岩波新書

岩波新書 モゴール族探検記 (2)

本文から少し紹介する。 《アブドル・ラーマン老人の二番目の息子が、ダバーという黒い汚いツボのようなものをもって来てくれた。これは、この村でつくるという。材料は、ブテ・イ・シリシとう一種の植物である。その根を乾かし、水車でひく。それを布でこし…

岩波新書 モゴール族探検記 (1956)

京都大学探検隊による1955年の記録である。著者の梅棹忠夫はこう書いている。 《わたしは、キャンプ地をさがすために、村の中を巡視する。まあ、なんというひどいところに住んでいるものだろう。どっちを見ても、赤茶けた岩山ばっかり。これは、世界の果てだ…