2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

チャイコフスキー交響曲第6番第一楽章

繊細でダイナミックなオーケストレーションと泉のように湧き出る楽想としか言いようのない曲である。この一楽章でお腹いっぱいになる。最後の鎮魂歌の様なのは禿山の一夜と類似している。 誰の指揮を模したという訳でもなくスコアに忠実に入力した。小澤征爾…

映画 さびしんぼう (1985)

大林宣彦監督作品。主演尾美としのり、富田靖子。尾道三部作のラストであり、なんだか即興で作ったような映画ではあるが後半からはしみじみした感じが出てきて、ここには真実のかけらが落ちているのでは?と思った。 まあ根っからの映画人だけあって監督憧れ…

映画 他人の顔 (1966)

まあ空前絶後の制作スタッフだし、原作者の脚本で2時間にまとめた作品ということで、文句を言う様な筋合いもなく、よくぞ残してくれたというべき作品である。 安倍公房のセリフがちりばめられている。と言うことは一種饒舌なのであるが、嘘つきのそれではな…

映画 シェルタリング・スカイ (1990)

汽船から艀で上陸した紳士と淑女の三人組は別に密入国者といういうわけでもなく、普通に税関で手続きして当地のグランドホテルに宿泊する。女流作家と作曲家の夫婦、それと友人という組み合わせである。前途洋々のニューヨーカーという印象である。 この後は…

映画 老親 (2000)

斑鳩の里の旧家の長男信重は仕事熱心なサラリーマンで、妻と二人の子供と東京で暮らしていた。ある日妻の成子にかかってきた電話を皮切りに義父の介護や親族との軋轢に翻弄されてゆく日々が始まる。だがそれは決して悲惨という程ではなく、経済的にも恵まれ…

6C19P OTL ミニワッター(2)

アイドリングは非常に安定している。 https://youtu.be/NFStqlcHrKQ DCオフセットがずれていたので調整した。 当分はOTLアンプを楽しむ。

6C19P OTL ミニワッター(1)

冬は真空管を楽しむ時期である。6C19P OTL ミニワッターを聴いてみる。 回路図 電圧増幅段は高圧部とフォトカプラーで絶縁されている。 この様な外観 特性図 ヒーターを点灯させてみた

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその4(2)

調整が終わったところ。完成したモジュールが3つになった。 アイドリングの挙動を確認する。 https://youtu.be/J2rOrCKTcE8

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその4(1)

新しくモジュールを作ってみる。 図案が決まるといよいよ製作である。材料は残り少なくなってきた。 モジュールが一つ出来上がった。 特性を調べる。

映画 バンドワゴン (1953)

毎度の事ながらこの手のバンドスコアはトロンボーンとシンバルとストリングスのアレンジが派手で素晴らしい。よく研究する必要がある。主演がフレッド・アステアで往年のボードビルスタイルから現代風のダンシングまで網羅した盛りだくさんの内容のミュージ…

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその3(2)

完成写真 調整したのでアイドリングを確認する。 https://youtu.be/kykved8y9A4 音は大変良いものである。

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその3(1)

安定したアンプにするためにA606をJ104に変更する。A606を使おうと思ったら差動アンプカレントミラー合成のような回路にしないとVbeの変動がネックになるのである。 A606を引っこ抜いてJ104を入れる。ソース抵抗を変更しておく。オールFETアンプになる。 こ…

映画 ガンジー (1982)

3時間もある映画ガンジーを見終わったのでつらつらと感想を述べてみる。 偉人マハトマ・ガンジーの伝記映画であるが、インド独立の経緯を詳しく描いた映画でもある。ドキュメンタリー映像で独立式典を見たことがある。その頃の映像はガンジーのものも含め豊…

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその2(2)

この様な回路になる。 測定した 今までと打って変わって素晴らしい特性である。 完成写真 試聴前のアイドリング確認 https://youtu.be/ArsrCJXxAIM 音はとても良いものだったが、アイドリングが100mAを超えて上がって行くので長くは聴いていられない。

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプその2(1)

この手のモジュールはSEPP駆動用としていくつか作ってある。 これはK117とA606を使った差動二段モジュールである。 この様なアンプとして作られていた。これを挿して調整すればもう完成である。

映画 ワンダーラスト (2008)

マドンナ脚本、監督の若者の葛藤を描いた映画である。バレリーナを目指すホーリー、ロック歌手を目指すウクライナ出身のアンドレ、アフリカでの奉仕活動を夢見るジュリエットがシェアハウスを拠点にロンドンの街で活躍する。 最初から登場人物が世界観を語る…

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプ(2)

片方のチャンネルが出来たので測定した。 歪みが多いのはオープンゲインがK117のgmに依存しているからである。 アイドリングとオフセット https://youtu.be/wc8Oeas4hoo 完成写真 試聴前にアイドリングを確認する。 https://youtu.be/t2BSAgkl2Ao ぴったりフ…

 電圧増幅段交換式SiCパワーアンプ(1)

電圧増幅段交換式というのはこのような乗せ替えられるモジュールを使った方式である。ある意味究極的というか、これが登場するとメイン基板もシャーシももう作る必要が無くなるのである。 今回昔の基板を改変して聴いてみる。 昔の回路 今回の回路

映画 愛の果てへの旅 (2004)

スイスの老舗ホテルを宿にして暮らしている謎の中年男、引退した大金持ちの様にも見えるこの主人公がズームアップされる。彼は他の宿泊客達と食事やカードゲームもするが、日常はこれといった事もなく、風体としては大手銀行の役員に見えなくもない。実際の…

IC式反転入力SiCアンプ(3)

完成写真 試聴前の起動テスト https://youtu.be/64GawkbOh0U アイドリングは速やかに上昇する。 音は密度感があり、しかも柔らかさも感じられる。

IC式反転入力SiCアンプ(2)

前回無かったドライバー段がついている。 片方のチャンネルができたのでシャーシに組み込んで測定した。 理想的な特性になっている。

IC式反転入力SiCアンプ(1)

2016.9 に作ったIC式反転入力SiC MOSプリメインアンプを少し改良する。 ICの出力側から入力するという変な仕組みだが、色々考えてゆくとここに到達するのである。 今回は多く電流を流してみようと思う。CXA 4559を採用する。 電圧増幅段が完成したところ。

映画 はなれ瞽女おりん (1977)

話を盛り込みすぎ、明示しすぎな点を除けば、映像美と格調の高い音楽、俳優陣の過不足ない演技、照明やカメラワークなど技術的に称賛に値する映画である。又、伝統文化を後世に伝える役目も十分果たしている。 前半は盲目の少女おりんの生い立ちから、禁を犯…

NEW HCAアンプ パート2 (4)

今回は HCAアンプになってしまったが音質は期待できると思う。 完成写真 電源オンの時の動画 https://youtu.be/16YULKNpoUw 片方だけ1分5秒で急に増加するがそのまま安定する。 歪み感が無く、音場感は最高、美しい音である。 シミュレーターによると位相…

NEW HCAアンプ パート2 (3)

終段をつないでアイドリング電流を調整したところ不安定な挙動を示したので、すぐ諦めて HCAアンプに変更した。部品を4個取り除くだけである。電流入力アンプなので帰還抵抗を低インピーダンスのものに替える。 片ch完成した。 特性