2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

パワーアンプ III (6C19P OTL)

水面下で作っていたがそろそろ記事にして行こう。 基板はこのような感じである。これに高耐圧トランジスタが2個載ることになる。 今聴いているのと同じ回路を踏襲する。 この辺まで来た。

6C19P OTL ミニワッター II (6)

ヒーター電源は今のところACアダプターに直に接続されているので起動時のラッシュカレントでACアダプターが気絶する。4回ほどオンオフすると電流が流れるようになる。これには解決法があるので試みた。 このような基板をつけてやれば定電流化するので一発で…

6C19P OTL ミニワッター II (5)

完成したので音楽を楽しんでいる。 今まで聴いていたのは何だったのかという程のレベルである。高域の爽やかさとエコー感、低域の高忠実性、これらはこれまで聴いたことが無い領域だ。 また何かできるような予感がする。回路はこのアンプのコピーだが。

電源部の変更

6BQ5 SEPP用に用意した電源。 6BQ5のバイアスは−6Vくらいなのでこれで十分だったが、6C19Pは−55Vもある。この電源で −200Vを作ると電圧が足りなかった。無負荷で−220Vに設定すると動作時に保護回路が働くようになる。 今回このような回路に変更して、各コン…

6C19P OTL ミニワッター II (4)

負のバイアスを作る抵抗を22kΩにして調整したところ。−54Vになった。 真空管をつないでアイドリングとオフセットを見る。調整すると10mA、14.8mVとなった。 このときの初段の電流は1.6mAである。 ショートピンを外して無帰還アンプとして測定した。 32Ωのス…

6C19P OTL ミニワッター II (3)

定格と出力特性 出力特性から伝達特性を読み取る。 バイアスが−55Vの時12mA流れると予想される。そのようになるよう定数を決定する。 回路図と基板図を示す。

6C19P OTL ミニワッター II (2)

ビニル被覆線を色々購入した。 AWG24 AWG22 AWG20 AWG20で良さそうだ。とりあえず配線をし直した。 随分簡素になりぎゅうぎゅう詰めでは無くなった。中のパワートランジスタが無くなったので放熱的にも有利である。

6C19P OTL ミニワッター II (1)

今回6C19P OTL ミニワッター を革新する。配線をより細いものに変更し、基板は新しく作る。 これまでのアンプと基板。 このアンプの最終的な特性。初段電流を調整した。 新しい基板を作っているところ。

NHKドラマ あまちゃん (2)

あれから見続けて148回くらいまできた。一朝一夕には成し遂げられない事はこの世には多々あるが、これもその一つである。北三陸から東京へ、東京から北三陸へと舞台が変転するが、理由づけがそれなりにある。よくできている脚本だ。登場人物は生き生きとして…

6BQ5 ハイブリッドSEPPパワーアンプ (5)

同じ定数で残りのチャンネルを組む。 グリッドバイアスを−5.7Vに調整。 初段電流1.214mA、アイドリング5.4mAに設定。 オフセット1.7mV、アイドリング5.9mA。 完成写真 抵抗負荷でオフセットを確認後、32Ωのバスレフスピーカーを鳴らしている。

6BQ5 ハイブリッドSEPPパワーアンプ (4)

出力が小さいのでドライブ電圧が足りない可能性がある。グリッドとカソード間の抵抗値を大きくすれば良いのだが、この方式だと大きくすればするほど初段の電流が小さくなる。試しに6.8kΩにして電流引き抜き回路をつけてみたがうまくいかなかった。次に単純に…

6BQ5 ハイブリッドSEPPパワーアンプ (3)

初段FETの電流を見る。1.5mAに設定した。 電流メカが完成したところ。出力にショートピンが刺してあるのがわかるだろうか。 グリッドに与える電圧を見る。−12Vに設定した。 これに6BQ5を刺すと真空管を含む電流メカが成立する。この定数だとまだカソード電流…

6BQ5 ハイブリッドSEPPパワーアンプ (2)

基板図は書くとこのようになる。回路がシンプルなのでぎゅうぎゅう詰めにはならない。 シャーシは6BQ5 OTL、EF86イコライザーを載せてきたものを使う。配線の一部を手直しをする。 基板ワークでまず電流メカの成立を目指す。 電流メカが正しく動作すれば後は…

6BQ5 ハイブリッドSEPPパワーアンプ (1)

6C19P SEPP OTLアンプで音楽を聴いている。このアンプは電源が簡単である代わりに熱源となるパワーTRがカソードにぶら下がっているので、なんとか排除したい。今回いよいよ解決策に取り組んでみる。 このような回路になる。いたってシンプルだが最近やっと思…

12AU7ハイブリッドSEPPパワーアンプ(2)

各種トランスでデータを取ってみるとSTー32で59mW(歪率6.4%)、ソフトンMT−128で51mW(歪率10%)、5Kアウトプットトランスで26mW(歪率10%)となった。ST−32で十分であることがわかったのでこのシステムで聴くことにした。写真ではAT−403−2に挿し替えて…

12AU7ハイブリッドSEPPパワーアンプ

山水ブランド(橋本電気)のトランスが製造されているのだという。 緑色の方が有名なSTー32である。 これを1.2kΩ対 8Ωのマッチングトランスとして使う。出力は0.2Wである。 このように12AU7 ヘッドホンアンプに乗せて使う。 FE103SOL(16Ω)で聴いてみる。余…

各種ヘッドホンアンプの音質評価

今回驚いたのはこの6418ヘッドホンアンプ。聴いたことのない不思議な音がする。音の佇まいがほのかに輝くようで各パートが全部聴こえてくる。オーケストラもスティーリー・ダンも。考えられるのはAKGのヘッドホン、真空管、バッテリー駆動という要素だろう。…

ECC88 ポータブル YAHAアンプ (4)

プレート電流が大きすぎたので回路を変更した。レギュレーターの定数も変更した。 ゼロバイアスにしたところちょうどいい電流が流れたので、オペアンプ部も簡略化できた。 プレート電流は0.14mAと0.12mA。 ヒーター電流は314mA。 音楽が無事聴けたので特性を…

ECC88 ポータブル YAHAアンプ (3)

配線が終わったところ。これから配線の無謬性を証明して行かなくてはならない。単なる目視ではなく電気的、物理的に証明する。 珍しい12Vバッテリー。暖房ジャケット用に開発されたものらしい。接続コードは合うように自作した。 +12Vが来ている事を確認す…

ECC88 ポータブル YAHAアンプ (2)

ECC88のヒーター電流は365m Aで6N1Pと比べ半分である。 回路図と基板図。ヒーター回路は定電圧なのでこの定数で大丈夫だ。 この辺まできた。配線が終われば基板ワークだけになる。