バイポーラアンプ

パワーJ-FET パワーアンプ (4)

終段石をつないでアイドリングの挙動を見る。−10Vくらいからドレイン電流が流れることがわかった。 温度補償が気になるが、物凄いスピードでドレイン電流が増加することがわかった。定数をいじっても対処不能 だったのでしばらく考えていると補償回路が正帰…

バイポーラ パワーアンプ

今回のバイポーラ パワーアンプについて解説するとこのような回路と基板になっている。 回路はJBLのアンプを真似たもので、基板は今回のシリーズと同じプラットホームになっている。 2021年に作って音は聴いていたがこれをタカチHEN シリーズの筐体に移植す…

SIT パワーアンプ (5)

ミューティング機構(遅延回路+電子リレー)をつけ終わったので調整して運用している。 タワーのようになっているが下からVーFET(SIT)、MOS FET、バイポーラ、IC(LM3886)となっている。すぐ切り替えられるようにスピーカー出力端子は統一した。 音を聴…

SIT パワーアンプ (3)

うまく動作するところまで来たので、FE103SOLを鳴らしている。 次回作のバイポーラアンプも鳴らしてみる。 次次回作のLM3886アンプも鳴らしてみた。これは昔作ったアンプをタカチHENケースに移植したものである。 これが元のアンプ これらにMOSを加えた四部…

超広帯域電圧増幅段MOS FET パワーアンプ (5)

C3011で再度試したところプリアンプとして成立することがわかった。 特性 これはやや悪いがTASCAM US144ーMkIIで計測すればノイズフロアが10dBくらい 良くなるはずである。 完成写真 しばらくこれを聴いてから改めてパワーアンプ基板を製作する。

バイポーラノンスイッチングアンプ(4)

パワーアンプ I に組み込んだ。DCオフセット32mv、アイドリング113mAである。 回路図と特性を示す。 無帰還アンプである事もあり、作りっぱなしだとそれ程良くはない。

バイポーラノンスイッチングアンプ(3)

パワーアンプ I の第2基板を使って温度補償の回路を実験してみる。 シミュレーターでは見事なノンスイッチング特性が得られている。 このような豪華な感じがする回路になっている。*の部分を終段に熱結合する。 アイドリングは安定している。アイドリングが…

バイポーラノンスイッチングアンプ(2)

終段アイドリングの設定の仕方がわかってきた。 これは122mAだが、ベース入力の1kΩをショートして2段目の電流を増やして行くと調節できる。3段目のVRでは微調整できる。 これは337mAだが10分ほど聴いているとゆっくりと増加してゆく。 410mAに上昇し止まる気…

バイポーラノンスイッチングアンプ(1)

そもそもシミュレーターでの解析はバイポーラでのものであった。 ちょっと考えるとVbeの熱補償の方法が無さそうなのだが、この回路自体がアイドリングを自動調整してくれるという可能性もある。実験で確かめるのが早道である。終段をサンケンのC2837、A1186…

Hiraga Le Monstre (5)

電流正帰還をかけてみた。と言ってもオペアンプを使う方式ではなく、F7と同じ方式でかける事にした。出力インピーダンスは1.7Ωに減少している。 Le Monstreは熱暴走するかどうかは定かでないが、ごく緩やかにアイドリングが増加してゆく。アイドリングを監視…

Hiraga Le Monstre (4)

組み上がったところ。 フルレンジスピーカーをつないで電流正帰還無しで慣らし運転している。音の印象はとても良い。

Hiraga Le Monstre (3)

電流正帰還の実験を行った。 1kHzのサイン波を入力して負荷に生ずる交流電圧を見る。8.3Ω負荷の方が電圧が高くなるようオペアンプ出力の抵抗を調整する。 –0.11Ωが達成されている。さらに先に行くのはもう少し後にする。

Hiraga Le Monstre (2)

組み上がったので素性を見るため測定した。 まずアイドリング50mAでの特性。 この歪みはクロスオーバー歪みとスイッチング歪みが原因と考えられる。随分盛大に出ている。 500mAにするとこうなった。 エミッタ抵抗は原典通り1Ωにしてある。出力インピーダンス…

Hiraga Le Monstre (1)

このフランス出自の自作アンプもあまり話題にならないようである。完成基板がeBayで安価で手に入るが今回作ってみる。 回路図と基板図 本来は電圧が±12VのA級アンプのようである。電源が用意できないのであり合わせの電源を使用する。B級アンプとして成立す…

エスニック風A級アンプ (6)

ステレオアンプにして完成させる。 一日エージングしてからメインシステムに組み込んだ。 まろやかな良い音だ。0.25WまでA級動作するAB級バイポーラアンプである。

エスニック風A級アンプ (5)

アイドリングを増やして測定した。 この位流しても測定中に放熱器は熱くならなかった。 ミニワッター並みの出力である。これで両ch作ってステレオで聴いてみる。 参考 シミュレータ この結果はちょっと不可解なところがある。何でノイズフロアがあるのだろう…

エスニック風A級アンプ (4)

この回路と定数が良さそうである。 この定数で組んでみると中点電位5.25V、アイドリング88mAとなった。安定度は良いので、あとはアイドリングを増やして測定してみる。AB級アンプなのでこれでも良いかもしれない。

エスニック風A級アンプ (3)

前回のアンプについてシミュレーターで調べてみた。 この時の出力が0.8Wなのであながち失敗とも言えないようだ。 違う回路を試してみる。 サンケンの石を用いる。hFEが同じものを用意した。リプルフィルターも装備している。 空中配線の仕方を変えた。 アイ…

エスニック風A級アンプ (2)

なんか楽しそうなので実践してみることに。 同じ電源電圧を用い、自分なりの回路で試してみる。石は東芝のC5200、A1943を使う。スピーカーに直流を流すのはやらない。 一応選別したがこのくらいかけ離れている。 アイドリング電流をトリマーを使って調整する…

エスニック風A級アンプ

YouTubeで見掛けるマレーシアの刻印があるトランジスタで作ったオーディオアンプの製作を見ているとこれは何だろうという興味が湧いた。同じ様な動画が次から次へと出てくるのである。 言葉はわからないし回路図も一切ないので理解するのに繰り返し見る必要…

パワーアンプ III (13)

測定した。 最大出力付近では保護回路が働いてしまうのでここまでにした。

パワーアンプ III (12)

電源投入時のポップノイズが大きいのでミューティング回路を挿入する。 これでいつでも気軽に楽しめるようになった。 音質は切れ味があって柔らかく深みと音の伸びが感じられる。バイポーラ最高峰と言ってもいいかもしれない。

パワーアンプ III (6)

差動二段バイポーラアンプ 回路はこの様なものである。 ±20V電源で測定した。

回路の錬金術 part 1

小型SITのK79とバイポーラを組み合わせると三極管特性になると昔考えたが今回の検証で結論が出た。 参考 静特性 三極管のような特性になるものの歪み特性はSITのものではなくバイポーラの特性がそのまま出ているようだ。

替え玉方式で弩級アンプを作る(1)

負性インピーダンス電流帰還基板からマークレビンソン風基板に替え玉する。このため出力段を直接はんだ付けからコネクタ式に手直しした。 2パラはとても良いのでこれから当分はこの方式だが調整して音を聴いてみると両者はかなり違っている。電流帰還方式も…

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(3)

既にメインシステムに組み込んで20cmバックロードで楽しんでいる。音の方もだんだん分かって来た。バイポーラ2パラならば低音もしっかり鳴らせるし高域も悪くはない。フワッとしてキラキラする感じだがクラシックもポピュラーもいける。バイポーラの終段は強…

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(2)

この辺まで来ている。音はある程度分かったが挙動をしばらく見ておかないと何が起こるかわからない。 今のところは大丈夫である。

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(1)

アキュフェーズの回路と言ってもごく普通の電流帰還回路である。細部の処理はアキュフェーズのアンプを真似てある。 例によってテストベンチで動作を確認してから大型筐体に組み込む。

マークレビンソンの回路で弩級アンプを作る(10)

SAP15のデータシートを見ていると抵抗値は不明ながらパラプッシュプルの推奨回路が載っていたので試してみると一応できた。 調整が済んでいい感じで鳴らしていたらヒューズが飛んでしまった。やはりアンバランスから熱暴走に至るようだ。ペア取りを厳重にし…

マークレビンソンの回路で弩級アンプを作る(9)

小型のものが動作したので紹介する。 側が薄いのでB級で動作させている。 綺麗な音と豊かな音場感と力感、申し分のない音がしている。