プリメインアンプAシリーズ(5)

DCアンプによく使われる2段差動アンプである。増幅素子にJーFETを使う。 左は電流帰還、右が差動2段 特性は大変良い 音質を確認した。きめの細かい明るい音だ。低音も制動感がある。こういう音はハイエンドオーディオでもあるかどうか。コストパフォーマンス…

小説 天北原野 (6)

男女のからむ話は俗によくあるような展開になってくる。孝介はあき子を旅行に連れて行く約束をする。それは梅雨の前の5月になるだろう。 かつてあった豊真線の描写が出てくる。孝介は車中にある。 《そんな話を聞くと、自分が罪を犯しているような心地がした…

東洋文庫 修験道史研究(1942、1972)

本書は和歌森太郎の卒業論文に数編を加えて昭和十七年に河出書房より刊行されたものの復刻である。一部を紹介する。 10P 《はじめ、漠然と、修験道及びその主体たる山臥のことを歴史的に考究しようと志したさいに、思い浮かべた山臥は、第一に述べたような山…

プリメインアンプAシリーズ(4)

安定に動作させるまでいろいろあった。決め手は位相補正用高耐圧コンデンサーだった。33Pだと突然寄生発振する。 8Ω負荷での出力測定 テスト用スピーカーで事故がないかみる。 安定度がわかったのでリファレンスシステムで試聴 ゆったりとした大人の音だ。出…

プリメインアンプAシリーズ(3)

和菓子箱から取り出した電流帰還アンプの基板を±40Vで動作するよう改造して、音質を確認するのが目標である。 改造前の基板 この様なちょっと豪華な回路になる。2段目をカスコードにしたのは素の回路ではアイドリングが漸増してゆくのがわかったからである。…

プリメインアンプAシリーズ(2)

シャーシから作るにはこの様な部品を準備する。 シャーシ加工用の型紙もあるが、これはあまり上手く行っていない。 ±40V電源につなぐ外付け保護回路を新しく作った。 シャットダウンテストを行ったところ。 いろいろと役立ちそうだ。

小説 天北原野 (5)

あき子はついにピアノ教師のイワンと情事を行うようになる。それと同じ頃、孝介はある企てを実行する。 《明るく点る灯の下をくぐって、料亭花の家の広い玄関に、黒い細身の蛇の目傘をすぼめて入ったのは、梅香だった。うすい藍地に白の渦巻きの流れる衣裳が…

ジャズ喫茶本日開店(15)

Autumn Leaves Manhattan Jazz Quintet (1985) King Record制作のデジタルレコーディングのアナログ盤である。音が鮮明なのに驚いた。キュルルっときてパシッ、ズドンとくる。ピアノの音も明快だ。かなりの手練れと見た。ポピュラーな曲がセレクトしてあるが…

小説 天北原野 (4)

樺太の吹雪がとても恐ろしいことは住んでいる者なら承知している。完治はついに雪に埋まり、あとは犬に囲まれて死ぬか、という間際に小屋を見つける。九死に一生を得たのである。貴乃にとっては皮肉な結果となった。狂喜したのは伊之助である。 向田邦子も顔…

プリメインアンプAシリーズ(1)

和菓子の箱が基板格納庫である。 アンプ本体を並べたところ。本当はもう少しあるはず。この中にはSITアンプもあるしGaN FETアンプもある。アンプ界最先端を行っている。 A1から見直して行こうと思う。新作も作る予定。

棋聖戦第1局

ある時「ゲームをしてカレーを食べてゲームをする。これが理想の生活。」と誰かに言ったところ僕らしく無いと言われた事がある。だけどこれは本当のことである。今日も藤井棋聖はあさりカレーを食べていた。 ネットで観戦し将棋ソフトで検証した。この局面か…

小説 天北原野 (3)

樺太の山の描写がある。 《杉の木のように真っすぐに伸びた、エゾ松・トド松が、山の斜面にぞっくり立っている。その山の下の沢沿いに、二棟の飯場が横長に建っている。ここに、杣夫をはじめ造材労務者百二十余人が寝起きしているのだ。 飯場は荒板を釘で打…

東洋文庫 耳袋 1(1814年頃)

南町奉行の旗本根岸鎮衛が書きためた雑話集で全十巻あり、東洋文庫には二冊に分けて収められている。本文の一部を紹介する。 《盲人かたり事いたす事 安永九年の事なりしが、浅草辺とや、年若の武家、僕従三人召連れ通りしに、一人の盲人向こうより来たり、…

お家でベイシー

ベイシーで使われているJBLアンプを真似て作ったので、気分はベイシーと言ってもいいだろうか。 いやよく無いという人もいるだろう。 この軽やかな元気のいい音はその気にさせてくれる。 なんだか格好いいアンプだ。

現代文学

プルースト、カフカと来れば次はフォークナーだ。 新たな読書体験が待っている。

準リファレンス機への昇格(4)

《A3》 2016年3月に製作したプリメインアンプである。オンキョーの回路を参考にしてノンスイッチングアンプを考案した。 この回路はヤマハのHCA回路を2階建てにしたもので、精度はやや落ちるが入力インピーダンスを高くすることができるというものだ。HCA回…

回路研究 JBL SE400S(5)

あれからしばらく経つが小さなトラブルが続いてしまった。 まずサイン波信号を入れてスペクトルを見ると信号は出ているがフロアがブンブン振れている。寄生発振っぽいので位相補正Cを挿入した。これで収まった。100Pくらいでなんとかなった。 歪み特性の測定…

準リファレンス機への昇格(3)

MARK LEVINSON ML-2の回路を簡略化した回路である。 このままで±50Vに対応している。アイドリング、オフセットを調整した。 驚くことにこれは前の二つと比べ遜色のない鳴り方がする。バイポーラのコンプリメンタリーは素性が良く滑らかで高域がやや散乱する…

小説 天北原野 (2)

三浦綾子の小説の続きである。樺太の首府豊原の描写がある。 《すっかり日が暮れて、暗くなった豊原の街を、孝介とあき子を乗せた自動車が走っていた。外の寒さで、車窓は水蒸気に濡れている。中指でそっと窓を拭い、あき子は珍しげに豊原の街を眺めている。…

東洋文庫 近世畸人伝 (1790)

短い伝記のようなものや説話のようなものが混在している。一部を紹介する。 《内藤平左衛門 関東のならひ、貧民、子あまたあるものは後に産せる子を殺す。是を間曳といひならひて、敢えて惨ことをしらず。貧凍餓に及ばざるものすら、倣ひて此事をなせり。官…

準リファレンス機への昇格(2)

《A4》 2016年2月に製作したMOS FETアンプである。上條氏が考案したクロスシャント電圧増幅段で、ノンスイッチング動作をする。 元の回路 ±40Vに対応するため22kの抵抗を10kに変更し、アイドリングを調整した。終段はK1520、J200に変更している。 これも深く…

小説 天北原野 (1)

三浦綾子の1976年の小説である。今140ページまで読んだところである。孝介とあき子の披露宴の場面まで来てだんだん面白くなってきた。孝介一家の赴任先ハマベツの描写がある。 《ハマナスの花の一群が風に揺れている。その向こうに、七月の太陽にきらめく海…

準リファレンス機への昇格(1)

《A7》現在のリファレンス機はK180SEPPで、その神々しい音は僕の耳を魅せて止まない。K180はK77の後に出たTOKIN製のSITで高周波用途でありバイアスが浅く、入力容量に違いがあるという。 準リファレンス機は最近組み上がった上條式のMOS FETアンプで、若干華…

回路研究 JBL SE400S(4)

ケースはタカチCUー23Nを用いる。 もう一つの基板が完成したのでケースの加工に入る。 どうすれば良いか分かっているので、こんな感じで進んで行く。 両ch調整可能の段階までクリアーした。 ここまではちょっと苦しかったがあとは測定したり音質を確認すると…

クラシック喫茶本日開店(1)

今度はクラシック喫茶を開店する。店名は「盲点」とする。店主は大作曲家で、客が訪れると自分の作品をかけてくるという店である。まあレコードも置いてはあるが。たちまち評判となり怖いもの見たさに客が訪れるのではないだろうか。だが二度訪れる客は少な…

回路研究 JBL SE400S(3)

基板が出来上がる。 出力段 調整に成功したところ わりと早くここまで来れた。いい設計なのだろう。

東洋文庫 日本の茶書 1 (1971)

林屋辰三郎氏による「茶書の歴史」の章より内容を紹介する。 茶の起源において特に重要なのは、唐の時代(760年ごろ)に書かれた陸羽による『茶経』 三巻と、遣唐使として35年間唐に滞在した僧の永忠である。 《さて唐の風俗は、すべてが王朝人のあこがれで…

回路研究 JBL SE400S(2)

オリジナルの回路はこのようなものである。部品については再現できていない。 作りながら回路と定数を変更して行く。 初段の動作を見たところ。 部品をほぼ載せ終わる。 回路と基板図はこうなった。

回路研究 JBL SE400S(1)

JBLのパワーアンプSE400Sは作ろうにも部品を売ってないレベルの話なので単なる回路研究になると思う。 モトローラの石は2ペアくらい持っていたような気がするが、今あるのはMOSPECとSTマイクロのものである。パラメーターを調べた。 MOSPEC STマイクロ だい…

カバンに入れて持ち運べる上條アンプ(4)

電源部に基板を装着する。 シリーズ完成 ±40Vのトランス整流電源で特性を調べた。 音はどうなんだろう。