岩波文庫  アインシュタイン著 相対性理論 (3)

  ほぼ毎日読んでは頭にすっと入るかどうかを基準に進んでいる。やっと静止系に対し速度vで運動している慣性系での剛体の長さlがどの様に短縮するか、その式を計測に使われる時計の定義と光速度不変の物理学的事実から導くところまでがわかってきた。ニュートン力学には一切触れずに、運動学kineticsを使い、多変数の式を立ててから偏微分して導出されるのである。いわゆるローレンツ短縮と言われるこの式が単純な前提から出てくるというのは少々驚きである。ここが相対性理論の根本のところであり、この式から次々と新しい式が生み出されてゆくのである。

  

クロスシャント入力アンプ part2(3)

組み上がったのでアイドリングとオフセットを調整した。電源オン時の動画を紹介する。

https://youtu.be/3--Ae-f_0ns

 完成写真

 実はこの後発振が疑われたので初段をK117に変更している。

 いよいよ試聴前のチェック

https://youtu.be/9NFqd47CIL0

 この後、試聴を行った。予想に違わずとてもいい音だった。

クロスシャント入力アンプ part2(2)

 定電流ダイオードも選別して3桁のレベルで上下で合うように作った。シミュレーターで見ると左右で合わせるよりも良いことがわかる。

 バイアス電圧を発生させたところ。この後ドライバー段を組み込む。

 全て組み込んで特性を調べた。

 今回は初段にK170BLを採用している。選別が効いて二次歪みも抑えられパワーアンプとして理想的な特性となっている。

 

クロスシャント入力アンプ part2(1)

 音はNEW HCAの方が良かったけれど、クロスシャント入力アンプの方に可能性を感じた。スピーカーの近くに頭を突っ込んで動いてみる。音像に揺らぎがないのがわかる。位相特性が良いに違いない。

 この三者の中でも素直な特性である。引き続きクロスシャント入力アンプを作ってゆく。

 今回は基板を最初から作ってゆく。    きれいに作るためにより細い綿棒を用意した。

 まあまあの仕上り

映画 セックスと嘘とビデオテープ (1989)

 いわゆるセレブ社会のメロドラマかと思って見ていたら、人間の真実や深層に迫るような部分がある作品だった。

  美人姉妹の姉アンは弁護士のジョンとセレブな生活を送っているが、セックスレスであり精神科医のカウンセラーを受けている。8年ぶりに故郷に戻ってきたジョンの友人グレアムが数日家に泊まることになる。アンはグレアムの世捨て人ぶりに少々驚くが、金髪の美青年で女が放って置かないような男である。何かの事情でインポテンツになっていると告白する。グレアムは数日滞在したのちアパートを見つけて引っ越した。

 何も隠し立てしないグレアムは訪ねてきたアンに8mmビデオの束を見られ、質問攻めに合う。これは個人的な研究で性に関するインタビューであるという。性癖なのか純粋な研究なのかアンにはわからなかったのでひとまず距離をおくことにした。妹のシンシアはジョンと不倫の関係にあるが、グレアムに興味津々でアパートに乗り込んでゆく。グレアムに勧められ、そこで告白ビデオを撮ることになる。

 アンが掃除をしているとベッドの下でシンシアのピアスを見つける。事実を悟ったアンは、ジョンを責め立てるが、ジョンは否定した上で弁護士らしく立証できる証拠はあるのかと反論する。ここはもう告白ビデオが撮ってあるので、シュールな笑いが込み上げてくるところである。

 この後は修羅場になり、少々意外な結末になったが詳細は省略する。

 

2022年版クロスシャント入力アンプ(5)

 ある意味単純な回路なので、調整はしやすい印象を受けた。 

 完成写真

 試聴中

 これまでのアンプの傾向とは異なるようだ。物凄い切れ味、透明感とは違っている。音の芯のようなものがやや後退して、ある一定の傾向の雰囲気のようなものをまとっているという感じがする。部品を精密に選別して2次歪みをなくすことができればまた違ってくるかもしれない。

 

2022年版クロスシャント入力アンプ(4)

定数を変更して測定した。

 3次以上の歪みが激減しているのがわかる。二次歪みが多いがこれは倍音のようなものなので音がそれほど濁るわけではない。この定数で完成させ、週末には音を聴いてみよう。