プリアンプ

真空管プリアンプ(10)

イコライザーアンプの回路は無帰還、CR型に決定した。トランジスタのバッファは必要なければ後で取り除く。 独立したアンプを4つ組んだところである。 プレート電流を確認した。正しく動作している。フィルター部をつければ完成する。

真空管プリアンプ(9)

回路図と基板図を示す。 ヘッドホンアンプとして聴いてみるとノイズが無く、聴いたことのない素晴らしい音なので、 定数を変更してしばらく音楽を楽しんでみる。 終段に4mA流し、カップリングに330μFを使用している。 30Ω負荷での特性を示す。

真空管プリアンプ(8)

フラットアンプ基板が出来上がった。 特性はまあまあ、ゲインもちょうど良い。 出力インピーダンスを考えるとこの回路がベストとなる。 カソード接地 計算エラー PG帰還 44kΩ エミッタフォロア 1.5kΩ カソードフォロア 900Ω となった。PG帰還で済めば簡素化…

真空管プリアンプ(7)

フラットアンプの方の三極管5744WBの動作テストと測定 このような回路で行なっている。 扱いが簡単で特性も良い。ゲインが小さいのでフラットアンプ向きである。イコライザーアンプを作るには 五極管が良いような気がする。

真空管プリアンプ(6)

先程うまくいかなかった5702WBはどうかというと、確認すると基板のミスだったので修正してテストした。 増幅度は十分ある。特性を調べた。 出力が大きいがノイズも多い。ゲインが42倍ある。 6J1BのNo.4の特性も調べた。 素直ないい特性である。ゲインも40倍…

真空管プリアンプ(5)

6J1Bが6本あるので同様な回路でチェックした。 No.2とNo.3は壊れている。電流が流れないし、増幅度も無い。他は使えるのではないだろうか。

真空管プリアンプ(4)

五極管の増幅能力を調べるための基板を作った。シャーシはボリュームが付いて小さいプリアンプになっている。 この基板は最終的にイコライザーアンプになる予定である。 これは終段エミッタに3mA流れて、出力がサイン波AC 0.3V(歪率6%)という惨憺たる結果…

真空管プリアンプ(3)

レイセオン社の五極管を入手した。 こうやって動作を確認したり、プリアンプのようなものを作って楽しんでみる。真空管は音がいいというのは 重要な事実である。

真空管プリアンプ(2)

このようなのが出来上がった。 出力カップリングCを付けて、NFBもかけてある。 特性を示す。 音を聴いてみたいが、メインシステムに繋ぐと大音量でブーと鳴ってしまう。ヘッドホンでは問題なく聴ける のでパワーアンプとの相性の問題だと思う。ボリューム付…

真空管プリアンプ(1)

ハイブリッドでないのを作ろうと思う。 このようなのを考えたが、実験中に5極管をどうやら壊してしまったようだ。 真空管は再注文するが、このようなものをまず作ってテストしてみる。

真空管ハイブリッドプリアンプ(7)

改良の経過を示す。 現在の回路 3日位鳴らしていると透明でしっとりした音になってきた。レギュレータの方は入れてある。 真空管SEPPプリは金田式でしか見たことがないので、これはなかなか貴重なプリと思う。

真空管ハイブリッドプリアンプ(6)

ブーンという音程のあるハムのような音が結構な音量で聴こえるので対策する。 まずリプルフィルターを電源との間に挿入する。特に変わりがなかった。 次にレギュレーターを挿入した。特に変わりがなかった。 金田式の光電式管球プリの記事をよく読んでみると…

真空管ハイブリッドプリアンプ(5)

いよいよメインシステムで稼働させている。定数を変えてゲインは13倍くらいに設定した。 思ったよりノイズが多めだが、空いたスペースに電源フィルター基板を追加すると良くなるかもしれない。

真空管ハイブリッドプリアンプ(4)

今回はトラブル無くすぐ動作した。 Rch アイドリング 1.2mA、オフセット 25.6mV Lch アイドリング1.5mA、オフセット 24.9mV Lchの特性 回路と基板図を示す。

真空管ハイブリッドプリアンプ(3)

例によって伝達特性を描いてみる。 このカーブを見ていると、3mA流すには330Ωの抵抗を入れれば良いとわかる。 カソードに300Ωを入れて、+130Vをプレートに印加したところ。2.4mA流れている。 この電流は揺るがないので、真空管はgmをもつ優秀なレギュレータ…

真空管ハイブリッドプリアンプ(2)

本回路を抜粋するとカソードフォロアー回路になるので、まずこれで6N21Bの動作を見る。 ピン配置を確認する。 一本につき6.3Vだろうと思うので、2本直列にして12Vかけてみる。 うまく点灯した。

プリアンプIII のメンテナンス

フラットアンプの自照式スイッチを交換し、電源部に銅箔テープを巻いた。このスイッチは早くへたってくるので、 複数用意して交換する必要がある。 金田式風のイコライザーを載せてみた。 スイッチのテスト。 シュアーV 15 type III で聴いてみたが大変良い…

Toshiba 2SK11でアンプを作る (1)

2SK11は日本電子工業会(EIAJ)に登録されたFETの最初のものである。いくつか入手したので何か作ってみる。 足の配置 DCA Proで調べてみるとJ-FETとして認識される。 Idssは0.4mAだがドレイン電流を1.5mAまで流せそうだ。

超広帯域電圧増幅段MOS FET パワーアンプ (5)

C3011で再度試したところプリアンプとして成立することがわかった。 特性 これはやや悪いがTASCAM US144ーMkIIで計測すればノイズフロアが10dBくらい 良くなるはずである。 完成写真 しばらくこれを聴いてから改めてパワーアンプ基板を製作する。

HEMT プリアンプ (1)

High Electron Mobility Transistor 高電子移動度トランジスタ (HEMT)は富士通発の新素子である。マイクロ波の機器に適している。低周波アンプを作るのは少々無謀な気もするが音を聴いてみたい。 この特性図から伝達特性をプロットした。 これはGaAs MES F…

超広帯域HBTプリアンプの製作(3)

試聴を続けているが、高域に切れ込みもあるし特にノイズが多いという事もない。特性を取り直した。 今回のプリアンプ3部作の中でも優秀な方である。前回測定時の特性が悪かったのは、最大出力を欲張ったのが原因の一つだろう。 完成写真

超広帯域HBTプリアンプの製作(2)

もう片方のchが出来たので動作を確認後特性を調べる。何故かノイズレベルが高い。 オフセットは優秀。両chDCアンプ化した。 アイドリングは上下で差がある。 SITアンプとFE103solフルレンジで試聴する。すでになかなか良い。エージングすると素晴らしいもの…

超広帯域HBTプリアンプの製作(1)

HBTとはHeterojunction Bipolar Transistorの略で、シリコンとゲルマニウムでできているトランジスターである。 このような回路になる。 実験ではある程度見込みが立っている。

GaAs MES FET プリアンプ (4)

メインシステムだとHMA9500II が敏感過ぎて接続できなかった。二回失敗して諦めた。K180のSITアンプはうまく接続できた。保護回路も付いているし何よりも安定性が良い。 世界初GaAs MES FET プリアンプ 稼働中の図である。非常に繊細でクリアーな音がしてい…

GaAs MES FET プリアンプ (3)

もう片chのほうも調整できた。アイドリング2.9mA オフセット0.8mVとなっている。 完成写真 明日はメインシステムで試聴しよう。

GaAs MES FET プリアンプ (2)

MES FET は以前ヘッドホンアンプを試作した時のものを用いる。 このようにDIP化したものである。 DC動作だけの回路をまず組んでみる。 二段目まで動作させることができたが、NFBをかけると不安定な感じがする。 このように素子を基板の裏に直付けするように…

GaAs MES FET プリアンプ (1)

GaAs MES FETから始める。 NE76084は耐圧が低いのでオーディオアンプに向いていないが、このような回路を使えば大丈夫である。定数は伝達特性の図から大体のところを導き出した。

Dualgate MOS 電圧増幅段MOSFETパワーアンプ (5) 

この連休は新回路のパワーアンプも出来たし、非常に難しいクラシック曲もスコア化、音源化できたというこれ以上ない有意義なものだった。 牧神の午後への前奏曲 https://youtu.be/OkO6spSIqRQ 本題のパワーアンプは結論から言うとSITアンプに匹敵するとても…

測定用プリアンプの補修

2009年に作って歪率測定用に使っていたプリアンプが高調波歪を出すようになったのでチェックして補修する。 今ではこの様な高調波が出る。これでは測定に使えない。 原因はオペアンプしか考えられないので交換した。 LME49860からSONY CXA4559に交換した…

2022年版Dualgate MOS イコライザーアンプ (4)

撤収後はJーFETの選別をしたり直流メカの組み立てなどの工程に入る。難しい所は無い。 東芝の誇るオーディオ用高gmJーFETの2SK170である。ローノイズの高級プリアンプを作るのに必要な石である。 初段差動アンプををこれで構成した。うまくいっている。 二…