岩波文庫  アインシュタイン著 相対性理論 (3)

  ほぼ毎日読んでは頭にすっと入るかどうかを基準に進んでいる。やっと静止系に対し速度vで運動している慣性系での剛体の長さlがどの様に短縮するか、その式を計測に使われる時計の定義と光速度不変の物理学的事実から導くところまでがわかってきた。ニュートン力学には一切触れずに、運動学kineticsを使い、多変数の式を立ててから偏微分して導出されるのである。いわゆるローレンツ短縮と言われるこの式が単純な前提から出てくるというのは少々驚きである。ここが相対性理論の根本のところであり、この式から次々と新しい式が生み出されてゆくのである。