2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
某月某日 Lchに出力段を装着し、アイドリングを調整、特性を調べた。 大出力が得られている。負荷抵抗は実測で8.4Ωだったから間違いではないだろう。 測定後再起動した時に石が飛んだ感じのトラブルがあったが翌日調べてみるとK60は幸い無事だった。
某月某日 Lchのこの部分のケミコンを新品に交換した。 Rchはすでに交換している。 バイアスを見るとバランスが取れている。 何故かオフセットも改善している。 一晩つけっぱなしにしたら100mVくらいになっていたが、出力段をつければ何とかなりそうだ。
某月某日 電圧増幅段の動作テストをした。回路図を見るとわかるように、終段石を外した状態で電圧増幅段が独立したNFBアンプとして動作する。 Rchで行った。 Rchは失敗した方だが電圧増幅段は全然問題ない。Lchはやってみると出力電圧がふらふらしている。
本書は円仁(794〜864)が入唐した際の十年間の記録である。一部を紹介する。 《二 堀港より揚州に向かう 七月九日、巳時、海陵鎮大使劉勉来たりて遣唐使等を慰問す。酒餅を贈り、兼ねて音声を設く。相従える官健の親事は八人なり。其の劉勉は紫朝服を着し、…
某月某日 動作が確認できたLchのオフセットが大きいので終段石のペアをあと2組あるので差し替えて見た。100mV〜300mVといずれも大きい。このアンプには調整箇所が無いのでどうするかは大きな課題である。 次にRchで動作するか見た。アイドリングの挙動がおか…
片chなら起動するのだから、検出回路を独立させておけば電源に余裕がある限り大丈夫なはずである。このように変更した。オフセット検出回路はまだ付けていない。 メインシステムで音を確認中。 JーFETと抵抗の場合の音は、抵抗の方が大人しく普通のアンプみ…
電源投入時のドレイン電流の急増の原因についてあれこれ考えてみると、JーFETによる定電流回路の立ち上がりが遅いということが考えられる。定電流性は犠牲になるがRとVRで構成して結果を見た。 定数は表計算ソフトで決定した。5KのVRと2.2kΩで構成する。 1.6…
某月某日 終段石を取り外して眠っていたTAー4650を復活させるために総力を挙げて取り組むことにした。取り外す前はちゃんと音が出ていたが時折ガサガサというノイズがのる状態だった。 このK60とJ18を使ってスケルトン2というアンプを2007年に作った。金田式…
序文を読んでいて気づいたが「アラビアのロレンス」はロレンスの親友が書いたもので、「知恵の七柱」はロレンスが書いたものなのだった。ロレンスはこの本のことを《自己中心的な写し絵》と表現している。 第一章から一部紹介する。 《私はこのようなアラブ…
NNN取材班は第45戦隊特攻兵小島六雄さん(97)を取材する。小島氏ははこう語った。「江田島の幸の浦という所で船舶特攻隊という一人乗りのボートで敵船にぶつかる。」同じく元特攻兵の田島正雄さん(92)はこう語る。「250kgの爆弾を(ボートから)投下して…
この回路ではJーFETのランクにより初段の電流値が変わってくるのでその都度工夫する必要がある。本機では初段2.7〜3.7mAになっている。K117はIdss=4mAのものを選別して終段バイアスの初期値をー12Vにすると安全である。調整時はこの状態から徐々にバイアスを…
±24Vのアンプの電源でアイドリングを見る。350mAで安定している。 この時の特性を調べる。 できそうなので両ch作って完成を目指す。 安定動作するか安いスピーカーでテストする。アイドリング135mA、オフセット35mVとなっている。マルチメーターが二個なので…
基板を作り始める。 初段の電流がどうなっているか見る。これで2段目のエミッタ抵抗が決まる。330Ωに決定した。 バイアス生成はうまくいっている。ー12Vあれば大丈夫。 こちらもうまくいった。 J18をつないでアイドリングを調整する。 K60の方も調整する。 …
日本ではあまり話題にならないようだが、Pass VーFET POWERAMP のキットが頒布され回路図も公開されている。回路図を見ると±28Vという低電圧電源ながら出力20Wが確保されている。出力段をC結合する事によってバイアスの無駄を解消する事に成功している。 こ…
メインシステムで試聴中。 アイドリングなどの安定度はまあまあだが少し問題がある。 突然異音がする事が二度あった。びっくりしたので電源を切ったが、保護回路は特に作動してはいなかった。アイドリングの上昇も見られていない。こうなったらオフセット検…
著者の濱田耕作は型破りな感じの考古学者で美術史の分野にも著作がある。本書は著者の専門分野ではあるが気楽な雑文を集めたものである。 著者は百済観音像を法隆寺金堂で見て、後に奈良博物館で見ている。 《〜そのヒョロ長い反り曲がった像が高く玉虫厨子…
続きを行なった。背面パネルの様子。 保護回路は背面パネルに取り付ける。 完成に近づいたところで動作のチェックを行う。 電圧は正常。 アイドリング、オフセットは正常。 こちらも正常。 シャットオフテストではLEDが点灯しなかったので基板を外してチェッ…
このアンプはオーケストラが濁らないし、重心が低い。このような属性のアンプは他にはないと思う。 タネーエフの交響曲でもこの事は確認できた。さて本当にカバンに入るのか? 電源部の重さは4kg弱くらいである。
作り始めてみた。今回はコストを抑えるためシルバーを選んだ。 梱包の中身。 キット感がある。 最初にこの位置に大きめの穴をあける。これでヒートシンクが外しやすくなる。 ここまできたが、全部やるには一日では無理があるので作業は明日以降にする。
準備が整ったのでこれから作って行く。昨年はハイペースだったがゆっくりやって行こう。パワーアンプ III からの移植なのでできるだろうと分かっている。未知のものは結果を知りたいので速く作ってしまうのだ。 保護回路とミューテング回路は一体化させたも…
電流正帰還をかけてみた。と言ってもオペアンプを使う方式ではなく、F7と同じ方式でかける事にした。出力インピーダンスは1.7Ωに減少している。 Le Monstreは熱暴走するかどうかは定かでないが、ごく緩やかにアイドリングが増加してゆく。アイドリングを監視…
明治時代の史学界において名著とされた本書は流麗な文語体で書かれている。通読するのはやはり大変なので一部分だけ抜粋して味わってみる事にする。 《保延元年海賊競ひ発こり、上下の船運将に絶えむとせしや、四月八日関白忠通の邸に於て征討に関して議する…
組み上がったところ。 フルレンジスピーカーをつないで電流正帰還無しで慣らし運転している。音の印象はとても良い。
電流正帰還の実験を行った。 1kHzのサイン波を入力して負荷に生ずる交流電圧を見る。8.3Ω負荷の方が電圧が高くなるようオペアンプ出力の抵抗を調整する。 –0.11Ωが達成されている。さらに先に行くのはもう少し後にする。
組み上がったので素性を見るため測定した。 まずアイドリング50mAでの特性。 この歪みはクロスオーバー歪みとスイッチング歪みが原因と考えられる。随分盛大に出ている。 500mAにするとこうなった。 エミッタ抵抗は原典通り1Ωにしてある。出力インピーダンス…
このフランス出自の自作アンプもあまり話題にならないようである。完成基板がeBayで安価で手に入るが今回作ってみる。 回路図と基板図 本来は電圧が±12VのA級アンプのようである。電源が用意できないのであり合わせの電源を使用する。B級アンプとして成立す…
本書は東大教養学部出身の俊英平川祐弘氏による書下ろしである。豊富な資料の引用によって構成されているが、著者の叙述の部分が面白いので一部紹介する。 《20 マンダリン (略) シナ官吏(マンダリン)の特徴は科挙の制で選ばれた点に、世襲的封建制と異…
電源部にはリプルフィルターを挿入してある。 これで可聴域のノイズはスペクトラムから消失した。 調整中に懸念していたDCオフセットはスピーカーに繋いで音楽を出すと数mVに落ち着いた。ミューティング回路も不要である。音はやはり素晴らしかった。自作界…
昨年中に4個入手できたので今年はA級シングルアンプを作ってみたい。