MOS-FET パワーアンプ (5)

 しばらく聴いていたがトランス式±40V電源があるのでこれに替えてみた。

 こちらの方が滑らかな感じがする。やはりスイッチング電源は弊害が少しある。この組み合わせで特性を調べた。  いつも聴いているのは16Ωフルレンジなので16Ωで測定した。

 何故か出力が小さかったが音はこれで十分満足のゆくものであることを確認した。オーディオ機器というものはひとえに、それで満足か不満かどうかである。例えばプリアンプが良くなければ、他が良くてもずっと音に不満を抱えることになる。市販アンプで良いプリアンプを見つける事は難しい。

 真空管OTLアンプとの差は両方聴いてみるまではわからない。音が少し濁っているとか、情報量がやや劣るという事はそれだけ聴いていてもわからないからである。