SiC MOS-FETプリメインアンプ (2)

SiC MOS のアンプは音がクッキリハッキリ出る割にはシンバルなどがハイ落ちに聴こえる。原因はドライバー段にあるような気がしているのである。

Sic MOSロームのものでも外国のものでもほとんど同じである。温度係数が正なので10kΩのサーミスタが貼り付けてある。今回はサーミスタに端子に2ピン割り当てた。

電圧増幅段を調整しているところ。330Ωに終段のバイアス電圧を発生させている。

この後終段を接続して挙動を見たところ上手くいかなかった。バイアスを上げていっても終段のドレイン電流が増加しなかった。おそらく発振である。

信号が通過するかどうかを見たが、高歪み、低出力のパターンだった。信号経路は正しく作られていると思う。

次にやる事は高周波トランジスタのC4703を取り外してチェックし、C1775Aあたりを試してみる事だ。三歩後退して一歩進む感じである。