昔観た映画だが、又見るのはしんどいので要約だけ紹介する。これからもう一度起こる事である。
タリバンの支配下に入った町では女子の就業は禁止されており、夫を亡くし経済的に困窮した女性たちがデモをする。乳飲み子を抱えた女性もいる。たちまちタリバンの車が現れ威嚇射撃と放水をして鎮圧し数名を連行した。タリバンが聞く耳を持つはずがない。撮るな罰当たりとタリバンの一人が撮影陣に向かって来る。
破壊された病院では女医が患者を診ている。点滴も酸素ボンベも底をついている。そこへタリバンが現れ女医が隠れる。見つかったらまずいらしい。タリバン支配下でも少年は元気だ。お香の押し売りでしつこくつきまとったり外国人に金をせびったりする。いざとなったらタリバンに入って食べて行けるからだろう。
その一方夫と息子を亡くした家庭の状況は悲惨である。困窮した母親と祖母は12才の娘を働かせるために髪を切り男に変装させる。娘はタリバンに見つかると殺されると知っているので嫌がるのだが逆らえない。夫の昔の知り合いのミルク店に就職を頼みに行く。翌日から娘は店で働くが常にタリバンの影に怯えている。
ある日タリバンが少年たちを集めに来る。娘も連れて行かれることになる。少年たちはタリバン学校に入れられ訓練を受ける。お香売りの少年は娘が女だと知っているが告げ口はせず庇ってくれた。ご近所の葬式の場面で出てくる女たちの歌の歌詞がふるっている。タリバン憎しである事を隠さない。次の日娘は少年達に囲まれ女だろうと責められる。お香売りが助けに入るが教師に見つかり井戸に吊るされ泣き叫ぶうちに初潮を迎えてしまった。
いままで同情的だった老師もこの子は女だと宣言し、娘は捕らえられ裁判にかけられる。裁判では外国人女性、外国人ジャーナリスト、娘が裁かれる。女性は石打ちの刑、ジャーナリストは銃殺されるが娘は許されて老商人の妻として引き取られてゆく。
夫人たちが娘の世話をしながら身の上を語る。初夜を迎える装いをしているようだ。夜になり老商人が娘を探して回る。娘はマンホールに隠れていたがとうとう見つかる。老商人は贈り物で泣く娘を釣ろうとする。ようやくなだめ二人は二階の寝室へ上がっていった。