パワーアンプ

SIT パワーアンプ II (3)

アンドリングが調整可能になったので、このアンプを利用して2SJ18の伝達特性を調べた。 似たもの同士をペアにする。かけ離れているとオフセットが調節できなくなる。 1−4、2−3と今回は丁度うまくいった。 放熱器の温度を監視しながら試聴中 キース・ジャレッ…

SIT パワーアンプ II (2)

回路図と基板図を示す。 最初のテスト。初段に1.5mAづつ流れている。 出力段のバイアスの生成を見る。2.4Vくらいになっている。 バイアスシフト回路が正常に動作しているか見る。MOS FET 5個で14. 3Vなので大丈夫である。外についている基板は電源電圧をコン…

SIT パワーアンプ II (1)

トランス電源の良さがわかってきたのでSITアンプをもう一台作る。 これが今回の元になるSITアンプ。2018年に作ったアンプのシャーシを替えたものである。カプラーを使った回路で作り直す。 昔の回路 音を聴いてみると大変ナチュラルな感じがする。さすがはSI…

パワーJ-FET パワーアンプII (5)

音を聴いてみる。事前に32Ω抵抗負荷でオフセットを見る。安定を確かめてからスピーカーを繋ぐ。このアンプは自作のプリを繋ぐと電源の保護回路が働くのでiPodをソースにして聴く。 前作のJ-FETパワーアンプと同じ音と言って良さそうだ。低音はパワフル…

パワーJ-FET パワーアンプII (4)

組み上がった基板をシャーシに積んでテストする。出力端子をアースに接地する電流メカモードである。 バイアス電圧の発生を確認。左右違っていたり、変な電圧が出れば遡って確認する必要がある。2.4Vなのでこれは合格。 終段をつないでアイドリング電流を見…

パワーJ-FET パワーアンプII (3)

もう一つ基板を作らねばならない。 部品のせに52分かかった。 裏の配線に1時間43分かかった。 MOMOの時間貯蓄銀行の例に倣えば、この基板には私の時間が2時間半分詰まっている。

パワーJ-FET パワーアンプII (2)

半分組み上がった。 バイアス電圧を作ることに成功した。 終段をつないでアイドリングをみたところ、150mA流れたのでMOS FETを5個にした。 その結果アイドリングを35mAくらいに設定できた。 33Ω負荷でDCアンプにしたところ。アイドリング、オフセットを調整…

パワーJ-FET パワーアンプII (1)

音を聴いてみたいのでInfineonの石でもう一台作ってみる 回路図と基板図 基板は一回り小さいものにする。時間的、コスト的にかまり有利である。

パワーJ-FET パワーアンプ (7)

このアンプ無音で立ち上がるし(遅延回路なし)、つけっぱなしにしてもほとんど熱くならない。結論から言うとパワーJ-FETアンプの音は筋金入りの低域と、軽快で爽やかな高域が特徴である。 ノイマン指揮チェコフィル、ドヴォルザーク八番ではかなり驚い…

パワーJ-FET パワーアンプ (5)

バイアス電圧の生成を見る。半固定抵抗を絞った状態で5.1kΩ負荷で4V出ている。実際は10kΩのサーミスタが並列に入るので2.4Vくらいになる。 マイナス側のみの電流メカを見る。バイアス電圧を2.4Vから上げていって3.6Vにしたところ。終段の電流が50mAくらいに…

パワーJ-FET パワーアンプ (3)

いくつかのミスと電源の問題があったのでしばらく足踏みしていた。右は問題点を見つけるための実験基板。 やっとバイアス電圧を作ることに成功したところ。

パワーJ-FET パワーアンプ (2)

回路図と基板図を示す。 この辺まできた。

パワーJ-FET パワーアンプ (1)

これは2021年に購入したパワーJ-FETで、SiCでできたJーFETであるらしい。 左がUnited SiC社製、右がInfineon社製である。 製作に必要な技法がようやく揃ってきたのでアンプを作ってみる。 回路図、基板図は書けたので、この辺から始めることになる。こ…

LM3886パワーアンプ

昔作ったものを基板を改修してHENシリーズの筐体に移した。 回路図と基板図 ミューティング回路が最初からついている。 音を聴いてみるとパイポーラと似ているが幽玄の趣があると感じた。

SIT パワーアンプ (5)

ミューティング機構(遅延回路+電子リレー)をつけ終わったので調整して運用している。 タワーのようになっているが下からVーFET(SIT)、MOS FET、バイポーラ、IC(LM3886)となっている。すぐ切り替えられるようにスピーカー出力端子は統一した。 音を聴…

SIT パワーアンプ (4)

実際に運用してみるとDCドリフトが大きいのと、ポップノイズが大きいことがわかったので改良を試みる。 遅延回路とMOS FETの電子リレーを入れる。ACアンプ化の電解コンとショートピンも入れてある。ショートピンは電流メカに戻して電流調整する時に役に立つ。…

SIT パワーアンプ (2)

基板が出来上がったので電流メカとしてのテストをする。ようやく合格したので、最終調整を行った。 Rch Lch どちらもアイドリング50mA付近、オフセットも数ミリVに調整できた。

SIT パワーアンプ (1)

次に同じコンセプトでソニーのVーFET 2SJ18を使ったアンプを作る。電源部を作り、予備実験を重ねてやっとサイン波が通るところまできた。 回路図と基板図を示す。 基板作りの様子

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (10)

新しい基板を二つ入れて音の問題は無くなった。挙動は電源オンで出力に80mVが出るが、ヒーターが暖まるとゼロに近づいてゆくという穏やかなものだ。放熱は天板が熱くなってきたらファンを回すくらいで良い。スピーカーをFE103SOLの16Ωのバスレフに昇格させて…

パワーアンプ III (6)

大胆にもメインシステムに組み入れて聴いてみた。 HMA−9500 II と較べることになってしまうが驚きの音が流れてきた。透明度、繊細感、雰囲気でHMA−9500 II を上回っており、低音のダイレクト感もそれほど負けていない。オーディオ製作の最後の課題がほぼ達成…

カバンに入れて持ち運べるB1 追記

かねてよりハイ落ちで困っていたこのアンプに、いよいよ改良を加えることにした。 定数はこのようになる。 実装はこのようになる。 聴いてみるとSITアンプの良さがフルに発揮され、重量感、繊細さが出るようになった。柔らかい感じもある。半導体アンプの最…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (8)

このように出力にセパレーターを入れてみた。調整したところ。 両方のチャンネルに入れて32Ωスピーカーを鳴らす。 音楽が流れてきた。音の柔らかさ、音場感の良さがわかるが、バズは残っているようだ。なんとかしてバズを消したいが、とりあえず思った通りに…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (7)

左右のヒーター電流を確認したところ。3.2Aと3.1Aになっている。明るさに差があったのでなるべく近づけた。 Rチャンネルから始める。電源電圧を見たところ。±110Vと-175Vとなるよう調整した。 終段のバイアスを-44Vに設定したところ。 真空管をつないでアイ…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (6)

配線がほぼ完成したところ。後はACアダプターの極性を調べて繋ぎ、−180Vをトリマーを調整して出してやればいい。 二台並んだところ。リードのケースとタカチとでは大きさが微妙に違っている。接続をよく比べて間違いがないか入念にチェックする。 今朝は6C33…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (5)

左右独立電源にするので電源部をもう一つ製作している。コーセルのスイッチング電源は12個買ってあるので4個予備があることになる。 アンプ自体はツインモノラル構造と言って良いだろう。 6C19P のアンプを測定した。 問題なく動作しているようだ。6C33C~Bも…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (4)

ヒーターが点灯するかどうか確認する。入力されているのはDC24.7V、ヒーターに流れる電流が 3.2Aである。 次に電源部から正しい電圧が来ているか調べる。+109V、-109V、−157Vが確認された。 いよいよ電流メカのテストである。ショートピンを挿して電源を入…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (3)

本体にはアンプ基板と、ヒーター回路が搭載される。電源部は熱から逃れるために分離してある。今回は左右独立電源になる。 リプルフィルター回路 組み上がったところ。 電源ユニットが一つ完成した。50V 1Aの電源が四つと−180V電源が一つという構成である。…

6C33C-Bハイブリッドアンプ III (1)

6C19P ハイブリッドアンプ(パワーアンプ III)は1箇所手直しして今ではほぼ毎日稼働している。 6C33C-Bハイブリッドアンプ も、この方式でできることはほぼ確実なので、完成を目指している。 基板はそのままサイズアップした感じである。 この辺まで来た。

6C19P OTL ミニワッター II (6)

ヒーター電源は今のところACアダプターに直に接続されているので起動時のラッシュカレントでACアダプターが気絶する。4回ほどオンオフすると電流が流れるようになる。これには解決法があるので試みた。 このような基板をつけてやれば定電流化するので一発で…

6C19P OTL ミニワッター II (5)

完成したので音楽を楽しんでいる。 今まで聴いていたのは何だったのかという程のレベルである。高域の爽やかさとエコー感、低域の高忠実性、これらはこれまで聴いたことが無い領域だ。 また何かできるような予感がする。回路はこのアンプのコピーだが。