原題は”He's Just Not That into You“となっている。よくある女性側の思い込みを題材にした恋愛の指南書風に作られている。4組くらいのカップルの話が進行するのであんまり良くは理解できなかったが、ヒロインのジジは失敗にもめげず、指南役の男性とめでたく結ばれるという意外な結末となった。ここは都合が良すぎるという異論があるかもしれない。また頑なに結婚を拒んでいる男性に長年従っていた女性はついに別居するが、覚悟を決めて別居を解消した途端プロポーズされるというのもある。
米国の夫婦関係はドラマで垣間見る限り、そうとう厳しいものだという印象を持っていたが、このドラマに関しては甘口のものが多いと思った。色々なドラマを見ていると、狂信的、独善的、妥協を許さないという妻がいるのだ。そういう状況の男性はじっと辛抱して悲しそうな顔をして生きている。まあ全般的にいえばアジアの女性の方が温和なのだろう。結婚に関するジョークが欧米の方が多いと言うことは結局そういうことなのかもしれない。
