映画

映画 予感 (2007)

テヘランで都市生活を送るある夫婦の事件を描くドラマである。製作国はイスラム革命を経て30年くらいのイラン、それに日本となっている。 高級マンションに住むアミールは、広告会社の社長でとても多忙だが、時々スズキのエスクードを駆って砂漠をぶっ飛ばす…

映画 チェコの古代伝説 (1952)

チェコの建国にまつわる伝説を人形劇とオーケストラで構成した作品である。人形の手作り感が災いして没入しにくいところがあるが、いくつかのエピソードを忍耐強く見て行けば、目的は達成されるだろう。 14世紀に出た年代記(ダリミルの年代記)や19世紀の小…

映画 白蘭の歌 (1936)

これは日本映画専門チャンネルで放映されたもので、大変見所の多い映画である。あらすじを述べる。 日本人技師の松村(長谷川一夫)と満洲人で音楽学校生の雪香(李香蘭)の2ショットが最初から出てくる。もう恋人同士かと思ったがそうでは無いようだ。ここ…

映画 リンダ リンダ リンダ (2005)

これもやっと観る事ができた。いつもなら最初の10分で挫けてしまう映画なのだが今のように時間にゆとりがあると大丈夫である。始まりはとっつきが悪くて何をぐだぐだやっているのだろうと思いながら見ていると、眼光の鋭い少女が香椎由宇だとわかってきた。…

映画 スイングガールズ (2004)

音楽ファンなので一度は見ておこうかと思う。題名から全くの素人が楽器演奏に挑み、最後は拍手喝采なのだなと想像できる。というのが本題で、その前につかみの部分があるのだがこれは良くなかった。とくにイノシシが出てくる場面は感心しない。そんなに都合…

映画 おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ! (1986)

こう言った作品も毛嫌いせずに一度は見ておこうと思う。にゃんにゃんは隠語だし、「セーラー服を脱がさないで」は場合によっては脱がしてもいいという意味に取れるおじさん目線のいやらしい歌である。ともあれ若々しいおニャン子たちを見ることもできたし、…

映画 フィクサー (2007)

過去にシネフィルイマジカで放映された映画である。フィクサーといってもNYの大手弁護士事務所に所属するもみ消し専門の弁護士のことでジョージ・クルーニーが演じている。さて今回は農薬で被害を受けた農民が会社に対して起こした集団訴訟がテーマであり、…

映画 ゼロ・ダーク・サーティー (2012)

最近はのんびり映画を観ている。これは過去にムービープラスで放映されたものである。 冒頭の部分はとてもハードで見辛いものがあるが、これは拷問、盗聴、買収なんでも有りの言ってみればスパイの教科書のような映画なのである。目標はビン・ラディンの居所…

映画 ピアニストを撃て (1960)

前から気になっていたこの映画を観た。空白のピースを埋める作業のようなものだ。エルトン・ジョンの曲に『ピアニストを撃つな』というのがあるのでその元ネタなのだろうと思っていた。 あまり言及すべき事は無いが、次々と出てくる女性が皆美人だったのが見…

最近のアフガニスタン情勢(2)

このようなニュースがあった。以下引用。 《タリバン制圧で民間報道機関の女性激減、100人以下か 2021.09.02 Thu posted at 19:30 JST (CNN) 国際NGO「国境なき記者団」(RSF)は2日までに、イスラム主義勢力タリバンが権力を奪取したアフガ…

映画 アフガン零年 (2003)

昔観た映画だが、又見るのはしんどいので要約だけ紹介する。これからもう一度起こる事である。 タリバンの支配下に入った町では女子の就業は禁止されており、夫を亡くし経済的に困窮した女性たちがデモをする。乳飲み子を抱えた女性もいる。たちまちタリバン…

映画 湿地 (2006)

アイスランドの首都レイキャビクで起こった事件という設定である。冒頭の場面で遺伝子研究会社のオフィスで何やら苦悩するオルンという男が出てくる。オルン夫婦は難病の幼い娘を看病していたが程なく脳腫瘍で娘は亡くなった。 殺人事件が起こる。登場した刑…

映画 三つ数えろ (1946)

これはレイモンド・チャンドラーの小説を映画化したもので主演はハンフリー・ボガードという定番映画である。例によってハンフリー・ボガードが男前で有能な探偵として活躍する。美女が次々に出てきて絡んで行く。何度か命の危険もあったが事件は無事解決す…

映画 我等の町 (1940)

自動車が普及する少し前の時代のアメリカの小さな町について、進行役の男がその生活を解説するという映画である。いかにもウォルト・ディズニー、ヒッチコックの時代らしい実験的な要素がある。 この町が眼を覚ますのは新聞配達、鉄道の音からであり、町は徐…

映画 見知らぬ乗客 (1951)

アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作で交換殺人をテーマにしたものである。主人公のガイはテニスプレーヤーでいたって真面目な青年である。自由奔放な妻との離婚問題を抱えている。上院議員の娘と付き合っていて妻との離婚が成立すれば玉の輿に乗るつも…

映画 三銃士 (1973)

有名なアレクサンドル・デュマの三銃士だが、日曜洋画劇場で放映されたのは1948年の作品でこれではなかった。しかし調べてみるとこれも1982年2月7日に放映されているようだ。観てみると活劇あり、陰謀あり、ロマンスありで退屈する事なく二時間ほどの作品だ…

映画 子鹿物語 (1946)

フロリダの森林を開拓してトウモロコシやタバコを栽培して生計を立てているバクスター一家の物語である。ポツンと一軒家のようなところに住むバクスター家の一人息子のジョディは一人で遊んだり父親の手伝いをしていたが、母親のオーリーは心を閉ざしたよう…

映画 チャンピオン (1949)

無一文の若者がボクシング界に足を踏み入れ、絵に描いたように才能を発揮し、頂点まで登り詰めるという古典的な話である。主人公のカーク・ダグラスの役どころは粗野な感じもするが、女性には気の利いた受け答えもし、衝動的なところもあるが計算づくでもあ…

映画 山河遥かなり (1948)

1946年のドイツにおける米国占領地区に戦災孤児らがぞくぞくと送られて保護される。中には両親と生き別れになりアウシュビッツに収容されていた子供もいた。この映画はチェコの中流家庭の家族がナチスに迫害され、父と娘は殺され生き残った少年と母が長い別…

日曜洋画劇場

2013年までテレビ朝日系列で放映されていた番組だが、いまの状況を鑑みるとこのコロナ時代に復活が望まれる。まあそれはそれとして初期の放映作品を観て行くことにした。すでに5作品を鑑賞しているが探しても見つからないものが結構ある。

映画 北西への道 (1940)

この映画はフレンチ・インディアン戦争のロジャーズ・レンジャーズ(イギリス軍直属のアメリカ植民地民兵)の1759年の戦闘を描いたもので、対応する史実としてはサンフランソワの襲撃の記述がある。 あらすじ ハーバード大学を追放となったラングドンが故郷…

映画 さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008)

冒頭にイリヤ・トロヤノフの小説に基づくとあるから実話とは違うのだろう。本編はブルガリアの労働者階級の一家が共産党幹部と揉めてドイツに亡命するという話だった。こういう体制下では権力を握ったものが人間としてやってはいけない事をあからさまに行い…

映画 彼女の名はサビーヌ (2007)

このドキュメンタリー映画はフランスの女優サンドリーヌ・ボヌールが自身の妹サビーヌ・ボヌールを25年間に渡り撮ったフィルムを編集したものである。撮った場所は主に施設、自宅であり、お出かけした時の映像もある。 サビーヌは今は中年の女性で知的障害が…

映画 グラン・トリノ (2008)

本作はクリント・イーストウッド最後の主演とされる作品で名作と言えるものである。今回のクリント・イーストウッドの映画は大人のペーソスとダンディズムのミックスと規定される。何故ならこの年ではもう大人の夢は描けないからである。 ミシガン州に住む中…

映画 身代金 (1996)

メル・ギブソン主演の身代金誘拐事件を扱った映画である。航空会社社長のトム(メル・ギブソン)は妻との間にショーンという男の子がいて裕福な暮らしをしていた。トムに恨みを抱いていた犯人グループはショーンを誘拐し200万ドルを要求する。FBIが間に入る…

映画 めし (1951)

朝日新聞に連載されていた林芙美子の未完の小説の映画化である。結末までわかるのかと思って観たがやはり中途半端な曖昧な終わり方だった。 物語は原節子と上原謙演じる新婚夫婦の軋轢を描くものである。サラリーマンの初之輔と専業主婦の美千代は大阪で二人…

映画 パーフェクト・ワールド (1993)

クリント・イーストウッドの映画は大人の夢とペーソスの程よい混合から成ると規定されるがこれもそうだった。 脱獄囚のブッチ(ケビン・コスナー)は父の居るアラスカで新しい暮らしを始めるという希望を頼りに少年と旅をする。テキサス州警察のガーネット(…

映画 ウェスト・サイド物語 (1961)

このミュージカルが公開された時ニューヨークではこの話題で持ちきりだったという。一方日本では映画が公開されサントラ盤が発売された。このサントラ盤を子供の頃聴いてうーむビートルズ以外にもこのような音楽が存在するのかと唸っていたのが僕である。斯…

映画 ベッドかざりとほうき (1971)

ハリーポッターとポニョとライオンキングのネタ元のような映画でしかもミュージカル仕立てという意欲的なディズニー作品である。 第二次世界大戦中のイギリスではロンドンが空襲され家を失った人々が田舎に疎開していた。孤児の三兄弟チャーリー、キャリー、…

映画 異人たちとの夏 (1988)

現代、浅草、志怪小説というキーワードから山田太一が本を書くとこのようになる。主人公原田(風間杜夫)は売れっ子のシナリオライター、妻と離婚し都心のマンションで仕事をしている。交通事故で両親を早く失っている。このマンションは夜はガラ空きになり…