映画

映画 真珠の耳飾りの少女 (2003)

フェルメールの有名な絵画『真珠の耳飾りの少女』ができるまでをヴィジュアル的に忠実に描いた映画である。人物の服飾や家屋はその頃の絵画から再現されているが、フェルメールの伝記が無い事から、事実関係は全くの創作であると言える。 映画ではタイル職人…

映画 U.M.A レイク・プラシッド2 (2007)

見残していた映画を楽しく観ているところである。もとより世の中にある映画を全て見ようとすると、どんな人でも寿命を超えてしまうのでそこまでは考えていない。僕の場合はせいぜい2000本くらいである。 さて見始めると事件としては時系列において全く無駄が…

映画 バード (1989)

音楽ファンなのに音楽映画を避けてきたのは観るのにエネルギーが要るからだろう。今回も長さに苦しんだが何回かに分けて観た。 これは簡単に言えばバードことチャーリー・パーカーの伝記映画である。題名から想像がつく。クリント・イーストウッドの監督・制…

映画 ラウンド・ミッドナイト (1986)

出演陣はハービー・ハンコック、デクスター・ゴードン、ウェイン・ショーターと豪華だったが主役がミュージシャンだったせいか演技にキレのない映画だった。 ある伝説のジャズミュージシャンがパリに渡りしばらく演奏活動したのち、ニューヨークで死去すると…

ジャニス リトル・ガール・ブルー (2015)

多分『ローズ』がファンや遺族が激怒するような内容だったため、本作が作られたのだろう。関係者と遺族による証言と、貴重なライブ映像からなる完璧な作品である。人口6万の南部の町ポートアーサーで生まれたジャニスは地元のハイスクールを卒業し、テキサス…

映画 ローズ (1979)

これは架空の歌手ローズの絶頂期から死までを描く映画で、ジャニス・ジョプリンとは無関係なものと考えたい。 ベット・ミドラー演ずるフォスター・ローズは絶叫タイプの女性シンガーであるが、トラブルメイカーであり、酒とドラッグとセックスに溺れて早死に…

映画 ブラックボックス (2021仏)

テーマとしては封印されていた潜在意識が何らかの拍子に現れて、過去のトラウマと事件の真相が明らかになるというものである。でも30年も前の記憶である。 パリでサラリーマンをしているアルチュールは出張中に自分の運転する車で大事故を起こす。幸い外傷は…

映画 ファニーガール (1968)

映画コレクションに『スター誕生』が無かったのでファニーガールの方を観た。予備知識もなくただバーブラ・ストライザンドがアメリカでは大人気の女優であるというのを念頭において観たので、バーブラ・ストライザンドの上手さにただただ感心していた。意外…

映画 パリの恋人 (1957)

ヘプバーンが楽しそうに歌って踊っている。相手役のフレッド・アステアはいい年に見えるが往年の大スターである。作曲家ガーシュインとの関係は?と思って見ていたら書き下ろしではなく古いスコアを探してきて使ったらしい。 あらすじはグリニッジ ビレッジ…

映画 パリは霧にぬれて (1971)

なにか訳があってアメリカから出てパリに居住する子連れ夫婦のストーリーである。何も説明といったものは無いが、霧深いセーヌ川の渡し船の場面から始まって夫婦喧嘩の場面になる。二人とも若いから仕方がないと思って観ていると、妻(フェイ・ダナウェイ)…

映画 ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 (2005)

何の予備知識もなしに観ていると主人公の幼年期から始まって新婚の時期の所に来る。すると競合相手として若きプレスリーが出てきたり(かなり革命的だ)、お金に困って大手レコード会社と交渉する場面や、出したレコードがビートルズのチャートを抜いたとい…

映画 屋根の上のバイオリン弾き (1971)

解説はないが見て行くと分かるようになっている。ロシアにあるユダヤ人の村が舞台で牛乳屋の娘がそれぞれ求婚されて嫁いで行く。言うまでもなく正統派のユダヤ教徒は仲介人に相手を紹介してもらいラビの承認を受けなければならない。両親は我が家もそうなる…

映画 ラ・ジュテ (1962)

第三次世界大戦後のパリでフランス人科学者達が時間旅行の方法を開発し、ある男が未来へ送り込まれる。未来人達は男に冷淡だったが、脅し文句が効いてしぶしぶ医薬品と燃料を分け与えてくれる。その脅し文句とは俺たちが絶滅すればあなた達も消えるという陳…

映画 マイフェアレディ (1964)

典型的英国紳士のヒギンズ教授が道楽で、花売りの少女イライザの発音・発声・訛りを矯正し、淑女に変身させるという一種のお伽話である。序盤はゴタゴタが続くが中盤でイライザは突然美声になりミュージカルの名曲『I Could Have Danced All Night』を熱唱し…

映画 プロデューサーズ (2006)

プロードウェーの有名プロデューサー(といっても風変わりな)と若い会計士が組んで金儲けのために新作をプロデュースするという話。二人は作品がコケたほうが儲かるというシュールな仮説に基づいて脚本、キャスト、公開へと突っ走るのだが、ネオナチ、ゲイ…

映画 雨に唄えば (1952)

これも往年のミュージカル映画で今回やっと観る事ができた。意外にもトーキー映画の黎明期が題材になっており、主演のジーン・ケリーが今回も熱演しタップダンスやアクロバットを披露していた。まあ想像していたのとはだいぶ違う映画である。 ストーリーはコ…

映画 ショーほど素敵な商売はない (1954)

映画コレクションのうちで観ていないものを慌てず落ち着いて観ている。先を急いでいる若い時は時間を費やすのが躊躇われるということがあるのだ。だがこうして取りこぼしていたものに名作がある。 本作は有名な楽曲をいくつか含むが、要するにボードビリアン…

映画 熱いトタン屋根の猫 (1958)

映画だが戯曲なので長い台詞回し、警句がちりばめられた修辞的表現が多い。南部の裕福な家庭で起こるゴタゴタが主題であるので観てても楽しくはない。ごく控えめに黒人の使用人が出てくるが、南部の現実はフォークナーで学んでいるので、特異な人間関係もわ…

映画 巴里のアメリカ人 (1951)

『巴里のアメリカ人』のDVDを観た。ヒットするべく役者、音楽、舞台が揃えられ、アカデミー賞も受賞した作品である。 まあ額面通りほぼ楽しむことができた。ジョージ・ガーシュインの名曲も聴けたし、美人女優も見ることができた。主役のジェリー・マリガン…

映画  気分を出してもう一度 (1959)

古い映画でブリジッド・バルドーが登場するのだが、ずいぶん気まぐれでわがままな美人だなと思って見ていたら割と真面目な探偵物のようになってきた。 ダンス教室の経営者がピストルで撃たれて死んでいたのを、ちょうど訪問した歯科医師のダンドゥーが見つけ…

映画 ゴー・ファースト 潜入捜査官 (2008)

映画で見るフランスの犯罪組織は軍隊並みの装備なのが気になるところである。実際南フランスではどうなのだろう。さて今回の映画を今半分くらい見終わったところである。前半部ではミスをした警察の捜査班を犯罪組織側が殲滅した。 生き残った潜入捜査官は今…

映画 続菩提樹 (1958)

マリアとトラップ大佐がアメリカに渡り、家族合唱団として活躍する様子を描くドイツ映画である。二人は実在の人物だったのだ。言葉はドイツ語だしこちらは本物っぽい。子供達もみなかわいい。さてバスに乗り地方公演を行うマリア達だが、12人しか客が入らな…

映画 サウンド・オブ・ミュージック (1965)

あまりにも有名なこの映画をやっと見た。冒頭の映像美に度肝を抜かれたが、コメディーとしての演出は結構鼻につくものがある。素晴らしい名曲ぞろいなので感心しながら楽しむことができた。修道尼見習いのマリアと退役軍人のトラップ大佐が主人公である。ま…

映画 透明人間現る (1949)

調べたことを書くと、この映画は円谷英二による特殊撮影映画の戦後第一作である。次に観た後の感想などを書く。 まだ人物が素朴でステレオタイプであり、出てくる風物が時代の記録という感じがいい。事件は神戸にある中里化学研究所で起こった。主な登場人物…

映画 予感 (2007)

テヘランで都市生活を送るある夫婦の事件を描くドラマである。製作国はイスラム革命を経て30年くらいのイラン、それに日本となっている。 高級マンションに住むアミールは、広告会社の社長でとても多忙だが、時々スズキのエスクードを駆って砂漠をぶっ飛ばす…

映画 チェコの古代伝説 (1952)

チェコの建国にまつわる伝説を人形劇とオーケストラで構成した作品である。人形の手作り感が災いして没入しにくいところがあるが、いくつかのエピソードを忍耐強く見て行けば、目的は達成されるだろう。 14世紀に出た年代記(ダリミルの年代記)や19世紀の小…

映画 白蘭の歌 (1936)

これは日本映画専門チャンネルで放映されたもので、大変見所の多い映画である。あらすじを述べる。 日本人技師の松村(長谷川一夫)と満洲人で音楽学校生の雪香(李香蘭)の2ショットが最初から出てくる。もう恋人同士かと思ったがそうでは無いようだ。ここ…

映画 リンダ リンダ リンダ (2005)

これもやっと観る事ができた。いつもなら最初の10分で挫けてしまう映画なのだが今のように時間にゆとりがあると大丈夫である。始まりはとっつきが悪くて何をぐだぐだやっているのだろうと思いながら見ていると、眼光の鋭い少女が香椎由宇だとわかってきた。…

映画 スイングガールズ (2004)

音楽ファンなので一度は見ておこうかと思う。題名から全くの素人が楽器演奏に挑み、最後は拍手喝采なのだなと想像できる。というのが本題で、その前につかみの部分があるのだがこれは良くなかった。とくにイノシシが出てくる場面は感心しない。そんなに都合…

映画 おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ! (1986)

こう言った作品も毛嫌いせずに一度は見ておこうと思う。にゃんにゃんは隠語だし、「セーラー服を脱がさないで」は場合によっては脱がしてもいいという意味に取れるおじさん目線のいやらしい歌である。ともあれ若々しいおニャン子たちを見ることもできたし、…