プリメインアンプAシリーズ

準レファレンス機をダイレクトに作る(3)

両ch作り上げた。が、残念ながら動作には至らなかった。無帰還で発振するという不可解な現象が現れた。 このサイズにまとめるのは難しいようだ。今度はSiC、GaNの方面に行く。

準レファレンス機をダイレクトに作る(2)

回路図と基板図を示す。終段石はアマゾンで買うことができる。 アイドリング111mA、オフセット7.5mV 特性を取っておく。

準リファレンス機への昇格(10)

2016年に作ったオリジナル基板をリフォームした。 改造前 改造後 回路も若干変化している。 この手の基板が二つになった。 試聴後大変良かったのでミューティング回路も搭載した。 オフセットは優秀。DCサーボ不要である。 印象では明らかにSiC MOS のSEPPよ…

準リファレンス機への昇格(9)

この回路は意外と発振しやすいのだと思う。いろいろ模索してみると定電流ダイオードが高抵抗で置き換えられることがわかった。 ダイオード 抵抗 このような回路になる。 先ほどの東芝の石で動作を確認する。 まあまあの結果が得られている。

準リファレンス機への昇格(8)

歪みの原因は丸一日費やしてもわからなかったので気分転換にK405、J115フォトアンプを調整して聴いてみる。これもA4シリーズの埋もれた一つであるが傑作のような気もする。調整に当たってはLED照明スイッチの配置を一段ずらしたり、スイッチ効きが甘くなって…

準リファレンス機への昇格(7)

SONYのMOS FETが復活したので上條式CS回路の基板を新調した。 バイアス電圧の生成を確認する。 終段を接続して動作を確認する。うっかり逆接することがあるが保護回路が作動する。 特性を調べる。 リファレンスシステムで音を確認する。なんか音がおかしい。…

直熱三極管放浪記(8)

Nutube IIIとNutube IV を立て続けに作ったがどちらも両ch動作させると発振した。発振対策は効を奏さず枕を並べての討ち死にである。こういう事もあるだろう。 特性は取れたので示しておく。

直熱三極管放浪記(7)

作り続けてパワーアンプ部の特性を取った。アイドリング60mA、オフセット2mVである。 さらに作り続けて両ch完成させた。両chともオフセットは優秀である。 音を聴いてみたが派手さのないナチュラルな印象だ。

準リファレンス機への昇格(6)

SiC MOS FETの音質の確認のために±43Vに対応するよう改造した。元々はGaN FET用のアンプであるが、どちらにも使えるようになっている。 とても華やかで力のある音がする。高級オーディオに採用されても不思議ではないのだが、市販品はいまだに見かけない。電…

直熱三極管放浪記(6)

実験1 スイッチングダイオードには順電圧が0.77Vのものと0.68Vのものがあるので、まず前者のダイオードとA1015の組み合わせで電圧増幅段をテストした。 その結果電流が流れすぎて1kΩの抵抗に45Vと15Vの電圧が現れた。 実験2 ダイオードを0.68Vのものに変更し…

直熱三極管放浪記(5)

音が驚異的に良かったのでこのプリ部とノンスイッチングFETアンプを組み合わせたのを新たに作る。 節約のためIC式反転入力MOS FET プリメインアンプの基板をリフォームして作る。 リフォーム前 リフォーム後 ゼロから作るより楽であるのは確かである。

直熱三極管放浪記(4)

発振の問題がありあと一歩のところで足踏みしている。ふと思いついてプリ部は問題ないかテストしてみることにした。 両chともきれいにサイン波が通る。 プリアンプとして音を聴いてみる。なかなか良くてFETアンプとも相性が良い。

直熱三極管放浪記(3)

片ch組み上がったのでパワーアンプ部のみで測定した。安定動作に470pの位相補正とスナバが必要だった。 プリ部と合体した特性。さらにもう一つスナバが必要だった。 とても面白い特性になっている。あとは全部完成させて音を聴くだけである。

直熱三極管放浪記(2)

ヒーター電流を見ていると定電流ダイオードだとどんどん減少する。かなり発熱するのだろう。こうなったら抵抗一本の方がいいかもしれない。 3kΩ2Wの抵抗にしたところ。ヒーター電流14.5mA、カソード電流61μAとなっている。ほとんど変動しない。 動作点を61μA…

プリメインアンプAシリーズ(5)

DCアンプによく使われる2段差動アンプである。増幅素子にJーFETを使う。 左は電流帰還、右が差動2段 特性は大変良い 音質を確認した。きめの細かい明るい音だ。低音も制動感がある。こういう音はハイエンドオーディオでもあるかどうか。コストパフォーマンス…

Aシリーズのメインテナンス(9)

最後は真空管。これもAシリーズの一員である。 今回基板を作り直し、よりシンプルなものにした。多分この方が発振しにくい。 聴いてみて驚いた。GaNと同じように鳴る。しかも素性がやや上だと感じる。 これでAシリーズはひと段落ついた。お勧めとすればA3あ…

Aシリーズのメインテナンス(8)

GaNの本命ではと思っている実機である。Aー5e。 これまでで最高の音である事は言うまでもない。さてこれで9まで後一つとなった。

Aシリーズのメインテナンス(7)

温度補償に200Ωサーミスタを使ったGaNのSEPPを作る。A8である。

Aシリーズのメインテナンス(6)

いよいよGaNアンプの領域に入って行く。Aー6e、これには保護回路と遅延回路が必須となる。 本体に遅延回路が組み込まれている。音は異世界と呼ぶに相応しい領域にある。と思う。起動時と電源オフ時にドライヤーでサーミスタを暖める儀式が安全のために必要だ…

Aシリーズのメインテナンス(5)

J18クロスシャント電圧増幅段の一品。A2という型番になっている。 調整も簡単で安定度も高い。

Aシリーズのメインテナンス(4)

Aー7、金田式オールFETアンプである。 適当に作った訳ではなく元になった文献がある。初出は無線と実験1993年3月号である。 これがその回路図である。 バッテリ式でイコライザーも搭載されていた。K134/J49のモールドタイプがK1056/J160である。 本アンプ…

Aシリーズのメインテナンス(3)

天空に輝く9つの星といえばオリオン座だが今回のAー4はその中のベテルギウスに相当する。別に大した意味はなく二番目位に輝いてるというようなものである。 回路図と基板 今回はK405/J115からK1529/J200に変更した。その特性を示す。

Aシリーズのメインテナンス(2)

迷宮のようなAシリーズのメインテナンスを実行中である。 今回はAー3をメインテナンスした。オフセット調整用のVRをまだ着けていなかったので付けた。これによってアイドリングが若干変化したので特性を取り直した。 回路図と基板 前回の特性

Aシリーズのメインテナンス(1)

バイポーラ出力、電流帰還アンプのAー1cの定数を変更し、オフセットを追い込んだ。これで完成になる。 スピーカーを選ぶ性格があるが、FOSTEXの小型フルレンジなら大変綺麗に鳴る。 Aシリーズの全容を示す。こうして見ると不安定だったりして実験室レ…