パワーアンプ III 第二基板(3)

やっと実験にたどり着いた。今回はこの様な回路で終段に400mA流している。

するとこのような特性になった。

○印のところを見ると、終段が発生する歪みはやはりわずかだという事がわかる。 盛大に出ている三次歪みは初段差動アンプを目一杯使って終段をドライブさせているため と思われる。差動アンプは超高利得でNFBをかけるというオペアンプ的動作をさせること によって真価を発揮するのである。

二次歪みについてはまた別のアンプで論じたいが、おそらくシングルアンプである事が 原因と思われる。

終段素子の直線性を引き出すという当初の目的は達成されているのではないだろうか。