映画 エターナル・サンシャイン (2004)

 これは洋画で時々ある変わったテイストの独創的な映画である。出くわすと得した気分になる。邦画ではそういうのはほとんど無い。記憶を部分的に消去する新手のビジネスと、恋愛で起こる古典的な揉め事を組み合わせたストーリになっている。

 気まぐれでやや軽薄な美女クレメンタインと孤独で消極的なタイプのジョエルが付き合い始めてデートを重ね思い出を作ってゆくが、ケンカ別れする。クレメンタインは鬱陶しい思い出から逃れるために記憶消去の施術を受け、また普通に働いて恋人もできる。そこへ何も知らないジョエルが仲直りしようとプレゼントを持って現れるが、単なるお客としてあしらわれ愕然とする。この後展開するストーリーがなかなか興味深いもので、不倫やら、三角関係やら出てくるのである。施術中に記憶の中を二人が彷徨い、周りがだんだん消されてゆくという幻想的なエピソードもある。世間一般の評価も高い。アカデミー脚本賞受賞作品である。

2022年版NEW HCAアンプ (3)

  2段目を耐圧120VのA970に変えて±40Vの電源に繋いでみると電源がまたたいている(保護回路作動中)。アイドリングを調整しながら再度試してみるとA970が破裂した。

 A970を新しいものに載せ替えて±15Vに繋いでみるとこれも破裂した。

 半導体を全部チェックする必要がありそうだ。

 案の定、初段のトランジスタも全部壊れていたので、作り直すためA970とC2240の選別を開始した。幸いなことに使い切ってもまた通販で買えるので安心だ。

2022年版NEW HCAアンプ (2)

 これを今から改造する。

 40分くらい経過

 ここまで来た。主要な部分をそのまま利用するのでその分作業が捗っている。

 DCメカを経てDCアンプまでたどり着いた。帰還には5pのCを入れているが安定に動作している。まずシンプルなドライバー段無しの回路で特性を調べた。

 アンプとしてわりとまともな特性になっている。

2022年版NEW HCAアンプ (1)

これが2016年に作った古いバージョン。これに高周波TRのドライバー段を追加する。

 特性はあまり良くなかった。

 今回作ろうとしている回路

 ノンスイッチングアンプである。なかなか精巧にできているのではないだろうか。

映画 ブーリン家の姉妹 (2008)

 これは長い長いヘンリー8世の物語のほんの一部であるが随分と波瀾万丈な悲劇となっている。

 男子を授からない王妃がことの発端である。ヘンリーは新たな愛人を求めて貴族の領地で狩猟を行い、気に入ったメアリーを王妃の侍女にして女児をもうける。がこの子は認知されず庶子となった。次にメアリーの姉アンに粉をかけるのだが、アンの態度はなかなか強かで、結局ヘンリーは王妃と離婚することで教皇から破門される。だがアンも男子を産むことができずに政争に巻き込まれ魔女として処刑されたのである。

 と、このようにあまり面白くもないようなストーリー(かなりフィクションが入っている)ではあるが、この映画は光と影の魔術ともいうべき作品で、各シーンが西洋絵画に見えるように作られているのである。

 史実に戻るとヘンリーはトマス・モアも処刑したしクロムウェルも処刑した。フランスとは何度も戦争し財政も破綻させた。だが文化人でもあったヘンリーは文章や曲を残している。ルネサンス風の曲である"Pastime with Good Company" が有名でCDもあるし、演奏会でも取り上げられている。ハーマンズ・ハーミッツの『ヘンリー8世くん』は駄曲だが1965年のビルボード一位に輝いている。

  

超広帯域電圧増幅段SiC MOS-FETアンプ パート3 (2)

 初段にMOS-FETの2N7000を用いている。

 特性図

 完成写真

 この音には魅了される。一言で言うと鮮度と上品さを兼ね備えた音がする。挙動も問題ないようだ。

超広帯域電圧増幅段SiC MOS-FETアンプ パート3 (1)

この前につくったノーマルなSiC MOSアンプをまたまた改造して超広帯域電圧増幅段のアンプにする。

このような回路だった。

今回試みるのはまず低電圧でC3355を使ってみるというコンセプトである。新たにA8というシャーシを 用意した。

このような特性になった。

 音は聴かずに±40V対応に進化させる。