映画 ラ・ジュテ (1962)

第三次世界大戦後のパリでフランス人科学者達が時間旅行の方法を開発し、ある男が未来へ送り込まれる。未来人達は男に冷淡だったが、脅し文句が効いてしぶしぶ医薬品と燃料を分け与えてくれる。その脅し文句とは俺たちが絶滅すればあなた達も消えるという陳腐なものだった。

言い忘れたがこの映画は白黒のスチール写真とナレーションで構成された短編映画なのである。男は実験の初期に過去に旅行をしていて、オルリー空港で子供の時に見た美しい女性と再会する。男はまるで幽霊のように過去に現れては女性と逢瀬を重ねていた。さて今度は未来人の永住の勧めを固辞して男は過去へと向かう。女性のことが忘れられないのである。オルセー空港に現れた男は女性の姿を見つけるが、現れた刺客によって暗殺される。それは子供の時に見た不思議な光景と同じ物だった。

まあこれを実写フィルムで作ったらやっぱりB級SF映画になると思う。