アレクサンドロス大王東征記 アッリアノス著 (紀元2世紀)(3)

第5巻のまとめ

アレクサンドロス大王の軍勢はカブール川を渡りインダス川の手前のニュサの町に入った。この町は今のカフィリスタンだという説がある。確かにここに住むカラーシャ族は今も独自の神を信仰しギリシャ的風貌を持っている。さて町に入るとアクピスというものが三十人の使者と共に大王の前に現れてこの町を破壊しないよう懇願する。何故ならばこの町はデュオニソスがインド人を征服して建てた町だからである。大王はこの町を安堵する事に同意した。

大王は軍を率いてインダス川を渡る。この時には同盟を結んでいたタクレシスより騎兵700、象30、牛3000、羊1万が贈られていた。大王はタクレシスが支配するタクシラという大きな町に入り準備を整える。ヒュダスペス川の対岸にはポロスが軍勢を集めて待ち構えているのだ。これに対し大王は持久戦と見せかけたのち奇襲作戦を実行する。この時の大王の軍の構成が記述されている。

彼はヘタイロイからなる騎兵親衛隊とヘパイスティオン、ペルディッカス、デメトリウスが指揮する各騎兵隊、バクトリア人、ソグディアナ人およびスキュタイ人から編成された騎兵隊にダアイ人の騎馬弓兵隊、また密集歩兵隊からは近衛歩兵部隊とクレイトス、コイノスの指揮する二隊、さらに弓兵隊とアグリアネス人部隊を選抜すると渡河決行の出発地点として予定した川岸の突出部へと密かに軍を進めた。結局大王は勝利しポロスは屈服する。

吉田秀和 名曲のたのしみ 2012年6月30日放送分

時報

(女性アナの声で) 名曲のたのしみ。41年にわたって解説を担当された音楽評論家の吉田秀和さんが去る5月22日お亡くなりになりました。この時間は今年4月に収録した私の試聴室をお送りします。

名曲のたのしみ吉田秀和。今日は試聴室の番ですけれども僕は若い頃に聴いて面白いと思った昔の名人たちの演奏を聴いてみたいと思います。僕の若い頃は、つまり20世紀の前半でしたけれども演奏のスタイルっていうと謂わゆるノイエ・ザッハリッヒカイト=新即物主義というものの全盛時代でした。そして音楽を情緒的に感傷的に弾くんじゃなくてさっぱりとしたダイナミックな客観主義的な演奏が主流をなしてその中でジーノ・フランチェスカッティというバイオリニストとロベール・カサドシュというフランスのピアノの名人と演奏したベートーベンのバイオリンソナタ全曲のセットてのを久し振りに出ました。聴いて見るとそのー非常にスカーッとこのー爽快な演奏ではあるけどもかぶかどでなんと言うかなあちょっと洒落っ気があるようなね、そういうテンポの緩みをやってみたり、それから音色をね、とても巧妙に変化させてる。ベートーベンの春って言われてる作品24へ長調の曲(第5番)なんかをね本当に良かった。いかにもフランチェスカッティのバイオリンが春っていうあだ名を呼び起こすのに適してるなというところがありますよ。〜音楽〜

今僕たち聴いたのは云々。もう一つベートーベン聴きましょう。今度はアルトゥール・グリュミオーのバイオリンとのクララ・ハスキルのピアノで、この二人も気取ったところのないしかし細かーいところまで神経の行き届いた、その頃はよく清潔っていう言葉を使いましたけどねえ、清潔な演奏でした。クララ・ハスキルという人はちょっと健康がなんかなあ、あんまり丈夫そうな人というのとは違って背中が曲がったようなところがあって見るからに弱そうな身体つきの女性でした。けれどもピアノの前に座るとね実にしっかりした姿勢になる。カザルスなんかは彼女のベートーベン聴いてるとこの人があんなに強い音楽やれるのかと思ってびっくりするよってな感想述べたってんで、そのクララ・ハスキルのベートーベン、グリュミオーのバイオリンと併せてハ短調ソナタ(第7番)作品30の2、これをね続けて聴きましょう。〜音楽〜

今僕たち聴いたのは云々。最後にシモン・ゴルドベルクのバイオリンとラドゥ・ルプーのピアノによる演奏でモーツアルトの演奏聴きましょう。モーツアルトの音楽は元々ロマンチックな感傷的なものとは正反対なものですからロマンチックな演奏のスタイルが流行してた時には妙に甘ったるいものになるまいと人によってはドライと言ってもいいような弾き方する傾きがありました。例えばシゲティーなんかそうですねえ。さっぱりしている、しかも味も素っ気もないのとは違うんだけども、そういうのの中で僕が好きだったのはシモン・ゴルドベルクという人のバイオリンによるモーツアルトの演奏でした。ラドゥ・ルプーのピアノと併せたモーツアルトのバイオリンソナタ第27番K.303ハ長調、これ聴こうと思います。今まで聴いてきた二組の名人たちに比べるとちょっと小粒だけど、でもねえ、なんとも言えない味があるんですよ。〜音楽〜

今日は云々を聴きました。それじゃあ又、さよなら。

名曲のたのしみ、お話しは吉田秀和さんでした。

映画 名探偵コナン から紅の恋歌 (2017)

2017年興行収入一位で68億9000万である。二位のドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 44億3000万は見ない。

冒頭の殺人事件の後、日売テレビのビルが爆破され爆破に巻き込まれた和葉と平次をコナンが救出する。その後は百人一首の6枚の札を提示した予告連続殺人事件の様相を呈してくる。車列も爆破され犯人と目されていた関根が重傷を負う。真犯人の阿知波研介が語る所によるとこの事件の発端は一つの殺人事件だという。娘の皐月が対戦相手の名頃を殺したのである。この時百人一首に小さな血糊が着いたという。これを隠蔽する為に阿知波が行ったことは百人一首と共に日売テレビのビルを爆破し、札の秘密を知った矢島を阿知波自ら撲殺することであった。ビルと車の爆破係の海江田も名頃に見せかけて爆殺する。また対戦が行われている皐月堂には名頃の死体が隠してあり対戦者諸共爆破される予定である。だが現場を一目見て今死んだのが名頃ではなく海江田であるとコナンが見抜く。阿知波は名頃の初恋の人が皐月であったということや名頃の病気の秘密とかを知って驚くがそれを教えたのは大岡紅葉である。

子供向けのこの映画を一回だけ見てこれだけの事を理解するのはちょっと難しいかなと思った。

アレクサンドロス大王東征記 アッリアノス著 (紀元2世紀)(2)

第4巻のまとめ

アレクサンドロスはタナイス川(シルダリヤ)のほとりに町を建設し、これを自分の名前を持つ町にしたい、という考えをいだいた。これは今のホジェンドというのが定説である。フェルガナ盆地の入り口に位置する。ちょうどその頃川の周囲に住む夷狄どもがマケドニア将兵を血祭りにあげ町々の防備を固め始めたのである。大多数のソグディアナ人と一部のバクトラ人もこの蜂起に加わった。アレクサンドロスは一番大きな町キュロスを包囲する一方他の町を個別に攻略するという手法をとる。こうして二日で五つの町を制圧したアレクサンドロスはいよいよキュロスの町を攻略するため準備を整えた。ところが川床が一部現れていて町とつながっている事が判明する。ここから兵を入れて攻め落とす事に成功した。

スキュタイ人がタナイス川の対岸から様子を伺っている。 反乱が起こったのを聞きつけてマケドニア人襲撃に加わろうと考えているのである。挑発も仕掛けてくる。アレクサンドロスは対岸に矢弾を撃ち放ったのち渡河し決戦を挑む。スキュタイ人は敗走したがアレクサンドロスは飲んだ水が悪く激しい下痢に見舞われ追撃を中止する。

アレクサンドロスのもとへスキュタイ人の使節がやって来て友好同盟を結ぶ。さらに自分の娘を妃として献上したいという。又コラスミオイ人の王パラスマネスが騎兵1500騎を従えてやってきて黒海方面の種族の征服の道案内と加勢を申し出る。アレクサンドロスはどちらも固辞した。

アレクサンドロスは今度はオクソス川(アムダリヤ)に引き返しソグディアナへ進出しようと企てる。バクトラを出発、部隊を分けて進撃しソグディアナの砦と諸都市を制圧しマラカンダに到着する。その間にスピタメネスはマッサゲタイに逃亡し隠れていたがマッサゲタイ人の騎兵600騎を集めてバクトリアネ地方の守備隊駐屯地を急襲し全滅させる。これに対しクラテロスが追撃しスキュタイ人との戦闘が起こるが勝利を収める。アレクサンドロスが守備を固めると今度はスピタメネスは手薄なコイノスの部隊に襲いかかるがコイノス側が勝利を収める。スピタメネスは草原地帯に遁走するがアレクサンドロスを恐れたマッサゲタイ人はスピタメネスの首を刎ねてアレクサンドロスのところに送ってよこした。

アレクサンドロスは冬の間は休養し春になるとソグディアナの岩砦を攻略する。ここには多くのソグディアナ人とバクトリア人オクシュアルテスの妻と娘が逃げ込んでいるのである。アレクサンドロスは一計を案ずる。頂上にマケドニア人の部隊を登頂させこれから攻めるぞと脅すと恐怖におののいたソグディアナ人は投降してきたのである。

投降してきたオクシュアルテスの娘のロクサネはアジア第一の美女と言われるダレイオス妃の次くらいの美しさだったのでアレクサンドロスは恋に落ちる。そして妻に迎える事もやぶさかではないとこの時考えたのである。春も終わりに近づいてくるとアレクサンドロスは兵の一部をバクトラに残し軍を率いてインドに向かった。

映画 君の名は (2016)

2016年興行収入一位で 250億3000万である。二位のシン・ゴジラ 82億5000万は後ほど見る。

主人公の三葉(みつは)は飛騨に住む高校生で妹(四葉)と祖母と暮らしている。実家は神社で姉妹は巫女でもある。三葉は卒業後は狭苦しい田舎から抜け出して東京に行きたいと考えている。この変わりばえのない閉塞した日常に超常現象が起こる。東京に住むイケメン高校生の瀧はどんな願望を持つのか不明だがある日三葉の心が乗り移る。その時瀧の心は三葉の体に乗り移っているのである。

眼が覚めると東京に住むイケメン高校生になっていた三葉は東京の街を歩き学校に行き放課後になる。仲間とカフェに行きコーヒーとデザートを楽しむ。バイトにも駆り出されていろいろとトラブルにも遭遇する。

何回か肉体交換した頃これは夢でないとわかってくる。お互いの名前と境遇を理解した二人はこの難局を乗り切るためルールを策定する。だがこうした日々にも終わりがやってくる。ティアマト彗星が接近し三葉の町を破壊するのである。その結果町民のうち500人ほどが死亡し三葉もその中に含まれていた。

ある日瀧は三葉に会いに行こうと思い立ち自分の見た飛騨の風景を何枚もスケッチして町を訪れる。たまたま入ったラーメン屋の主人がその風景をよく知っており案内してくれる。町の名は糸守町といい三年前に彗星が直撃し大惨事になった所である。学校の校庭から町を見下ろすと破壊された町の惨状が広がっていた。図書館で新聞記事と資料を閲覧すると犠牲者名簿に勅使河原と早耶香と三葉の名前があった。民宿で想をめぐらせていると何かに気づいたのか瀧は御神体のある洞窟に行き三葉の作った口噛み酒を飲む。すると時空を超越して三年前の糸守町に戻る。朝起きると姿は三葉になっている。その日のうちに町民を避難させる為に変電所を爆破して防災無線で避難を呼びかける。だが結局間に合わず彗星は落ちてくる。

5年が経ち瀧は大学生になっていた。就活では苦戦しているが何かを探していた。三葉との記憶は消えている。週刊誌を見ると糸守町の住民は奇跡的に助かったという記事がある。三葉は生きていて東京で一人暮らしをしていた。電車で三葉を見かけた瀧は追いかけて声をかける。「君をどこかで」「私も」という会話が交わされる。

アレクサンドロス大王東征記 アッリアノス著 (紀元2世紀)(1)

この本を読まないわけにはいかない。一番面白いところを抽出する。

第3巻のまとめ

まだカブール側に居たアレクサンドロスの軍勢はベッソス追撃の為ヒンドゥクシ山脈を越えバクトラを目指す。その途中町を建設してアレクサンドリアと命名した(おそらくバグラム)。この辺りに限って言えば山の大部分は樹木も生えていない。しかしそんな厳しい環境でも、ここには多くの人々が住みついていて、たくさんの羊や牛の群れが放牧されている。

アレクサンドロスはドラプサカ(クンドゥズ)に到着すると、そこで将兵に一息いれさせたあとさらに、バクトリア地方最大の町であるアオルノスとバクトラに向けて軍を進めた。これらの町を一撃のもとに攻略する。アレクサンドロス自身はさらにオクソス川(アムダリヤ)へと進軍した。オクソス川はその流れの源流をヒンドゥクシ山中に発しておりヒュルカニア地方の大海(カスピ海)に注いでいる。苦労して渡河するとベッソスの身柄はすでに拘束されておりプトレマイオスが引き取りに行きアレクサンドロスの前に差し出された。ベッソスは鞭で打たれたあと尋問されバクトラに送られた。

アレクサンドロスは現地の馬で騎兵隊を補充するとソグディアナ地方の王宮があるマラカンダへと軍を進めた。次いでアレクサンドロスはマラカンダからタナイス川(シルダリヤ)の線まで進出する。糧秣調達のため遠くまで出かけていた若干のマケドニア人たちが、現地民によって斬り殺されるという事件が起こる。住民たちは険しい山中に隠れてしまった。その数3万という。マケドニア軍は幾度も反復攻撃をかけたがこの時アレクサンドロス自身脛を貫通する矢傷を負う。しかしさらなる攻撃の結果砦は壊滅する。生き残ったのはわずか8000人に過ぎなかった。

映画 ちはやふる 上の句 (2016)

幼なじみの千早(広瀬すず)、太一(野村周平)と他新入部員三名が瑞沢高校にかるた部を結成し高校生かるた東京都大会優勝を目指す。合宿を経ていよいよ大会が開かれる。

爽やかで透明感のある青春の情景だが三角関係も顔を出している。太一が悩んでいると分梅神社の神主が百人一首の句を元に助言してくれる。

大会当日、千早らの瑞沢高校はリーグ戦を勝ち上がり準決勝に進出する。巧妙な作戦を立てて勝ち進むが勉がヘソを曲げて帰るという。何とか説得して決勝戦に進む。相手はドSのキャプテンを擁する強豪校である。瑞沢高校は最初から惨敗の様相を呈するが試合を投げていた勉に皆が声を掛けると勉は泣きじゃくっている。その後瑞沢高校は鬼神のようなを破壊力を見せる。最後は太一が空札の駆け引きで消耗するが精神集中のあと素振りを行いついに北央高校を倒すのである。

次は京都で開かれる全国大会である。