2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

東洋文庫 清代学術概論 中国のルネサンス 梁啓超 (1921)

本書は雑誌「改造」に連載された論文をまとめたもので、当時共産党の機関紙と化していた「新青年」とは方向性が異なると言って良い。民主と科学の導入、推進が基調となっているが、中国古来の文化にもある種の期待をかけているように見受けられる。観念的な…

GPD Pocket2 (2)

PC

現物は翌日到着した。iPad miniより一回り小さく、手で持つとズッシリ重い。早速動かしてみる。タッチパネルで作業するにはオブジェクトが小さ過ぎるのだがマウスを使えば問題ない。キーボードは英語のままで使う方がいい。動かなかったソフトは今の所マイク…

失われた時を求めて (20)

プルーストが憧れて、いつも想像をたくましくしていたゲルマント公爵夫人に会えたのはドクター・ペルスピエのお嬢さんの結婚式の時だった。教会でのミサに出席したプルーストはゲルマント公爵夫人の姿をとうとう見たのであった。現実の姿を目の当たりにして…

失われた時を求めて (19)

ゲルマントのほうへの散歩は少々大変で、雲一つない天気でないと心配だった。それでも出かけて広大な牧草地と塔の跡を見ると、中世の諸侯達の戦いの情景が浮かんでくるのだった。ヴィヴォンヌ川を辿って行くと睡蓮の花園に至る。そこはお屋敷の一部で水に浮…

6AS7-G OTLアンプ (2)

回路と基板図 このようになる。 注:このページは少しづつ更新されます。

失われた時を求めて (18)

ある秋の日(資料によるとプルースト15歳の時)、あの気難しいレオニ叔母もとうとう亡くなった。フランソワーズが付きっきりで看取ったという。相続のため両親とプルーストはコンブレーを訪れたが、両親は公証人と小作人との面談で忙殺され、大規模な追悼の…

失われた時を求めて (17)

ヴァントイユ氏の周辺にも暗雲が垂れこめる。活発な娘にいかがわしい女友達がくっつく様になり、ヴァントイユ邸に住むようになったのである。心優しいヴァントイユ氏はそれでも二人のことを悪く言わないのであった。村では噂で持ちきりとなりこのように言う…

GPD Pocket2 (1)

PC

《いい問題を見つけてきて、それに正しく答える。そういう生き方を貫けばいい。それには自学自習の能力とある程度のセンスが必要である。》 これがノーベル賞受賞科学者野依博士のインタビューでの発言の要旨である。全くその通りだと思う。 答えが正しいか…

失われた時を求めて (16)

幼いプルーストのこの心根は大したものである。以下引用文。(吉川一義訳) 《そして涙をぬぐいながら、私はサンザシに約束していた。大きくなったら、ほかの大人の非常識な生活をまねるようなことはせず、たとえパリにいても、春がめぐってきたら、人を訪問…

失われた時を求めて (15)

いよいよ祖父、父、プルーストで「スワン家の方へ」散歩に出かける。たまたまスワンの妻と娘がパリに行っており出くわす心配がないからである。祖父と父は道で出くわして知り合いになる事と、庭を覗いていると思われる事をとても慎重に避けているのである。…

6AS7-G OTLアンプ (1)

今度は双三極管の6AS7-Gで作ってみる。基板は前回と全く同じになる。 この様に内部抵抗が低いので6C19Pに匹敵する出力が期待できる。

失われた時を求めて (14)

家政婦フランソワーズの裏の顔が描かれる。若鶏を締める時の怒りに満ちた言葉や、台所番女中のお産の時に吐いた暴言はプルーストを少なからずビビらせたようだ。 次にルグランダンを観察した結果ある疑念を抱くようになる。申し分のないエリート紳士どころか…

失われた時を求めて (13)

引き続きレオニ叔母の単調な生活が語られる。日曜日の礼拝の後訪れるユーラリに手渡すお小遣いの事、それに対するフランソワーズの反応、司祭の訪問、ステンドグラスの由来についての話、などが語られる。特にいいなと思ったのは土曜日の昼食に出てくる、《…

6C19P OTL ミニワッター (5)

底板を装着してダミー抵抗をつないで電源をオンすると調子がおかしいので各所の電圧を調べるとオフセットが調整不能になっている。グリッドの抵抗に50V出ており、しばらくすると初段電流検出抵抗1kΩが燃えたのでトラブルシューティングを開始した。結局初段…

失われた時を求めて (12)

このような文章でお気に入りの作家ベルゴットの事が語られる。以下引用文。(吉川一義訳) 《ベルゴットのことをはじめて聞いたのは、年上の仲間のひとりで、私が大いに称賛していたブロックからであった。》 《J’avais entendu parler de Bergotte pour la …

失われた時を求めて (11)

読書の理想が描写されていた。こんな読書がやってみたかった。以下引用文。(吉川一義訳) 《じっと腰かけたまま、空気のいい匂いを嗅ぎ、だれにも煩わされない楽しみである。サン=チレールの鐘塔で時を告げる鐘が鳴ると、ひとつ、またひとつと、午後のすで…

失われた時を求めて (10)

台所番女中(フランソワーズがいない間派遣される)の姿がジョット作「慈愛」に似ているという話が出て来る。そもそもそう評したのは美術好きのスワンだがこの複製画がプルーストの勉強部屋に貼ってあるのである。プルーストは他の絵の印象も交えてあれこれ…

失われた時を求めて (9)

日曜の午後の昼食のあとプルーストはアドルフ大叔父の事を回想する。プルーストは月に二回アドルフ大叔父の元を訪ねるという役を担っていた。その頃のプルーストは芝居に夢中でオペラ・コミック座、コメディ・フランセーズの出し物の広告を見るためにモリス…

6C19P OTL ミニワッター (4)

システムの全貌を示す。この他に電源アダプターが二つ必要だ。 この様な特性となった。 回路定数と基板

失われた時を求めて (8)

ユーラリという老婆の話が出て来る。耳が遠く、足が不自由で、わずかな年金で教会の脇の部屋で暮らしている。これがレオニ叔母のお気に入りであった。実に口が上手く、レオニ叔母のやや取りつく島の無い、頑なな心を満足させるからである。例えばこのように…

失われた時を求めて (7)

パリ在住のルグランダン氏はコンブレーの屋敷に週末になるとやって来る紳士である。理系の成功したエンジニアであり文学芸術にも深い知識を持っている。その容貌と人となりをプルーストはこう表現している。以下引用文。 (吉川一義訳) 《背が高く、スタイ…

6C19P OTL ミニワッター (3)

基板がほぼ出来あがった。回路は6C19P OTL 標準版のものと同じである。 シャーシ内に収めたところ。 片ch分の真空管を装着した。 調整はうまくいっている。

東洋文庫 中国社会風俗史 尚秉和著 秋田成明編訳 (1938)

中華民国時代に著された風俗、制度の全史である。著者の尚秉和は進士に合格後、官職を経て研究者となった人である。記述は冠髪、衣服、履物、飲食、住居から始まり、冠婚葬祭、制度に及んでいる。一部抜粋する。 紙 昔の紙はいわゆる「竹帛」であって、みな…

6C19P OTL ミニワッター (2)

このアンプの肝になる電源部はこの様になる。 DCーDCコンバーターは購入してみるとうまく電圧が出ないものがある。今回のものは+140V、ー70Vの様になるのでシングルアンプ用にまわすことにする。前回のものは幸いにも両極性が同じ様に出る。+137V、ー130V…

失われた時を求めて (6)

最近はビゼーを聴くことが多い。プルーストはビゼーの息子と同級生で知り合いである。テラークのビゼーとグリークが入った盤は音響効果抜群である。20cmバックロードと100W級のパワーアンプを使って再生すると100Wの意味がわかる。 さてコンブレーに滞在中プ…

失われた時を求めて (5)

やはりこの小説は表現力といい、作者の徹底した生き方といい、凡百の小説から抜きん出たものがあると言える。時代背景にも稀有なものがある。 家政婦のフランソワーズについて語られる。プルーストによるとフランソワーズはこんな人である。本文から一部引用…

6C19P OTL ミニワッター (1)

OTLアンプを持ち運んで、何処でも直流的に平衡させる実験をして、そしてそれがハイファイアンプであるという事実を楽しみたい。 思いもかけないことだが、今般それが可能となってきた。

失われた時を求めて (4)

いよいよ有名なマドレーヌの話のところまで来た。本文を一部引用する。(吉川一義訳) 《(略)ある冬の日、帰宅した私が凍えているのを見た母が、私の習慣に反して紅茶を少し飲んでみてはと勧めてくれた。最初は断ってみたものの、なぜか思い直して飲んでみ…

失われた時を求めて (3)

幼いプルーストは母に袖にされている。本文を一部引用する。(吉川一義訳) 《母はやって来なかった。おまけに私の自尊心への配慮もなく、フランソワーズの口から私に「返事はありません」と言わせたのである。この言葉を、私はその後、「豪華ホテル」の守衛…

6BQ5ハイブリッドアンプ(3)

引き続き製作を続ける。このような回路になった。MOSーFETは片ch8個必要になる。 基板の様子 アイドリングは安定している。