映画 新・高校生ブルース(1970)

性をテーマにした往年の青春映画である。主演は関根恵子、男性陣は三人いてそのうちの一人が水谷豊である。東京の高校生たちの生態が描かれている。

三人は学園祭までに童貞を卒業する誓いを立てるのだが、街に性風俗が氾濫している割には一般の高校生にとっては八方塞がりな状況である。

話は変わるが非常に気になったのが彼女からのプレゼントとして出てきたLP盤で、タイトルは“The Best of Wilder”でレーベルはキャピトルのようである。劇中にステレオでちょっとかけられたのでいいなと思ってネットで探してみたが影も形もない。どう言うことなんだろう。

さてストーリーはどうと言うこともないものだが、結局童貞を卒業したのは二人で、主人公級のカップルは相思相愛となったが高校を卒業するまでは行為は封印するという事になった。当時としてはやはり不純異性交遊という事になってしまい映画としてはまずいからだろう。

似たジャンルのフランス映画と比べるとコメディーぽいし、日本の農村のほうが都会より乱れていた状況もあるようである。最近のフジテレビの変な題名のドラマからそんな事も伺われた。