A5 SiC MOS-FETアンプ (5)

  A5 SiC MOS-FETアンプ (±15V)とA6 SiC MOS-FETアンプ(±40V)の音をじっくりと 比べてみた。ソース機器はパイオニア Nー50A、スピーカーはFE103SOLバスレフである。

A5

 音質傾向はA6と同じだがおとなしく感じる。これだけ聴くと宝石箱のような音が楽しめるだろう。

A6

 流石にこれは音のキレといい爽やかさといい一聴で差をつける。アコースティックな音の権化と言えるだろう。ポールサイモンの“Paul Simon”では音の深みと余韻がこれまで聴いた事がないレベルだった。スティーリー・ダンの“Aja”でもギターソロの響きが美しい。このアンプは革命的な音の進化を成し遂げた。C4703の威力はこれほどのものなのか。

A7

 K1056、J160のアンプで金田式には差をつけていたが、A6と比べると低域に力が無いようだ。ドライバー段にC5086を使用している。