2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

真空管ハイブリッドプリアンプ(3)

例によって伝達特性を描いてみる。 このカーブを見ていると、3mA流すには330Ωの抵抗を入れれば良いとわかる。 カソードに300Ωを入れて、+130Vをプレートに印加したところ。2.4mA流れている。 この電流は揺るがないので、真空管はgmをもつ優秀なレギュレータ…

真空管ハイブリッドプリアンプ(2)

本回路を抜粋するとカソードフォロアー回路になるので、まずこれで6N21Bの動作を見る。 ピン配置を確認する。 一本につき6.3Vだろうと思うので、2本直列にして12Vかけてみる。 うまく点灯した。

真空管ハイブリッドプリアンプ(1)

サブミニチュア管が入手できたので、プリアンプI の中身を真空管ハイブリッドにする。 回路を書いてみた。 メカとしてこれはなかなか萌えるものがある。しかもSEPPなので音も最高が期待できる。

WE420Aイコライザーアンプ(5)

もう片方のチャンネルに取り掛かる。なかなかうまく行かないので、フォトカプラーの選別から やり直すことにした。LED側に1mA流して、トランジスタ側の電流を見る。電流ゲインは1.3である。 東芝のものは随分ばらつきがある。 揃ったもので組み直した。安全…

ドラマ イラク人質の妻たち (1991)

1990年のイラクによるクウェート侵攻は日本人にとっては寝耳に水だったに違いない。日本大使館に集合し待機していたクウェート在住の日本人家族245人がイラクに連行され、人間の盾として各地に分散収容される。だが婦人と子供、病人は日本への帰国が許される…

WE420Aイコライザーアンプ(4)

ACアンプにしたところ。オフセット5.8mA 、終段アイドリング1.2mAとなっている。 測定した。これはまあまあだが、電源ノイズが盛大に出ているので実用化するには対策が必要になる。

映画 人情紙風船 (1937)

これは河竹黙阿弥作の歌舞伎、通称『髪結新三』を映画化したものである。新三という長屋の住人がいろいろな事をしでかし、大金をせしめた後ヤクザの親分に始末されるという暗い話である。 映画そのものは至って普通の時代劇であり、武士の上下関係、婚姻の強…

WE420Aイコライザーアンプ(3)

測定してみるとノイズフロアは出るが信号が見当たらない。回路と基板を見直すしかない。基板をよく確認 したが信号経路はつながっていた。次に回路を見ると案の定フォトカプラーの出力側が逆接となっていた。 修正してもう一度測定するとサイン波が現れた。 …

WE420Aイコライザーアンプ(2)

ここまで来るのに真空管の逆接を3度ほどやらかしたので、まず真空管が生きているかどうかから始める。 これは0.3mAの定電流ダイオードでWE420Aの差動回路の共通カソードから電流を引っ張った ところ。0.15mAに近い電流が流れている。 これは本番の回路で初段…

WE420Aイコライザーアンプ(1)

WE420Aイコライザーアンプをとうとう作る時が来た。 長い間眠っていたWE420A 回路はちょっと前に考えたものだが、これ程美しい回路はなかなかない。 WE420Aには+260Vかける。−12Vにはヒーターの電源を使う。 ここまで来た。

真空管式イコライザーアンプ(12)

出力はCでカットしてあるので、余程の発振が起こらなければパワーアンプは安全だと思う。接続するときれいに音が 出た。 音は12AU7よりこちらの方が良い。本格的ハイファイでありDualgate MOSより上だと思う。

ドラマ 離婚届 (1986)

熟年夫婦の離婚の危機とはいうものの、姑の死後1年経ってから、庭の桜の樹を嫁(杉村春子)が切ったことが直接の原因というのは、あまり得心の行くものではない。夫(北村和夫)から見ると、妻が姑に抱いた憎しみが形に現れただけで、離婚を切り出すほどのも…

ドラマ 紙の灰皿 (1986)

スーパーで買い物をする中年男(津川雅彦)とレジ係をしていた女子大生(手塚里美)の物語である。都内のとあるスーパーで支払いのやりとりがあった後、彼女は何故か男の家について行く。彼女の口ずさんでいた歌の歌詞を書いたのは自分だという男の言葉に反…

真空管式イコライザーアンプ(11)

回路はこの様になる。 ACアンプにして特性を調べる。 なかなかいいようだ。

真空管式イコライザーアンプ(10)

EF 86のアンプは難しいと思うので、慎重に進めなくてはいけない。 グリッドに与える電圧の生成を見る。4.5Vに調整できた。 真空管をつないで、カソード電流を見る。1mA流すのに成功した。 次はNFBアンプとして動作を見ることになる。オフセットの問題、発振…

真空管式イコライザーアンプ(9)

動作が異常な基板は12AU7の方に移譲し(12AU7では正常動作する)、新たにデチューン版を製作する。 初段をK117GRとし、終段は抵抗一本の自己バイアス方式にする。 ここまで来た。

12AU7 SEPPイコライザー (4)

音を出すところまで漕ぎ着けた。機材はシュアーV15 type III 、プリアンプ III、L oーD HMAー9500 II 、FE203 バックロード すんなり音が出た。伸びやかで柔らかで爽やか。こんな音がするアンプは他にはない。素子の中で最高の音がするのはやはり 真空管であ…

ドラマ かたすみの椅子 (1986)

東北から上京してOLとして働いている仲子(岸本加代子)と知り合った中年男の浦さん(杉浦直樹)が、とあるバーで逢引を重ね、東京でデートするが最後は破綻するという、まあまあありそうな話である。最初の状況設定は無理矢理な感じがする。仲子は自分が働…

12AU7 SEPPイコライザー (3)

Rchから調べる。球を外した状態で、電圧メカ動作にしてグリッドに与える電圧を見る。6Vくらいになっている。 ヒーターの点灯状況を見る。 球を挿した状態で、電圧メカ動作のままカソード電流を見る。1mA流れている。 ACアンプ動作にして安定を確認後、測定し…

12AU7 SEPPイコライザー (2)

組み上がったところ。たまたまだが東芝の通測用の球になっている。 基板は作るつもりだが、ZDを追加したものを流用したのでとっても速くできてしまった。 いつもの回路になっている。

真空管式イコライザーアンプ(8)

全部組み上がったところ。 間違いなく組めているが、発振しているかもしれない。オフセットが予想より大きく、出力にACが出ている 模様。 こういうこともあるので、片chできたら特性をとっておくことにしている。 次をやりながら調べていこう。

12AU7 SEPPイコライザー (1)

12AU7 でも作ってみる。まずシャーシを用意した。 回路はバイアス用のZDの定数を変えるだけで動作すると思う。データシートの伝達特性を見る。 これからすると18VのZDにすればいいと思う。

ドラマ 形見分け (1985)

会社役員の夫が急逝し、若い未亡人となった初美(岸本加代子)に葬儀と相続のゴタゴタが降りかかる。夫の親族から、あれこれ言われるわけだが、自分は財産目当てではないと言い、遺産相続は放棄すると言うのである。 ろうけつ染めの先生麻江(森光子)が頼り…

真空管式イコライザーアンプ(7)

ゲイン100くらいのフラットアンプができたので測定する。 トランジスターと比べ真空管は非常に直線性が良い。出力ACを見ると24Vくらいでも低歪みである。 フィルター回路を入れて、周波数特性を調べた。