
今日はまずラフマニノフの歌から聴きましょう。前にも聴いた作品14の歌曲集、これは12曲からできているものですけど、その9、10、11、12と4曲を続けて聴くことにしましょう。9番の曲は「彼女は真昼のように美しい」その次「私の心の中に」、第11番の曲は「…
今日は試聴室の番ですからアレクサンダー・スクリャービンの音楽を聴きましょう。スクリャービンはラフマニノフとは音楽学校の同窓生です。彼は19世紀末から20世紀前半のロシアが生んだ桁外れに特異な才能の持ち主でした。20才の時音楽学校を卒業したんです…
試聴室の日。今日はリストの生誕200年を記念して20世紀から今日に至るピアノの名手によるリストの作品の演奏を聴いて見ましょう。まずアルトゥール・ルビンシュタインのピアノ独奏でリストのピアノコンチェルト第1番変ホ長調これを聴こうと思います。ルビン…
ラフマニノフその音楽と生涯の12回目にあたりますけども。今までもお話ししてまいりましたようにラフマニノフは云々。ピアノ独奏用の小品もたくさん書いています。中でも前奏曲と呼ばれるものが全部で24曲あります。作品23の前奏曲集というのは特に有名なも…
(ラフマニノフ連続放送の11回目)云々。じゃチェロソナタト短調作品19を アレクサンドル・クニャーゼフのチェロ、ニコライ・ルガンスキーのピアノで全曲続けて聴きましょう。〜音楽〜 このCDは2011年発売なので当時出たばかりのCDである。滑らかに進んで行…
チーフプロデューサー西川彰一が担当し過去の試聴室二回分を半分ずつ放送する。 1993年10月31日放送分 吉田秀和 名曲のたのしみ。今日は10月の最後の日曜なので試聴室の番。それであのうアンドレイ・ガブリーロフの演奏を聴きましょう。彼は西と東を往復して…
ラフマニノフの連続放送の10回目。独唱歌曲を84曲全部聴くらしい。エリザベート・ゼーダーシュトレーム のソプラノ、ヴラディーミル・アシュケナージのピアノによる歌曲全集のCDが用意されている。国内の政情不安によるラフマニノフの作曲状況への影響に言及…
ハイドン連続放送の第58回目。ここからはテストを兼ねて6C33CーBアンプで聴く。ピアノソナタ ニ長調ホボーケン番号16ジャンルの51番これを聴きましょう。二つの楽章しかない短い曲ですけど。内容的に充実した個性の強い曲と言えるでしょう。第1楽章アンダン…
ハイドン連続放送の第57回目。シンフォニー102番変ロ長調を聴きましょう。1794年から1795年二回目のロンドン旅行の時に初演された曲。演奏される回数は少ないが玄人好みであり最高傑作と云う人もいる。楽章ごとに調性、速度記号、拍子、主題、転調について述…
今日は試聴室。ウィーンフィルの首席フルーティストでソリストとしても活躍しているウォルフガング・シュルツ。彼の演奏で20世紀のフルートソナタを3曲聴く。ピアノはアドリアン・コックス。一番最初はプロコフィエフのフルートソナタニ長調Opus94。全曲聴き…
ハイドン連続放送の第54回目。シンフォニー第99番変ホ長調は1793年に作曲されクラリネットが初めて用いられている。ハイドンは弟子のベートーベンを連れてアイゼンシュタットに滞在したという。楽章の調性、速度、表情記号、形式、中間部の形式について述べ…
当時腰を据えて聴く事はなくてカセットに録音しておいたものである。この番組は聴いて楽しいと言うようなものでは無い。今なら秋の夜長に聴くのもいいなと思える。 <ドビュッシー その音楽と生涯>晩年の歌曲「マラルメの3つの詩」について標題を述べ詩の一…