映画

映画 湿地 (2006)

アイスランドの首都レイキャビクで起こった事件という設定である。冒頭の場面で遺伝子研究会社のオフィスで何やら苦悩するオルンという男が出てくる。オルン夫婦は難病の幼い娘を看病していたが程なく脳腫瘍で娘は亡くなった。 殺人事件が起こる。登場した刑…

映画 三つ数えろ (1946)

これはレイモンド・チャンドラーの小説を映画化したもので主演はハンフリー・ボガードという定番映画である。例によってハンフリー・ボガードが男前で有能な探偵として活躍する。美女が次々に出てきて絡んで行く。何度か命の危険もあったが事件は無事解決す…

映画 我等の町 (1940)

自動車が普及する少し前の時代のアメリカの小さな町について、進行役の男がその生活を解説するという映画である。いかにもウォルト・ディズニー、ヒッチコックの時代らしい実験的な要素がある。 この町が眼を覚ますのは新聞配達、鉄道の音からであり、町は徐…

映画 見知らぬ乗客 (1951)

アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作で交換殺人をテーマにしたものである。主人公のガイはテニスプレーヤーでいたって真面目な青年である。自由奔放な妻との離婚問題を抱えている。上院議員の娘と付き合っていて妻との離婚が成立すれば玉の輿に乗るつも…

映画 三銃士 (1973)

有名なアレクサンドル・デュマの三銃士だが、日曜洋画劇場で放映されたのは1948年の作品でこれではなかった。しかし調べてみるとこれも1982年2月7日に放映されているようだ。観てみると活劇あり、陰謀あり、ロマンスありで退屈する事なく二時間ほどの作品だ…

映画 子鹿物語 (1946)

フロリダの森林を開拓してトウモロコシやタバコを栽培して生計を立てているバクスター一家の物語である。ポツンと一軒家のようなところに住むバクスター家の一人息子のジョディは一人で遊んだり父親の手伝いをしていたが、母親のオーリーは心を閉ざしたよう…

映画 チャンピオン (1949)

無一文の若者がボクシング界に足を踏み入れ、絵に描いたように才能を発揮し、頂点まで登り詰めるという古典的な話である。主人公のカーク・ダグラスの役どころは粗野な感じもするが、女性には気の利いた受け答えもし、衝動的なところもあるが計算づくでもあ…

映画 山河遥かなり (1948)

1946年のドイツにおける米国占領地区に戦災孤児らがぞくぞくと送られて保護される。中には両親と生き別れになりアウシュビッツに収容されていた子供もいた。この映画はチェコの中流家庭の家族がナチスに迫害され、父と娘は殺され生き残った少年と母が長い別…

日曜洋画劇場

2013年までテレビ朝日系列で放映されていた番組だが、いまの状況を鑑みるとこのコロナ時代に復活が望まれる。まあそれはそれとして初期の放映作品を観て行くことにした。すでに5作品を鑑賞しているが探しても見つからないものが結構ある。

映画 北西への道 (1940)

この映画はフレンチ・インディアン戦争のロジャーズ・レンジャーズ(イギリス軍直属のアメリカ植民地民兵)の1759年の戦闘を描いたもので、対応する史実としてはサンフランソワの襲撃の記述がある。 あらすじ ハーバード大学を追放となったラングドンが故郷…

映画 さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008)

冒頭にイリヤ・トロヤノフの小説に基づくとあるから実話とは違うのだろう。本編はブルガリアの労働者階級の一家が共産党幹部と揉めてドイツに亡命するという話だった。こういう体制下では権力を握ったものが人間としてやってはいけない事をあからさまに行い…

映画 彼女の名はサビーヌ (2007)

このドキュメンタリー映画はフランスの女優サンドリーヌ・ボヌールが自身の妹サビーヌ・ボヌールを25年間に渡り撮ったフィルムを編集したものである。撮った場所は主に施設、自宅であり、お出かけした時の映像もある。 サビーヌは今は中年の女性で知的障害が…

映画 グラン・トリノ (2008)

本作はクリント・イーストウッド最後の主演とされる作品で名作と言えるものである。今回のクリント・イーストウッドの映画は大人のペーソスとダンディズムのミックスと規定される。何故ならこの年ではもう大人の夢は描けないからである。 ミシガン州に住む中…

映画 身代金 (1996)

メル・ギブソン主演の身代金誘拐事件を扱った映画である。航空会社社長のトム(メル・ギブソン)は妻との間にショーンという男の子がいて裕福な暮らしをしていた。トムに恨みを抱いていた犯人グループはショーンを誘拐し200万ドルを要求する。FBIが間に入る…

映画 めし (1951)

朝日新聞に連載されていた林芙美子の未完の小説の映画化である。結末までわかるのかと思って観たがやはり中途半端な曖昧な終わり方だった。 物語は原節子と上原謙演じる新婚夫婦の軋轢を描くものである。サラリーマンの初之輔と専業主婦の美千代は大阪で二人…

映画 パーフェクト・ワールド (1993)

クリント・イーストウッドの映画は大人の夢とペーソスの程よい混合から成ると規定されるがこれもそうだった。 脱獄囚のブッチ(ケビン・コスナー)は父の居るアラスカで新しい暮らしを始めるという希望を頼りに少年と旅をする。テキサス州警察のガーネット(…

映画 ウェスト・サイド物語 (1961)

このミュージカルが公開された時ニューヨークではこの話題で持ちきりだったという。一方日本では映画が公開されサントラ盤が発売された。このサントラ盤を子供の頃聴いてうーむビートルズ以外にもこのような音楽が存在するのかと唸っていたのが僕である。斯…

映画 ベッドかざりとほうき (1971)

ハリーポッターとポニョとライオンキングのネタ元のような映画でしかもミュージカル仕立てという意欲的なディズニー作品である。 第二次世界大戦中のイギリスではロンドンが空襲され家を失った人々が田舎に疎開していた。孤児の三兄弟チャーリー、キャリー、…

映画 異人たちとの夏 (1988)

現代、浅草、志怪小説というキーワードから山田太一が本を書くとこのようになる。主人公原田(風間杜夫)は売れっ子のシナリオライター、妻と離婚し都心のマンションで仕事をしている。交通事故で両親を早く失っている。このマンションは夜はガラ空きになり…

映画 悪魔の追跡 (1975)

仲良しの2組の夫婦がキャンピングカーでコロラドを目指して出発する。ロジャー(ピーター・フォンダ)とフランク(ウォーレン・オーツ)はバイク整備工場の共同経営者でありバイク乗りである。ロジャーがバイクレースに出場し勝利した後、バカンスを満喫す…

映画 リーサル・ウェポン全4作 (1987〜1998)

連休はシリーズ物を何か見ようと思いリーサル・ウェポン全4作を見ている。第1作こそその冒頭はシリアスな雰囲気であり、例えば解説なしで複数の事象が出てきて暫く注意してないと誰が主人公で何がリーサル・ウェポンなのか飲み込めないのだが、いざ始まって…

映画 ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 (2009)

時代は戦後の闇市華やかなりし頃の日本で主人公の大谷は流行作家で死にたい死にたいと漏らしていた。で結局愛人と水上温泉で心中未遂するところまでが描かれている。何となくストーリーは一貫しているように思えるが各エピソードにリアリティーというか熱気…

映画 天地創造 (1966)

この映画は旧約聖書の創世記に書かれているエピソードを豪華な俳優陣と美しい映像によって実写化したものである。音楽もストラビンスキー風又はハリウッド風で素晴らしいと思ったら黛敏郎によるものだった。たっぷり3時間弱あり途中にインターミッションもあ…

映画 アバター (2009)

この映画が大変話題になっていた事は知っていたが、BS premiumで放映されたのをBLに焼いたのを昨日やっと見終わった。背景はCGだとわかったがアバターが実写かCGか考えながら見た。どうもCGのようだ。ストーリーは空疎な感じがしたが致し方ないのだろう。ス…

映画 渚にて (1959)

SFの名作「渚にて」が映画化されているので鑑賞した。原作の主要なエピソードは網羅されている感じだが一部繋ぎ合わせて簡略化されているところもある。タワーズ艦長(グレゴリー・ペック)とモイラ(エヴァ・ガードナー)のラブストーリー仕立てになってお…

映画 ル・アーブルの靴みがき (2011)

主人公の老人マルセルはル・アーブルに住み靴磨きで生計を立てている。妻と一匹の犬と暮らしている。ある日コンテナにアフリカからの不法移民が潜んでいるのが発見されその時逃げ出した少年がイドリッサである。捜査の手を逃れたイドリッサはマルセルに助け…

映画 ソイレント・グリーン (1973)

設定は2022年のニューヨーク市で人口は4000万人に達し、半分が失業者である。富裕層は高級マンションに住み十分な食料が得られているが何故か若い家政婦が雇われている。街中はホームレスで溢れており時折外出禁止令が出される。暴動がしばしば起こり鎮圧部…

映画 裸足の伯爵夫人 (1954)

本作は日曜洋画劇場(当時は土曜洋画劇場)の第一回放送分で記録によると1966年10月1日に放映されたという。マドリードの場末のダンサーだったマリア・バーガス(エヴァ・ガードナー)が映画女優を経てイタリア貴族と結ばれるというストーリーだが急転直下バ…

映画 フォーリング・ダウン (1993)

映画はどうということもない真面目人間が切れたらこんなになるのだなというものだったが淀川長治の解説が残っている。 はい、みなさんこんばんは。今夜の映画はフォーリング・ダウン、フォーリング・ダウンいいますと落ち込みですね。なんかイライラするんで…

映画 マイノリティ・レポート (2002)

予知夢を応用して殺人事件を予防阻止するというアイデアを実写化したもので、なかなか見事な出来栄えである。近未来をデザインした乗り物やエンドロールのピアノコンチェルトには感心した。結末に殺人のジレンマを持ってくるのもアイデアだがジレンマを連呼…