2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 アメリカ アメリカ (1963)

オスマン帝国統治下のアナトリア中部の村が舞台である。エルジェス山が見える場所であることからカイセリ周辺と思われるが実際の撮影はギリシャの村で行われた。そこに元々住んで居たギリシャ人とアルメニア人はトルコ人に行政と警察権を奪われ農業や商売で…

映画 インディー・ジョーンズ 最後の聖戦 (1989)

今回はインディー・ジョーンズの父が登場しイエスキリストの聖杯を親子二人で見つけるという話である。 父親が長年書きつけていた手帳に場所のヒントが隠されているという。インディー・ジョーンズはベネチアに乗り込み囚われの身の父親を助け聖杯の隠し場所…

東洋文庫 三宝絵 (984)

源為憲(不明〜1011)の著した三巻よりなる仏教説話集である。当時付属していた絵は現存していない。 上巻は見たところインドの古い説話集となっている。話が大袈裟なところがあるし見るべきところは少ない。 中巻には国内の話題が収められている。特に上宮…

映画 インディー・ジョーンズ 魔宮の伝説 (1984)

スピルバーグ監督が手腕を振るったアドヴェンチャー映画である。あまりお茶の間向けではない内容にも関わらずテレビでもよく放映された。 上海のナイトクラブでの殺し合いの後、インディー・ジョーンズと同行者二人は飛行機で脱出、インドで墜落する。どうな…

NHK BS 刑事コロンボ 忘れられたスター 2019年3月16日放送分

中年でバリバリ仕事をする男だが風采は上がらず、現場に現れるとマイペースで容疑者を追い詰め最後は地獄に突き落とすという警部補。そういうコロンボを疑いもせず好意を持って受け入れていた若い頃。この話の初放映は1975年9月14日である。今はどうかという…

金田式の回路で弩級アンプを作る(1)

弩級アンプシリーズの3番目は金田式である。最新の金田式は低インピーダンス反転入力だし終段にコンプリ素子は使われる事はない。今回のはやや古典的な回路だがパーツは金田式を奢ってある。アキュフェーズEー270の限定バージョンとしてK’s tuneが出たとした…

GaN FET パワーアンプ4(2)

自動バイアスステップアップ回路の動作をシミュレーターで確認する。 実回路でも3.5V→4.2Vというように動作しているが電源ON時の過渡電圧に5Vとか出ているようなのでまだ恐ろしくて予熱しながら使うしかない。

GaN FET パワーアンプ4(1)

保護回路付きの第二弾。まず保護回路の電流制限のリミットを低く設定したものを作る。検出抵抗を0.22Ωにしている。 本体には自動バイアスステップアップ回路を考案して搭載した。終段の石にTPH3208PSを使ってみる。 動作したので音を聴いている。

東洋文庫 明夷待訪録 (1663)

著者である黄宗羲は明が滅びた時の遺臣であり大学者である。清朝政府が政治を行う様になると郷里に帰り日夜読書に努め書物を執筆し教育を行なった。明夷待訪録はたとえ暗君が君臨する世の中でもいずれは明君が現れ自分に教えを請いにくる事を期して記した政…

GaN FET パワーアンプ3(7)

次の日の朝いきなり保護回路が作動した。既に10回くらい正常に起動していたので朝の低温が原因にほぼ間違いない。 石の生死を確認すると上側がショートモードで飛んでいた。今までなら上下同時に昇天していたので金田式の御利益とも言える。ソース電流を観察…

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(4)

電流帰還アンプを負性インピーダンスアンプに改造する。 最初からそのつもりでスペースが取ってある。 測定結果 1kHzサイン波を入力した時の負荷に現れる電圧 普通だとー3Ωは下げすぎだがメインシステムのスピーカーは16Ωなのでおそらく丁度良いだろう。効果…

GaN FET パワーアンプ3(6)

雌伏3ヶ月、金田式過電流保護回路が出来上がったのでCA3に組み込んで動作テストを始めた。ヘッドホンで聴くGaN MOSの爽やかな音は久しぶりだ。 故障確率を1/2にする為、片chはSic MOSで運用する。長期安定が得られたら両chにGaN MOSを投入する。

東洋文庫 東韃地方紀行 (1811)

本書は1808〜1809年に間宮林蔵が現地人とともに樺太、黒龍江流域を調査・探検した時の口述記録である。 冒頭の部分と途中を抜粋して紹介する。 文化五辰年の秋、再び間宮林蔵一人をして、北蝦夷の奥地に至る事を命ぜられければ、其の年の七月十三日、本蝦夷…

金田式保護回路(2)

CAー3に搭載できる大きさでもう一つ作りテストした。SicーMOSアンプに実装してある。 写真はアイドリングを20mAくらいにしてシャットダウンさせたところ。LEDが点灯している。過電流でシャットダウンするかどうかはまだわからない。

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(3)

既にメインシステムに組み込んで20cmバックロードで楽しんでいる。音の方もだんだん分かって来た。バイポーラ2パラならば低音もしっかり鳴らせるし高域も悪くはない。フワッとしてキラキラする感じだがクラシックもポピュラーもいける。バイポーラの終段は強…

金田式保護回路(1)

過電流検出、DC検出、制御回路を一体化した基板を作る。 NAND回路が見える様にした。 シミュレーターで書いてみる。 うまくシャットダウンする様だ。 ピン端子をショートするとプローブの電圧が入れ替わる。これはメモリーされているが電源を落とすと電解コ…

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(2)

この辺まで来ている。音はある程度分かったが挙動をしばらく見ておかないと何が起こるかわからない。 今のところは大丈夫である。

夢のオーディオシステム(44)

春の6C33CーB祭りなので専らクラシックをかけている。 今日はモーツァルトの弦楽四重奏曲「不協和音」を聴いていて思ったことを書く。この曲の序奏が現代音楽みたいなのでこの様な標題になっている。メインのパートは明るい感じの古典派の音楽である。現代音…

東洋文庫 庭訓往来 (14世紀)

これは古くから手習いの教科書として重用された庭訓往来の注釈本である。庭訓往来の成立は14世紀後半とされる。往来とは初級向けの教科書のことで11世紀から普及し始め近世からは爆発的に普及し寺子屋でも教えられたという。内容の一部を仮名交じり文で紹介…

読書をする人だけがたどり着ける場所 (2019)

テレビでおなじみの齋藤孝先生の好著である。流石に非の打ち所のない論調で読書することの効用を説いている。氏は大学一年生にも一般人にも小学生にも関わって有益な言葉を述べている。特に大学生にはリベラルアーツの重要性を説いている。専門バカにはなる…

アキュフェーズの回路で弩級アンプを作る(1)

アキュフェーズの回路と言ってもごく普通の電流帰還回路である。細部の処理はアキュフェーズのアンプを真似てある。 例によってテストベンチで動作を確認してから大型筐体に組み込む。

NHK BS 刑事コロンボ 祝砲の挽歌 2019年2月23日放送分

陸軍幼年学校の校長ラムフォード大佐が経営難から学校を閉校しようとする理事長を記念式典で爆殺するという物騒なお話である。最初は整備ミスによる事故であると見做されていたがコロンボ警部が登場し現場検証するとこれは殺人事件である事が確定する。その…

遠い山なみの光 (2001)

カズオ イシグロ氏の長編処女作、A Pale View of Hills (1981)の日本語訳を読了した。 エディンバラの田舎に住む悦子は戦後英国人の学者と結婚した移民一世である。子育てに失敗しつつあり、悲痛な思いを抱いていると思われるが淡々と過去を回想する。悦子は…