映画 はなれ瞽女おりん (1977)

  話を盛り込みすぎ、明示しすぎな点を除けば、映像美と格調の高い音楽、俳優陣の過不足ない演技、照明やカメラワークなど技術的に称賛に値する映画である。又、伝統文化を後世に伝える役目も十分果たしている。

 前半は盲目の少女おりんの生い立ちから、禁を犯して追放されるまでを描いているが、出来事を忠実に追っているだけに緊張感と息苦しさがあった。観るのが苦しかったが、後半から一人旅ではなくなり男(原田芳雄)、次いでたま(樹木希林)と一緒に旅をするようになるので、ロードムービー的なほっとする雰囲気が出てくる。

 結局のところ陰惨な話が多かったが、紹介されている伝統文化が多種多彩で、宴会芸から当時の大道芸、新内流しの二挺三味線まで出て来て見どころが豊富であった。

NEW HCAアンプ パート2 (2)

 こちらの方は着々と進んではいるが、完成までいけるだろうか。

 J.S.Bachの方も凝りに凝った音楽だがかなり手子摺っている。というかよくわからない。  

 読書の方は相対性理論の中枢部がなんとか理解できたので次に行くことにした。精神医学の本を読んでいるが、今は用語も変わってゆくし、多岐多様の分野が出てきている。疾病というより現代社会の落とし穴と考えた方がしっくりくるものもある。一旦なったものに介入してよくするのは難しい様な気がする。つまり、ならないのが最善ということだ。

 

Sibeliius Ultimate

 しばらくサブスクリプションが切れた状態だったが1年分のライセンスを購入することができた。一見するとDVDの様だが開けてみると紙切れに暗号が書いてあるだけだった。これをAVIDのマイページに登録する。

 一年あればかなりの事ができるだろう。バッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータなんかを研究するのもいい。

映画 赤ずきん (2011)

村人とは?伝説から起こる悲劇とは?こういった古くからあるシリアスな問題に目を向けた大人向けのストーリーを美しいビジュアルで作り上げた作品である。題名どおり一部童話の赤ずきんとオーバーラップしている。

 辺境の森にある小さな村で、ある満月の夜に少女が狼に殺される。少女はルーシーといい、主人公の姉である。この伝説の狼に対して村は子豚の生贄を差し出して、村人の安全を図っていた。村人は自警団を組織して狼狩りに出発するが、犠牲者を出しながらも狼を一匹仕留めたのである。

 その夜、狼狩りのエキスパートとされるソロモン神父が村にやってきて、その狼はただの狼で、本当はこの村に人狼がいるのだという。

 ここからどんどんホラーになってゆく。黒魔術とキリスト教封建制がテーマとして表に出ており、人々の心理を利用した理不尽な出来事が起こってくる。最後は人狼が誰であるか明かされ、まあまあハッピーエンドに近いエンディングになる。

 こういった映画は制作会社によって、大人向け、やや教育的、お子様向けと制作方法が分かれるが、この映画は大人向けであり、想像を膨らませた大人のメルヘンと言えるものである。