映画 ベン・ハー (1959)

ランダムに映画を10本観ると良いのは2本くらいで残りはカスのようなものという説があるが、そう思うとちょい気が楽である。若い頃なら良いが、優れた映画ばかり集めて観て行くのも疲れるのである。この映画はその2本に入るものだろうし、ハリウッド映画の最高傑作かもしれない。イージーな考えだが、オスカーを11本取った映画の中でこれが一番まともな気がするのである。ちなみに他のはと言うと、『タイタニック』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』となっている。

 主人公は裕福なユダヤ人であるユダ・ベン・ハーで、ローマ人となって出世した幼馴染のメッサラと仲違いし、最後に両者の運命の対決がある。ローマ帝国イエス・キリストガレー船、属州支配、悪疫の流行などが題材として出てきて、3時間32分の間全然飽きさせない。