2020-01-01から1年間の記事一覧
別電源式SITアンプ(別名 カバンに入れて持ち運べるB1)の製作も大詰めに近づいて来た。 K214のゲート抵抗にかかる電圧 K214のソース抵抗にかかる電圧 ここまでくればほぼ間違いない。今日からミノムシクリップからICクリップに移行した。これなら十分安全に…
著者の勝小吉(1802〜1850)は勝海舟の父にして宮本武蔵より凄い武士と言われている。さていったいどういう事なのか。本書に併録されている『平子竜先生遺事』を読んでみよう。 《二、或時又々平先生を尋ねしに、早速逢はれ、種々咄の間に、足下は学問は好み…
途中すんなりと行かなかったが無事完成した。半固定抵抗の不良が分からず随分遠回りした。DCサーボは今回は取り除いた。なので古典的なACアンプになっている。 毎日鳴らして様子を見ている。問題はなさそうである。 現在の回路図だけ示す。
完成したのでアイドリングとオフセットをみる。アイドリングの安定度は鉄板で、歪み測定中も一定だったのには驚いた。オフセットあるいはDCドリフトは少し悪化している。 いよいよスピーカーを鳴らしてみた。FE103SOLバスレフである。 これには驚いた。先ほ…
この定数に変更した。 NFBが多くかかっている。 アイドリングとオフセットの安定性をみる。まだ電流正帰還はかけていない。 どちらも合格点なのでフルレンジSPで音を聴いてみる。 上條アンプほど良くはないがまだ何とも言えない。 オンオフ法でZoを調べた。 …
ネットでみることができる解説文の中でネルソン・パス氏はこう述べている。 The F7 Power Amplifier (2016) Modest amounts of negative feedback are balanced in counterpoint to small amounts of positive current feedback, creating an equilibrium wh…
両ch完成した。 安全性を確認してからメインシステムで音を聴いてみる。 この手のアンプ(2段構成ドレイン出力アンプ)に電流正帰還をかける試みは20年前にホームページに書いている。 今回も実験してみるが負性インピーダンスにすることはできないし効果は…
このアンプは来年にはFirst Watt級の大型ケースに組み込む予定となっている。その前に手持ちのケースで実験しておく。 この様な特性となった。まだ電流正帰還はかけていない。
First Watt のF7はあまり話題にならないようである。現在手頃な価格で日本で販売されている。回路図を見るとわりと平凡な4石MOS FETアンプなので同じ回路構成で作ってみる。トランジスタは手持ちのものから選んだ。定数は未発表なので作りながら決定した。 …
このような本を書いた柳田邦男は「思う存分書きたい病」のような状態だったことが再販序の記述から伺える。 《斯んな文章は当世には無論通じないのみならず、明治以前にも決して御手本があったわけで無い。大げさな名を附けるならば苦悶時代(略)に、何とか…
今回作ろうとしている元モデルの基板をチェックした。片chの音が出ないのである。 両chとも信号はきれいに通っている。 するとプリアンプ本体に不具合の原因があるのだろう。コネクタの接点のずれを直したあと、phono入力のピンが奥まで刺さってないのに気づ…
回路と基板図はこのようなものになる。 特性を調べる。 前段アンプ 後段アンプ トータル ゲイン、DCサーボなど色々と問題がある。完成まで行けるかちょっと怪しくなってきた。
本書は容閎(1828ー1912)による自伝である。端的に言うとこのような人物である。 《しかし、なぜ両親が外国人の学校なぞへ私を入れる気になったのか、いまもって私には不可解だ。(略)男の子の一人に英語を習わせておけば、高級通訳になれる。あるいはもっ…
年末年始にかけてLPレコードを楽しみたいのでイコライザーアンプを新調する。部品はほぼ有るので二週間あれば組み上がるだろう。オールFET、DCサーボ、CR型という一般には珍しいタイプである。 電源関係から作って行く。 これは間違いだった。こうしなくては…
古代ギリシャの音楽 グレゴリオ・パニアグワ&アトリウム・ムジケー古楽合奏団 古代ギリシャの音源があるわけ無いのだがスペインの音楽家グレゴリオ・パニアグワが再現し、LPレコード化して大騒ぎになったという音源である。一聴してバルフ辺りの音楽を純化…
ステレオアンプにして完成させる。 一日エージングしてからメインシステムに組み込んだ。 まろやかな良い音だ。0.25WまでA級動作するAB級バイポーラアンプである。
アイドリングを増やして測定した。 この位流しても測定中に放熱器は熱くならなかった。 ミニワッター並みの出力である。これで両ch作ってステレオで聴いてみる。 参考 シミュレータ この結果はちょっと不可解なところがある。何でノイズフロアがあるのだろう…
この回路と定数が良さそうである。 この定数で組んでみると中点電位5.25V、アイドリング88mAとなった。安定度は良いので、あとはアイドリングを増やして測定してみる。AB級アンプなのでこれでも良いかもしれない。
著者の森銑三は明治・大正・昭和を生きた愛知県出身の文筆家で膨大な著作がある。この『明治東京逸聞史』も資料に基づいて書かれており時代を正確に写したものになっている。 冒頭の文章を紹介する。 《 慶応四年・明治元年 慶応四年は、鳥羽伏見の砲声に明…
前回のアンプについてシミュレーターで調べてみた。 この時の出力が0.8Wなのであながち失敗とも言えないようだ。 違う回路を試してみる。 サンケンの石を用いる。hFEが同じものを用意した。リプルフィルターも装備している。 空中配線の仕方を変えた。 アイ…
なんか楽しそうなので実践してみることに。 同じ電源電圧を用い、自分なりの回路で試してみる。石は東芝のC5200、A1943を使う。スピーカーに直流を流すのはやらない。 一応選別したがこのくらいかけ離れている。 アイドリング電流をトリマーを使って調整する…
YouTubeで見掛けるマレーシアの刻印があるトランジスタで作ったオーディオアンプの製作を見ているとこれは何だろうという興味が湧いた。同じ様な動画が次から次へと出てくるのである。 言葉はわからないし回路図も一切ないので理解するのに繰り返し見る必要…
これはレイモンド・チャンドラーの小説を映画化したもので主演はハンフリー・ボガードという定番映画である。例によってハンフリー・ボガードが男前で有能な探偵として活躍する。美女が次々に出てきて絡んで行く。何度か命の危険もあったが事件は無事解決す…
著者の富士川游はこの名著を著したばかりでなく随分色々な先駆的活動を行なっている。このことは巻末の年譜に詳しい。例によって本文の一部を紹介する。 《疫病 疾病の種類は、雑多にして、屈指列挙するに暇あらず。その中の一種にして、一定の時期に、同様…
このようなSITとMOS FETの複合素子を作る。パート2でやったやつである。 半導体アナライザDCA75でテストするとJーFETと認識される。 R=100Ω R=220Ω これをこのままK180シングルアンプに入れて音を確認する。 R=220Ω なかなか良い結果が得られている…
これはスウェーデンで活躍する映画監督ナヒード・ペーションの作品で、構成および資料映像の配置などクオリティの高さが光っている。 かつてはニアバラン宮殿に住み自家用機を乗り回していたファラー王妃も今はパリのセレブの一人である。ナヒードは王妃の許…
上條式無帰還アンプを完成させた。 持ち運びしやすそうだ。 ±40V電源だとドリフトはまあまあだがアイドリングが350mA流れてしまう。 ±16V電源だと150mAとなりちょうど良い。これで試聴している。 FE103SOLバスレフですでに真価を発揮している。音場が真正な…
自動車が普及する少し前の時代のアメリカの小さな町について、進行役の男がその生活を解説するという映画である。いかにもウォルト・ディズニー、ヒッチコックの時代らしい実験的な要素がある。 この町が眼を覚ますのは新聞配達、鉄道の音からであり、町は徐…
このアンプのキーとなるのは高耐圧のディップマイカである。スチコンや積層セラミックでは 耐圧が足りなくて危ない。 出力とアースを短絡した状態でドレイン電流を見る。これはまだ直流電流メカの状態である。 うまくいったので短絡を外して電流を見る。これ…
1653年6月18日オランダ領インド総督ヨアン・マーツアイケルの命を受けヤハト船スペルウォール号はバタビアを出港しタイオワンの政庁へと向かう。さらに日本へ向かう命を受け7月30日タイオワンを出港した。 この後スペルウォール号は済州島の南で難破し生き残…