NHKドラマ あまちゃん (2)

 あれから見続けて148回くらいまできた。一朝一夕には成し遂げられない事はこの世には多々あるが、これもその一つである。北三陸から東京へ、東京から北三陸へと舞台が変転するが、理由づけがそれなりにある。よくできている脚本だ。登場人物は生き生きとして快活だが、どんよりした人も2名ほどいる。地方賛美的な傾向が強いけれど、この地方の風俗が良く描かれており、北緯40度線探検隊のアンサーとして見るのも面白い。寿司屋のマスターが東京からバイクで北緯40度線までやって来たのである。

 テーマは北限の海女の生活、アイドル裏話、ローカル鉄道といったものだが、演出もとても良くドラマとしては類を見ないほどの完成度だと思う。見終わったら大河の全話を見るか、映画に戻るか考え中である。