ドラマ 北の国から (16)

    川辺には春の草がもう生えている。手入れされた麦畑もある。橋の下では現場検証が行われていた。五郎たちが駆けつける。もう警察は引き上げるところだった。葬儀の準備がテキパキと進む。純たちは普通の授業を受けている。休んだ正吉が行方知れずとなる。蛍の案内で心当たりの場所へ行ってみるとツリーハウスに正吉は隠れていた。涼子先生が声をかけるが正吉は泣いている。

    通夜が行われ関係者がしめやかに会話する。草太も焼香にやって来る。タクシーでやって来たのは杵次の娘だった。翌日は葬儀が行われるが純には初めての経験だった。皆んな気楽に会話していたが少々杵次の悪口が出てしまった。それを咎めて深酒した清吉がクダを巻いた。雰囲気を察した草太が連れて帰る。

    五郎がエロ本を焼いていた。純は隠し事をしていたのは自分の病気のせいだと話す。五郎はそれは病気じゃない大人になったからだと言う。大人は皆んなそうだという。五郎は家を建てる計画を話す。丸太小屋を設計するという。純も蛍も大喜びだ。雪子の手紙では令子の病状が良くないという。結局令子が転院を拒んでいるらしい。転院のことを五郎から言うように頼んできた。

    笠松みどりが遊びに来る。料理を作って酒を飲んで帰っていった。何日かして正吉が学校をやめたと知らされる。純が正吉の家へ行ってみるとすでに廃屋になっていた。

    畑では大根が芽を出していた。五郎と常務らは丸太の組み方と基礎の石について検討する。模型を作りさらに検討する。純と蛍は興味深そうに見ている。模型は素晴らしい仕上がりだった。屋根を取ると各部屋が見れる。