真空管
バイポーラTRをシャーシに取り付け熱容量を巨大化させた。これで長時間聴いても安心である。その代わり定電流点灯回路を取り除いたので、スイッチング電源の仕様によっては起動しない事がある。そのためパラプッシュプル化は少し先になった。 32Ωスピーカー…
6C19P パラプッシュプル OTLを完成させるためには真空管が20本必要になる。選別結果を示す。 以下伝達特性
基板が出来上がったらよくチェックして(チェックが甘いと1〜3箇所の誤りが存在すると思った方がいい)電圧増幅段の動作を見る。 出力にショートピンを挿し、真空管のコネクターは外して、B電源をオンにする。間違いがなければGK間の抵抗にバイアス電圧が現…
回路と基板図 このようになる。 注:このページは少しづつ更新されます。
今度は双三極管の6AS7-Gで作ってみる。基板は前回と全く同じになる。 この様に内部抵抗が低いので6C19Pに匹敵する出力が期待できる。
底板を装着してダミー抵抗をつないで電源をオンすると調子がおかしいので各所の電圧を調べるとオフセットが調整不能になっている。グリッドの抵抗に50V出ており、しばらくすると初段電流検出抵抗1kΩが燃えたのでトラブルシューティングを開始した。結局初段…
システムの全貌を示す。この他に電源アダプターが二つ必要だ。 この様な特性となった。 回路定数と基板
基板がほぼ出来あがった。回路は6C19P OTL 標準版のものと同じである。 シャーシ内に収めたところ。 片ch分の真空管を装着した。 調整はうまくいっている。
このアンプの肝になる電源部はこの様になる。 DCーDCコンバーターは購入してみるとうまく電圧が出ないものがある。今回のものは+140V、ー70Vの様になるのでシングルアンプ用にまわすことにする。前回のものは幸いにも両極性が同じ様に出る。+137V、ー130V…
OTLアンプを持ち運んで、何処でも直流的に平衡させる実験をして、そしてそれがハイファイアンプであるという事実を楽しみたい。 思いもかけないことだが、今般それが可能となってきた。
引き続き製作を続ける。このような回路になった。MOSーFETは片ch8個必要になる。 基板の様子 アイドリングは安定している。
二日間音を聴きながら挙動を監視しているが非常に安定している。 このアンプはアイドリングによって最大出力が変わる。例えば31mA 1.3W、49mA 4.7W 、82mA 7.8Wという風になる。まだまだ出そうだが、ほどほどが良いので82mAで測定した。 動作点の様子はこの…
回路はこのようになる。 基板図 基板改造の様子。基板以外は変更は無いので改造が容易い。 調整はうまく行っている。
今までの知見を元に6C33CーBアンプの高出力化を図る(今は1W以下)。 6C19P OTLで2W出たのでこちらはさらに出るはずである。 6C33CーBの伝達特性を見ると、さらにgmが小さくバイアスが深い。 これは気合を入れてドライブする必要がある。
大変いい音で鳴っている。ふんわりと鳴りオケが濁らない。 さて動作点の様子はこの様なものと推測される。 電流と出力の関係をシミュレーターで確認する。合っているようだ。 さて6BQ5とEL34でもこの様な事が可能だろうか。 ゼロバイアスまでのドライブだと…
ドリフトが大きいのでACアンプにした。これはやむを得ない。 これでほぼ安定に動作する。 パラプッシュプルの場合も測定した。 とうとう完成。マッチングトランス無しで行けるメリットは大きい。当分はシングルプッシュプルで運用する。
選別を行なった。10本から3ペアがやっと取れた。 アイドリング17mA、オフセット数mVに調整できた。この状態で勿論音も出る。アイドリングの安定度はかなりのものだがドリフトが速くて大きい。これまでの3作では無かった現象だ。
球の動作テストができる段階まで来た。 この様な回路でテストする。いろいろ判明した。 EL34 と比べgmが低く、バイアスが深い事がわかる。他に大飯食らい、バラツキが大きそうという印象もある。四重苦と言える。
この手のOTLアンプは4作目となるのだが、初めて電圧増幅段を内蔵した。又ユニークなヒーター定電流式点灯回路を採用している。これはラッシュカレント対策のために考えた回路である。安定度はとても良い。 本機ではシングルプッシュプルの時は1Aに、パラプッ…
まあ徐々に出来つつある。 こうして見ると半導体パワーアンプと変わらない。
シャーシ加工は1日で終わらない。こつこつとやって行けばいつかできるという感覚だ。 基板の骨格が見えてくる。 ここからさらに回路を練って行く。シャントレギュレーター、パワーツェナー回路を採用する。
かなり難易度が高い6C19P OTLの製作にいよいよ着手する。 真空管、ソケット、ケースは暫く前に買っておいた。 回路の候補をいろいろ考えた。 3番目で行こうと思う。基板図を描いてみた。
このような初段バイアスを採用した。先ほどのはやはり調整が難しい。 クリップ付近でアイドリングが不安定になるので測定は諦めて音楽だけ聴いている。 低歪みだがこの出力トランスでは低音は大したことない。
回路と基板はこのようになる。パスコンの位置以外はほぼオリジナル通りになっている。 この辺まで進捗した。
今度はペースダウンして上條信一氏の超三アンプを検討してみる。超三アンプの心臓部をDC解析するとこのようなプレート特性が得られる。 この角度では固定バイアスは怖いし負荷5kΩというのはどうなんだろうという疑問が生ずる。8Ωでもいいのではないか。これ…
さてその回路だが6L6GCアンプの初段をFETにしたものになる。 K30Aは10V以上の電圧をかければ直線性は同じである。15Vの方がいいが今は30Vになっている。 このような特性になっている。 実測値から動作点を見ると6V6の許容損失を少し超えているようだ。B電圧…
6V6(ロシア製6P6S)を二本購入したので、玉手箱のシャーシを流用した新アンプを作る。 ここまで進んでいる。このプラットフォームでは超三アンプも計画している。
このようなリプルフィルターを入れることにより問題は解決した。DCーDCコンバーターから盛大なノイズがやっぱり出ていたのだ。 フィルター基板は空いたスペースに収まっている。 特性も理想的なものだ。 ヒーターを点灯したところ。 懸念したゲインは足りて…
最初は単段アンプを作って実験する。こうして見ると6BQ5はモンスターのような球である。ヒーター電圧は12V、1.2AのACアダプターで対応した。 軽めの動作を目標にした。 バイアス用のFETは実験で決めることになる。 中身は随分すっきりしている。
基板をもう一つ作り五極管で単段アンプを試す。 平均プレート特性を見るとあまり出力は取れなそうだ。 このような定数になった。平均プレート特性とややかけ離れているという状況だ。 音は出たがモーターボーディングのような現象が付いてくるので球が悪いの…