Technics SE-9060
基板を装着して調整する。アンドリングは一定値にピッタリ張り付いている。DCドリフトも少ない。 特性を測定した。 音は華やかでとても柔らかくドスの効いた低音が出る。HMAー9500 II のDNAを受け継いでいると言えるだろう。
HMAー9500 II に倣ってバイアス回路をモジュール化する。 基板部分 オフセットは問題ない バイアス生成も適切である。 いよいよ明日にも完成か。
もう一つの基板は2段目のエミッタ抵抗にVRを加えてオフセットを調整しているが、これを取ると20Vのオフセットが発生する。 これはバイアス回路のTRを選別しているところ。C1815とA1015はVbeがよくマッチしている。上に書いてあるのは高耐圧のC2240とA970だが…
出来の良い方の基板を調整するとクリアーで美しい音になった。バイアス回路の活性領域があるのではないかと思う。アイドリング170mA、オフセット44mVとなっている。テスト用スピーカーで試聴中。 完成まであと一歩というところまで来た。
起動時ミューティング回路を加えた。フォトボルとMOS FETからなる電子リレーである。 大変いい音だった上條式基板を外して、この基板を搭載する。 調整が済んで音出しをした。 モワッとしたはっきりしない音がする。しばらく調整と検討が必要だ。
コツコツと製作を続けてきた基板が形になってきた。 回路はこの様になった。無帰還構成でノンスイッチング回路を搭載している。 測定結果
いきなり50年以上も前の音源が登場して若い人はドン引きしていると思う。 ペギーOのメロディーがしょっちゅう頭の中で鳴る様なのでサイモンとガーファンクルのアルバムを出してきて聴いている。「水曜の朝、午前3時(1964)」に入っている。このアルバムを合…
フォノイコライザーとの相性を見るためにここ数日昔のレコードを鳴らしている。 カチッとした余韻の綺麗な音に魅了される。低域も程よい重量感があり、音楽を楽しむのにいい装置になっている。至福の時間と言って差し支えない。 フォノイコライザーは昨年末…
メインシステムに組み込んで音質を確認する。 クラシックでは音が柔らかくて澄んだ音がすると思う。ロックでは楽器の分離が凄すぎて精密なアンサンブルのように聴こえる。フュージョンでは元々楽器の分離が良いので楽器ごとのエコーまで手に取るようにわかる…
某月某日 最後の調整。アイドリング208mA、オフセット7.7mVとなっている。 テスト用スピーカーにつないで音楽を鳴らす。アイドリングはとても安定しているのでオフセットを監視する。 大丈夫のようだ。最初の豪華な基板はコツコツ続けているのでいつかは出来…
某月某日 この回路でテストを続けているがなかなかいい結果が出ない。 8Ω負荷で最大出力が1Wになるし、無信号で発振しているようなスペクトルが出たり出なかったりする。実験でかなり追い詰めはしたが、超えられない何かがありそうなのでショートカットした…
某月某日 電源部の続きを行う。 メインの整流器は基板の裏に装着する。 ±50Vが出ている。 保護回路を作動させたところ。 両chに100kΩのブリーダー抵抗を入れている。これにより電源オフ後15分で初期状態に復帰できる。少々不便だが一番簡単な方法である。 こ…
SEー9060の電源トランスとケミコンを残して他は自作する。電圧増幅段のレギュレーターはシンプルなHMAー9500IIのものを採用する。動作を調べてみた。 手持ちの部品に合わせて定数を変更した。 整流のみ レギュレーター出力 うまく動作しているようだ。
今回使う日立のMOSーFET 基板に載った太陽通信のΛコン。銅箔、銅リードのフィルムコンである。昔秋葉原で4個買えた時のものである。 昨年は不思議な年で、K135の上位互換の石やTHF-51Sなどがネットで購入できた。今年はそれらを使ってアンプをいくつか作って…
某月某日 作業を進めた。今回の保護回路は左右独立電源に対応するため少々工夫が要る。 部品を載せたところ。この後の基板配線は楽しみの一つである。 一部の部品は調達中なので今のところこんな感じである。VHコネクタ、金属板抵抗、100V耐圧の電解コンデン…
某月某日 古いパワーアンプSE-9060の再改修に着手する。 保護回路から作ることにした。 元のアンプに使われていたパワートランジスタ この代わりに日立のMOSーFETを使い、LoーDスーパーリニアサーキット、Λコン搭載のアンプを製作する。