ドラマ ブロークン・トレイル 遥かなる旅路 前編(2006)

    オレゴンからワイオミングまで500頭の馬とともに主人公らがトレッキングを敢行する。年老いたカーボーイのリッターと甥のトムはトムの母親が残した遺産を元手に馬を買い付けて運ぶ商売を始めることになる。馬は昼間は走り夜は草を食んで休む。駅に着くと食料と紙と酒を買い入れる。トムは酒場でちょっとしたトラブルからバイオリン弾きを雇い入れて連れて行く事にする。
 
    途中売春婦の仲買人と同行することになる。売春婦はサンフランシスコの娼館で調達した中国人の娘達である。仲買人はリッターらを薬で眠らせて馬を盗って逃げる。トムが追いかけて馬を取り戻した。仲買人は殺して木に吊るす。

    以後は娘たちとの道行きとなる。途中出くわしたお尋ね者も殺す。リッターは正義の味方か。トムは娘たちを保護してもらいに街に連れて行く。だがこの街には町長も保安官もいないという。仕切っているのは酒場の女主人であるという。彼女は賭博場と売春宿も手掛けている。実は娘たちを買い付けたのはこの女主人である。トム達に宿屋でまたトラブルが起こりこの町を早々に立ち去る。

     治安も悪いし馬を失うリスクもある旅だが、それが無い気軽な旅だったらどんなに楽しいだろうなと思えてくるような作品になっている。