2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ(3)

この回路の鍵となるのはフォトカプラーである。音質、価格、使いやすさで東芝のTLP621が良いと判明 している。20個購入してペアマッチングを行う。フォトカプラーがオーディオに使えるかどうかは使えると いう結論に至っている。光電式カートリッジの音質が…

真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ(2)

まだ作る前だが実物があるので聴いてみる。 Lchの調整 アイドリング2mA、出力オフセット7mV Rchの調整 アイドリング2mA、出力オフセット4.7mV 回路を見るとわかるように、DCオフセットは負帰還により極めて小さくなるよう制御される。 これは純真空管アンプ…

真空管ハイブリッドヘッドホンアンプ(1)

終段のみ真空管で他は半導体で構成するヘッドホンアンプである。 こういう回路 プリアンプとして作ったものだが出力Cを取り除いても成立する。 120Ω負荷での特性。 作るのは結構大変だが作ってみる。

真空管ヘッドホンアンプII (3)

測定と試聴 思ったより出力は出なかったが、3パラの実験の時と一致しているのでこれで良いのだろう。音を聴くと SEPPと似た音で、出力の不満は感じられない。低域も普通に出ている。出力Cは高耐圧ノンポーラー+フィルム という構成にした。 SRPP 出力は充分…

真空管ヘッドホンアンプII (2)

回路図と基板図を示す。 初段のプレート電流を調整する。約1mAに調整できた。 終段のカソード電流を見る。約4mAになっている。 引き続きもう片方のチャンネルを作る。 初段プレート電流 終段カソード電流 完成した。

真空管ヘッドホンアンプII (1)

最初に作った終段3パラのヘッドホンアンプは手を入れてみたが出力倍増には至らなかったので スリムな回路に改造する。 不要な部品を外したところ。すぐ使える部品もあるかもしれないので大事に取り分けた。 真空管を取り付けたところ。終段には三極管5744WB…

南京漢口事件真相 (1927)

本書は中支被害者連合会が中心となって昭和2年に出版された事件の記録である。ある事件が起こった場合、ジャーナリストの取材、当局の発表は信用ならないことは皆さんもわりとご存じのことと思う。事件の当事者が体験し、目撃したそのままを記録した本書は、…

真空管SEPPヘッドホンアンプ (7)

残りのチャンネルを製作する。 ヒーター点灯の最終確認。これで全部の真空管の接続は合っているはずだ。 終段のアイドリングを確認する。1.9mAである。 初段のプレート電流も1mAに調整した。これで完成である。 ヘッドホンで音楽を聴いてみる。一応アイドリ…

真空管SEPPヘッドホンアンプ (6)

片チャンネルできたので測定する。終段の電流を1.8mAに増やして測定した。初段は電圧降下のためあまり増やせない。 6mWが得られた。これは予想外だ。 本機ではシミュレーター以上の出力が得られている。二次歪が多いが特性はわりと似ている。

真空管SEPPヘッドホンアンプ (5)

初段差動回路の製作に入る。このようになっている。 作ってプレート電流を調べたところ。1mAに調整した。47Vの電圧降下が見られる。 出力段とCで結合してアンプが完成した。(片チャンネルのみ) 回路図と基板図を示す。

真空管SEPPヘッドホンアンプ (4)

双三極管6N21Bを10本調べた。 スイッチングダイオードを一つ入れてあとはVRで電流を決めるのが良いだろう。 1.2mAに調整した。 実回路ではこのように抵抗で接地されている。 左程変わらない。 出力に現れる電位はゆっくり変動する。今は43mV。 これはCでカッ…

NHKドラマ あまちゃん 全156回 (2013)

再放送を(大体全部)録画して観る事にした。一生に一度は大河ドラマと朝の連続ドラマを録画して観てみたいと考えるようになったからだ。あまちゃんはうってつけの作品である。 長いのであらすじを語るのはやめておいて、思ったことをつらつら書いてみると、…

散歩用音楽プレーヤー

AGPtEK A02 を導入した。 ラジオで録音した番組をmicroSDカードに転送して、これに挿せば聴くことができる。と思って 購入してみたら本当にできた。 散歩を30分、1時間と長くすると、1日の時間のかなりの部分を使うことになるので、これでウィークエンド サ…

真空管SEPPヘッドホンアンプ (3)

最初の実験結果は後ほど紹介することにして、双三極管のばらつきを調べておく。 この回路を用いた。カソード電流が1Kの両端電圧に現れている。 結果 こんなにばらつきがあった。 とりあえず3と4で音楽を聴いて一息つく。SRPPなら問題なく使える。

真空管SEPPヘッドホンアンプ (2)

最初の実験 このような回路でバイアス用に入れる定電圧素子を決定する。 この図から推定すると1.2Vから1.8Vにすると良いように見える。 これで中点電位が安定すればアンプとして成り立つが、安定しなければどうしようもないのである。

真空管SEPPヘッドホンアンプ (1)

回路図と基板図を書いたので、製作を開始した。 少し組んでみたところ。 ヒーター配線 OTLアンプの恐ろしいヒーター配線もわずかこれだけである。 通電して点灯を確認した。 その他の足の配線も間違っていないことになる。

真空管SRPPヘッドホンアンプ (3)

回路図と基板図を示す。 本体を再び示す。 耐圧400Vの電解コンデンサーが入っているので一応安全だが、聴く時はイヤホンでなく ヘッドホンにしておいた方がいい。

真空管SRPPヘッドホンアンプ (2)

真空管SRPPヘッドホンアンプが完成した。 調べてみると6DJ8を使ったOTLアンプの作例があることがわかったので6N21Bでもできるだろうと 考えた。 プレート電流を2.5mAまで試してみたが、2mAで十分であることがわかったのでこの定数で完成させた。 1mW得られて…

真空管SRPPヘッドホンアンプ (1)

このような回路で始めてみた。 これは歪率9%(120Ω負荷)でAC 0.12V(RMS)で、電流が1mAであることを示す写真である。電力に換算すると 0.1Wということになる。 結局SRPPは電圧増幅段と同じという結論になった。空いたスペースに三極管のバッファを入れれ…

真空管ヘッドホンアンプ (7)

純真空管のヘッドホンアンプが2台完成した。どちらも出力Cにフィルムコンを入れてある。低域は犠牲になるが、 安全性を優先した。 今後はこれらを改良したり、SRPP、SEPPのアンプを作ろうと思う。 シミュレーターで確認するとあまり良くなかったが、作る価…

真空管ヘッドホンアンプ (6)

出力1mWというのは少なすぎる気がするのでシミュレーターで再現してみる。 計算結果 3パラ 計算結果 1mWというのはシングルで可能であることがわかる。3パラでは10mWが期待できる。 5744WBシングルを120Ω負荷で測定してみると、こちらはうまく行っている。 6…

真空管ヘッドホンアンプ (5)

小音量だがあらゆる曲が聴けるようになった。凄まじくいい音である。 測定した。1mWだがこれで妥当なのかよくわからない。 歪みは多めである。

真空管ヘッドホンアンプ (4)

回路図と基板図を示す。 これは出力不足だった。この基板を改造して終段3パラにすることができるのでやってみる。

真空管ヘッドホンアンプ (3)

アンプ基板が完成した。一段増幅、カソードフォロアーという構成で、初段0.5mA、終段4mAという設定になっている。 出力カップリングCの極性が合っていないとまずいので、出力の極性を何度も確認した。−12V、−4Vになっているようだ。 スタートが−120Vなので電…

真空管ヘッドホンアンプ (2)

丸ピンIC用ソケット、丸ピンIC用連結ソケットを付けたところ。サブミニチュア管は 連結ソケットに半田づけする。 サブミニチュア管を付けたところ。 シャーシに収めてみる。

真空管ヘッドホンアンプ (1)

サブミニチュア管のお蔭でこのようなヘッドホンアンプが実現する。 インピーダンス120Ωのヘッドホンもあるという。OTLアンプの実験に適した環境だ。 回路の一例 これはマックトンのOTLアンプを模したものだが、ブートストラップが省略されている。初段が5極…

真空管プリアンプ(11)

イコライザー基板が出来上がった。 測定中 歪率と周波数特性 ゲインが小さいので後でなんとかしよう。