2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

各素子の出力特性の計測(3)

東芝のIGBTを調べる。IGBTが市販のアンプに採用されたことは無いと思う。ケンウッドの高級アンプで採用を検討されたと言う記事を読んだ事がある。結局バイポーラが採用された。 この領域ではややゆるい飽和特性と急峻な伝達特性が特徴である。こういう素子は…

福田正巳著 極北シベリア 岩波新書(1996)

この本の記事は興味深い事だらけで、とても面白いが読んでいてまた一つ謎が氷解した。このような記述である。 《西シベリアのタイガ地域には、約40%もの沼沢地が分布する。特にオビ河中流域では、タイガの間に大小無数の湖沼と湿原が分布する。この大沼沢地…

各素子の出力特性の計測(2)

今回のアンプは2022年版NEW HCAアンプ パート2の基板を再利用したものである。 これが元の基板 部品を取り外すのに24分かかった。ゼロから作るよりは楽で速いと思う。 完成した基板 回路図と基板図 アンプは完成した。終段にはSiC MOSを載せている。 こ…

各素子の出力特性の計測(1)

このような基板を作成した。 電圧計はamazonで購入したもので、電源とセンサーの配線を分離した。測定範囲は30Vまでとあるが、40Vでも壊れなかった。 まずSiC MOSを計測した。わりと飽和特性っぽい。

今月の最低気温

このところ部屋が寒く感じる。このような寒さはあまり経験がない。 21℃くらいだと寒くないが16℃だとやっぱり寒い。 気象庁のデータを閲覧して 3月の最低気温を去年と比べてみた。 このようになっていた。本当に寒くなっている。 一昨年も加えてみた。 例年に…

探査車組み立て計画(8)

2024年のUniversity Rover Challenge の予選通過チームが発表された。日本からはARES project、日米混合のKARURAプロジェクトの決勝進出が決まったようだ。おめでとうございます。 まあJAXAの方は自前では作らないようでつい先日実機が到着したようだ。 JAXA…

パワーJ-FETアンプIII (2)

回路図と基板図を示す。 調整が済み音楽を聴いている。結論から言うとこのアンプの音はこれまでで最高。バワーJーFETは凄い。 どのジャンルの音楽も素晴らしい音で聴けるが、イランのケルマンシャー、アフガニスタンのヘラート、バダフシャン、ワハン渓谷、…

ミヒャエル・エンデ著 モモ 読了

楽しく読了することができた。御伽噺のようなものでありながら、あのハイデッガーの『存在と時間』よりも明快な論調で時間の本質に迫っているのではないだろうか。これを教訓に生き方を吟味するのが良いだろう。 僕の年齢ではむしろ時間貯蓄銀行のような考え…

パワーJ-FETアンプIII (1)

調べてみるとエンハーンスメントタイプのパワーJ-FETが出ていて、価格も手頃なので一台作ってみる。できるかどうかわからないが、だめだった場合の出口は用意してある。 パワーJーFETの特性はSITに似ていると海外のフォーラムで言及されているが、残念な…

SIT パワーアンプ II (3)

アイドリングが調整可能になったので、このアンプを利用して2SJ18の伝達特性を調べた。 似たもの同士をペアにする。かけ離れているとオフセットが調節できなくなる。 1−4、2−3と今回は丁度うまくいった。 放熱器の温度を監視しながら試聴中 キース・ジャレッ…

探査車組み立て計画(7)

Galaxy RVR Mars Rover kit を組み立てた。電源をオンにしたところ。 左右にある赤外線送受信機は20cm前方の障害物を検知し、超音波センサーは障害物までの距離を実測する。搭載基板からWi-Fi の電波を出し、コントローラーとなるスマホでログインする仕組み…

SIT パワーアンプ II (2)

回路図と基板図を示す。 最初のテスト。初段に1.5mAづつ流れている。 出力段のバイアスの生成を見る。2.4Vくらいになっている。 バイアスシフト回路が正常に動作しているか見る。MOS FET 5個で14. 3Vなので大丈夫である。外についている基板は電源電圧をコン…

探査車組み立て計画(6)

Lesson 15 Thermometer プログラミングの続き。部屋の温度を示している。もう結構暖かい。 バッテリーで動作しているので移動式電子寒暖計である。

SIT パワーアンプ II (1)

トランス電源の良さがわかってきたのでSITアンプをもう一台作る。 これが今回の元になるSITアンプ。2018年に作ったアンプのシャーシを替えたものである。カプラーを使った回路で作り直す。 昔の回路 音を聴いてみると大変ナチュラルな感じがする。さすがはSI…

探査車組み立て計画(5)

これが届いた荷物 左がNASA 火星探査ローバー パーサヴィアランス、右がGalaxyRVR火星探険車キット。 作るのが楽しみだ。総予算は4万円というところか。

パワーJ-FET パワーアンプII (5)

音を聴いてみる。事前に32Ω抵抗負荷でオフセットを見る。安定を確かめてからスピーカーを繋ぐ。このアンプは自作のプリを繋ぐと電源の保護回路が働くのでiPodをソースにして聴く。 前作のJ-FETパワーアンプと同じ音と言って良さそうだ。低音はパワフル…

探査車組み立て計画(4)

これと並行してArduinoのプログラミングも学習する。 https://youtu.be/dYkfMHFeWOA?si=xJvfqwyTVd3-nudB 実験しやすいように2mmのアクリル板にArduinoとブレッドボードを固定したものを作っている。

パワーJ-FET パワーアンプII (4)

組み上がった基板をシャーシに積んでテストする。出力端子をアースに接地する電流メカモードである。 バイアス電圧の発生を確認。左右違っていたり、変な電圧が出れば遡って確認する必要がある。2.4Vなのでこれは合格。 終段をつないでアイドリング電流を見…

探査車組み立て計画(3)

昨日の民間ロケット打ち上げは延期になった。またつい最近のことだがJAXAの火星ローバーが共同開発もとのフランスから届いたようだ。 大きさは民間、大学のものと同じくらいだ。何処かで記事を見つけたが探しても今は見つからない。 試運転の様子 https://yo…

パワーJ-FET パワーアンプII (3)

もう一つ基板を作らねばならない。 部品のせに52分かかった。 裏の配線に1時間43分かかった。 MOMOの時間貯蓄銀行の例に倣えば、この基板には私の時間が2時間半分詰まっている。

パワーJ-FET パワーアンプII (2)

半分組み上がった。 バイアス電圧を作ることに成功した。 終段をつないでアイドリングをみたところ、150mA流れたのでMOS FETを5個にした。 その結果アイドリングを35mAくらいに設定できた。 33Ω負荷でDCアンプにしたところ。アイドリング、オフセットを調整…

パワーJ-FET パワーアンプII (1)

音を聴いてみたいのでInfineonの石でもう一台作ってみる 回路図と基板図 基板は一回り小さいものにする。時間的、コスト的にかまり有利である。

探査車組み立て計画(2)

ホイールの補修ができたので、試運転を行った。 https://youtu.be/IbYxK6TZQAw?si=lTA7uAoB6nNbcdLm これから宇宙計画が目白押しなので、楽しみながら自分も学習して大学サークルレベルまで到達してみたい。

ビートルズ ドキュメンタリー集 視聴了

重複をスキップしてゆくとこれだけ観たことになる。一ヶ月と一週間かかったのだが、生活のリズムに埋め込んで観たので図書館に籠って閲覧することを考えれば楽だったと言える。印象的だったのはポール・マッカートニー:都市伝説の真実で、チープなフェイク…

パワーJ-FET パワーアンプ (7)

このアンプ無音で立ち上がるし(遅延回路なし)、つけっぱなしにしてもほとんど熱くならない。結論から言うとパワーJ-FETアンプの音は筋金入りの低域と、軽快で爽やかな高域が特徴である。 ノイマン指揮チェコフィル、ドヴォルザーク八番ではかなり驚い…